第1章 試合場
第2章 競技用具
第3章 審判
第4章 提訴
第5章 試合
第6章 反則
第7章 勝敗
・「パンクラスゲート」ルール
パンクラスアテナオフィシャルルール
〜アテナとは〜
古代ギリシャにおいて首都アテネの守護神としてパルテノン神殿に住んでいたといわれる女神。
アテナ女神は知恵・学芸・芸術・戦争の女神としてまつられていた。
パンクラス アテナ総則
パンクラス アテナは、競技者がパンチ、キック、投げ、関節技、絞め技を有効に使い、技術、体力、精神力、知力、美、運を競い合うプロスポーツである。よって、競技者はルールを厳守し、試合はスポーツウーマン精神に則って行わなければならない。
第2章 競技用具
第2条 競技者は、服装と競技用具に関し、原則として次の事項を守らなければならない。
- 競技者は、パンクラスが認可するコスチューム、マウスピース、オープンフィンガーグローブを必ず着用しなければならない。また、長髪の場合は輪ゴムで束ねること。
- 競技者の競技用具は、試合に支障を来たす硬い物を使用してはならない。また、滑る物、試合に支障を来たすと思われる過度のたるみのあるものなどは着用してはならない。
- 競技用具のニーパッドは、表面を伸縮性のある布地とし、中身の素材はネオプレーンまたは圧縮スポンジで、縦20cm以内、横25cm以内、厚さ1,5cm以内のものを用いる。
- 競技用具のレガースは表面を革とし、中身の素材はネオプレーンまたは圧縮スポンジで、厚さ1,5cm以内とする。
- 競技用具のシューズはパンクラスが認可するレスリングシューズのみ着用を認める。
- 競技者はバンテージを使用する場合、パンクラスが認定する物を使用しなければならない。
- 競技用具及び全ての部位へのテーピング,バンテージ,サポータ類は全試合開始60分前までに、公認レフェリーのチェックが必要となる。尚、顔面への最小限度のワセリンに関しては、リング上でレフェリー・サブレェフリーのチェックが入る。
- 指定競技用具(マウスピース,ファウルカップ,コスチューム,オープンフィンガーグローブ,ニーパッド,レガース,シューズ)以外の着用、または規格外の協議用具の使用は、パンクラスの許可と競技者双方の承諾が必要となる。
- 競技者は体にワセリン、油脂類、整髪料、滑り止め等一切の薬品、塗布物等を使用してはならない。ただし顔面のみ最小限度のワセリンの使用を認める。
第3条 レフェリーは、競技者の服装に関して次のように処置する。
- 競技者の競技用具や服装が常態でなくなった場合、レフェリーがなるべく手早く処理する為に一時試合を中断する場合がある。
- 競技用具が故意,偶然に関わらず試合に支障を来たすような破損をした場合レフェリーは試合を止め、速やかに最善の処置をとる。ただし、タイツ破損の場合はノーコンテストとする。
第3章 審判
第4条 レフェリーは試合中、次の命令後、及び指示を用いる。
- ファイト‐試合の開始、または続行を告げる場合。
- ストップ‐試合の終了、または一時中断を告げる場合。
- アクション‐試合の攻防の積極性を促す場合。
- ブレイク‐次の1〜4の場合で試合の攻防を解きスタートポジションに戻す場合。
- アクションを2回コールしたにも関わらず膠着した場合。
- 競技用具が試合に支障を来たす状態の場合。
- メインレフェリーが、故意,偶然にかかわらずこれから反則が行われる危険性があると判断した場合。
- 競技者がリング外に落ちた、または落ちるとメインレフェリーが判断した場合。
- ストップ・ドント・ムーブ‐次の1〜2の場合で試合を一時中断し、両競技者をリング内へ戻し、同じ体勢から試合再開させる場合。
- 試合中,両方の競技者がリング外へ落ちそうになった場合やロープ、コーナーポスト試合進行の妨げになるとレフェリーが判断した場合。ただし、技がかかっている場合またはかかりかけているとメインレフェリーが判断した場合コールせず続行させる。その後、技が解けた場合はストップ・ドント・ムーブとコールしリング内へもどす。リング外に落ちた場合ブレイクとコールしスタートポジションから試合再開となる。
- 競技用具が試合に支障を来たす状態の場合。
第5条 レフェリーは反則に対して次のように処置する。
- メインレフェリーは、競技者が無意識で犯した反則行為に対し、その内容により(1)口頭による注意(2)注意(3)警告(4)反則負けの処置をとる。その場合、違反競技者とその処置を適切な合図や身振りで明瞭に示さなければならない。
- メインレフェリーは所持している2種類のカードにより反則の裁定を明示する。
- カードの色は反則への処置を示し、黄色は注意、赤は警告となる。
- 各ラウンド中、イエローカードを提示された競技者は1点減点、レッドカードを提示された競技者は2点減点される。
- 反則によってはカードを提示せず、失格になる場合もある。
- 反則を犯した競技者の形勢が優勢または互角であったとメインレフェリーが判断した場合、ストップをコールし反則への処置をとり、スタートポジションから試合再開となる。反則を犯した競技者の形勢が劣勢であったとメインレフェリーが判断した場合、ストップドントムーブをコールし反則への処置をとりそのままの体勢から試合を再開するかメインレフェリーの判断により再開時のポジションを決めることができる。重度の反則の場合は反則負けとなる場合もある。
- 反則の裁定は全てレフェリーの判断によるものとする。
第4章 提訴
第6条 競技者及びセコンドは、試合判定等に対する異議及びその他の諸問題についてパンクラスに提訴することができる。提訴は全て文書を持って行い、口頭によるものは無効とする。その提訴に対してパンクラスは、文書によって裁定の結果を通告する。試合における裁定等に対する異議の申し立ては、当該レフェリーやジャッジ及び試合役員ではなく、パンクラス宛としなければならない。
第5章 試合
第7条 公式戦の試合時間は、3分3Rと3分5Rの2種類とし、インターバルは1分とする。ただし、特別試合は上記規定に準じない。
第8条 試合体重は契約体重とし、パンクラスの指定する日に計量を行う。
第9条 競技者は試合出場にあたり、自己の責任において妊娠検査を済ませ、妊娠していない事を確認する。
第10条 試合はリング内においてのみ行われる。
第11条 試合を管理するレフェリーは、絶対的な権限を持ち、競技者及びセコンドはいかなる場合においてもレフェリーに抗議することは許されない。
第12条 攻防ポジション
- スタートポジション‐試合開始時やレフェリーがブレイクをコールした後などのポジション。両方の競技者は約1.5m以上離れてスタンディングによるファイティングポーズをとり、メインレフェリーの声と合図で試合を再開させる。
- スタンドポジション‐投げ技、組み技、打撃技などルール上許される全ての攻撃が行えるポジション。
- グラウンドポジション‐一方の競技者の足の裏以外がマットについた状態をグラウンドポジションとする。
- 各コーナー2名以内とし、試合中自軍のコーナーポストから左右エプロンサイドの150cm以内に膝をつき、その外へ出てはならない。
- 試合中競技者に言葉による助言を与えることができる。ただし、競技者に直接接触する、マットを叩く、ロープを掴むなどの動作による指示を競技者に出してはならない。
- インターバル中、競技者に水のみを与えることができる。ラウンド間にワセリンの塗りなおしをする場合レフェリーまたはサブレフェリーの確認が必要となる。禁止されている行為を行った場合競技者が失格となる場合がある。また、リングを過度に濡らすなど試合進行を妨げてはならない。
- セコンドによる各コーナーの反則は1回目は注意、2回目で退場となる。
- 試合中リングやリングエプロンサイド等、試合場にいかなる物も置いてはならない。
第6章 反則
第14条 下記の行為は反則とする。
- 肘による打撃攻撃
- 頭突きによる打撃攻撃
- 後頭部、脊椎部への打撃攻撃。
- ローブロー。
- どちらか一方の競技者がグラウンドポジションになった時の膝による顔面への打撃攻撃。
※ 3分3Rの試合に関しては顔面への一切の打撃攻撃を禁止する。 - グラウンドポジションの相手を踏みつける行為またはそれに類するとレフェリーが判断した行為(フットスタンプ)
- 3本以下の指を掴む攻撃。
- 競技用具を掴む行為。
- 競技用具を故意に使った投げ技、絞め技。
- 故意にリング外に出る行為。
- ロープ、コーナーポストを掴む、または利用する行為。
- レフェリーの指示に従わない行為。
- サミング、噛み付き、髪の毛を掴む、五指により頚部を鷲づかみにする、対戦相手への誹謗中傷的発言など道徳上許されない行為。
- ネガティブファイト(消極的試合)
- 目、口、鼻、耳、肛門等の粘膜部への直接的な攻撃及び利用する行為。
- 試合前にレフェリーによるチェックを受けていないテーピングや競技用具、ワセリンの使用。
- 試合開始前に反則行為が行われた場合、反則に対する処置により減点された状態で試合開始される場合や反則負けとなる場合がある。
- 試合終了後に反則が行われた場合内容により試合結果が変更される場合がある。
第7章 勝敗
第17条 ノックアウト(KO)
競技者が対戦相手の攻撃により戦闘不能、または意識を失っているとレフェリーが判断した場合。
第18条 ギブアップ
- 競技者が、声でギブアップの意思表示をレフェリーに示した場合。
- 競技者が、手で相手かマットを2回以上叩き、ギブアップの意思表示をした場合。
- メインレフェリーが試合続行不可能と判断した場合。
- ドクターが専門的見地から試合続行不可能と判断した場合。
- セコンドがタオルを投入した場合。
全てメインレフェリーの判断により裁断が下される。
第21条 判定
- 試合の決着が時間内につかなかった場合、3名の審判員によって各ラウンドの優劣を10点マイナス法で採点し、判定を下す。合計点により3名の内2名以上が優勢と判定を下した競技者の判定勝ちとする。またアクシデントにより試合続行不可能となった場合は(1)3Rの場合は1R終了で試合成立(2)5Rの場合は2R終了で試合成立とし成立しているラウンドの採点で判定をつける。また途中で終了したラウンドに関しては90秒以上経過している場合判定をつける。
- 判定基準
- ダメージ・サブミッションのアドバンテージ
- 優位性
- アグレッシブ
以上の観点から相対的に判定をつける。
- 時間内に勝敗がつかず、3名の審判員の内2名以上が優勢と判定を下さなかった場合。
- 両方の競技者がほぼ同時にノックアウトされたとレフェリーが判断した場合。
