全日本キックボクシング『SUPER FIGHT 〜日本vs世界 5対5マッチ〜』
■ 日時:7月24日(日) 試合開始18:30〜
■ 会場:東京・後楽園ホール


第1試合〜日本 vs 韓国〜70kg契約 3分3ラウンド
伊藤崇文
(パンクラスism)
69.75キロ
ハイパー・キック・リー
(韓国)
69.7キロ
3分3R、判定/3-0







KOできそうでしたが?
伊藤崇文:思いました、途中で。鼻血が出て、そこで。ボディ打ってから、アッパーをずっとやろうと思ってたんですけど、途中で蹴りが多くなってきて、中に入った時に左のストレートが伸びなくて、最後にアッパーで上げようと思ったんですけど、それがちょっと入れなかったんですね。まあ、ところどころお客さんの声も、今回は前回と違って聞こえてきたんですけど、多分、相手に根性があるから沸いてたんじゃないですかね。あれが普通の試合だったら、全然面白くないんじゃないですかね。あれだったら、僕がちゃんとノックアウトしないと面白くないし。あの試合で、相手の血が無かったら、全然面白くなかったと思うし。相手の血と、がむしゃらなパンチでちょっと面白くなっただけで、僕が面白くしたんじゃないんで。

右の拳を冷やしていますが、痛めたのですか?
伊藤崇文:夏だから。嘘です(笑)。ちょっと拳を2Rの途中で痛めて。痛めたのは途中で分かったんですけど、もうこれしかないと思って、ずっと打っていたんですね。いいや、壊れてもって。勝たなきゃ意味ないんで。あそこで止まって欲しくなかったですけどね、鼻血のところで。

前回と違い、ヒザ蹴りなども出していましたね。
伊藤崇文:得意技だから。ハイパーキックなんで(笑)ちょっと当たってたんですけど、1発目が一番当たったんですよ。ハイパー・キック・リー選手は根性があったから倒れなかった。技術で言うと、この間よりも全然僕は出ていると思うんですけど、やっぱりまだ単調になりますね、技が。蹴りはこの前より出ていて、パンチも僕の得意な技があって、それも出ていたんですけど、それまでに持っていくためのネタふりが少なすぎて、当たらない。あとパンチ1個分横にずれていて、アゴにかすっているのがよくあったんですよ、左のストレートが。『お前、もう少しこっち向け』ぐらいに思っていたんですけど。なかなかコントロールがまだ悪いですね。冷静じゃないというのもあるんでしょうけど。でも、ハイパーキック(飛び膝蹴り)で倒したかったですね、最後のヒザ蹴りで。あれで倒したらカッコよくないですか?倒れろっちゅう話ですよ(笑)まあ、この前は全体的にあんまり記憶無いですけど、今回は楽しいことも、辛いことも、痛いことも、全部ね。キックボクシングの中で、僕が怪我をしたらどうなるかというのも分かって、相手がしぶとかったらああなるっていうのも分かって、今回はすごくいい経験をしましたね。でも、効いたとき(攻撃)は全然無かったですよ。まったく痛くもかゆくもなかったです。

満足度で言うと、どのくらいですか?
伊藤崇文:心の満足は全然まだですね。勝ったからいいっていうだけであって。だって、きれいな試合をしようとは思わないんですよ、基本的には。一発のパンチにどれだけ気持ちがこもっているかというのが、見えることがやりたいんですよね。でもそれもパフォーマンスです。今でも僕に必要なのはそれだし、意地でも2本足で最後まで立ってないといけないのはパンクラスも同じだし。満足度はちょっと分からないですけど、でも、また、やりたい。面白いし。なんか、ざまあみろって。こんなところでああだこうだやってる場合じゃないんで。

近藤選手や尾崎代表がいるのは分かりましたか?
伊藤崇文:分かりました。

試合前に話はされましたか?
伊藤崇文:近ちゃんは試合後に会って、社長は試合前とさっきに会いました。『お疲れさん』って。それはそうやでって感じなんで。見て分かれよって感じなんで(笑)。まあでも、近藤を見ると、ホッとするから。ismのみんなは頼っているんですよ。同期でいるのって、俺と近藤しかいないから。僕が道場長やれているのだって、近藤のお陰なところがあるから。近藤いなかったら、多分やっていないから。多分、この順番でいいというか。船木と鈴木の『木・木』で、伊藤と近藤の『藤・藤』で、多分、元からこうなる予定だったんですよね。おとなしい近藤とちょっとうるさめの僕とで。あいつがいたから俺がいたって、多分、スポーツで必要なものだと思うんですよね。馬場・猪木にしろ、王・長嶋、全日本キックだったら、立嶋・前田、漫才だったらオール阪神・巨人とか(笑)。対極が絶対あること。絶対そうだもんね。コントラストがはっきりしている方が。(不動心の)逆が“浮動心”、浮ついた男。いまいちか(笑)。ここまでが試合だったから、今日は(笑)

次の試合の予定は?
伊藤崇文:希望は大きいグローブのところです。野球(笑)。希望は全日本キックで。今、社長に言ったんですけど、『OK、OK』と聞いてなかったんで。多分、興奮していたんでしょうね。あと、今年は全日本キックで言うと、基礎の年にしたいんですよ。庭だとも思っているんで。でも、さっき言ったように、空気とかは全然分かってないんでね。まずはそういうことをしたい。体重もまだ69、70kg契約って、ミドルかウェルターか、スーパーウェルターか決まってないんで。どの体重が僕が動けていけるんだろうってきっちりと試したい。もう1回ぐらいやってもいいかなと。もちろんパンクラスも。ウエルター(級のベルト)を北岡が獲ってくれたらそれで。あとは、また僕が続いていくんで。近藤もPRIDEで仕返しをしてくれればいいし。ismはismでらしくあれば。あとはちゃんと新人もデビューさせたいですね。僕らとかみんなの手腕にかかっているんで。でも、面白かったです、今日もすごく。みんなが楽しいことも僕はやっていきます。

ismの連勝も続いていますね。
伊藤崇文:そう。だから、あいだで負けないことなんですよね。春の後はちょっと負けが込んでいたんで。夏祭りにしておかないと。ずっとパンクラス祭りにしないといけないんですけど。ちょっと続けないと。いいなと思って、ちょっとくすぶるところがあるんで、このままいっちゃえば。僕が一番負けたらあかんところだったんで。お前が負けてどうするねんってところなんで、ismもこれから先を目指してがんばります。



※『全日本キックボクシング連盟』HP:http://www.aj-kick.com