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ヒクソン・グレイシー vs 船木誠勝戦記者会見
2000.05.26 (fri) 東京ドームにて対戦
■ 船木誠勝選手
今回ヒクソン選手と技と技の攻防ができることがとても感激しています。2000年の5月に試合ができることを自分の夢のような現実だと思って力一杯胸を借りて全力を尽くして15年間の格闘技生活の集大成を出したいと思います。
■ ヒクソン・グレイシー選手
私は今大変自信に満ちております。私は私の柔術というものを信じていますし今回も必ず勝てると信じています。私は偉大な闘志というのは何戦勝ち抜いたというのではないと思っています。偉大な闘志というものは自分の能力をどれだけ引き出すことができるかそしてひとつひとつの体制をふまえながらよりその能力を伸ばしていくことができるかということを考えるのが真の偉大な闘志だと思っています。






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質疑応答
: ルールの事についてご説明頂けますか?
■ 吉村プロデューサー:現在まだ細かい所までルールは決まっておりません。調整中です。詳細が決定次第発表させていただきたいと思います。
: では、ヒクソン選手、船木選手に質問ですが、ルールを決めるにあたってお互いに譲れない部分は有りますか?
■ ヒクソン・グレイシー選手:私の方からは特に望む事はありません。とにかく万全を尽くして闘う。それだけです。
■ 船木誠勝選手:そうですね...え〜、やっぱり武器は禁止にして欲しいですね(笑)
■ 吉村プロデューサー:現在ルールに関しては両選手を含めまして"詰め"の段階に入っておりますので、この場はこれでご了承頂きたいと思います。
: 両選手にお伺い致しますが、今回の対戦が決定するにあたって、お互いどのような基準、動機で相手を選ばれたのでしょうか?
■ 船木誠勝選手:5年前から尊敬していました。そう言う選手と闘える事は、なかなか難しいと思いますのでヒクソン選手が自分を指名してくれたと言うのは本当に嬉しいです。
■ ヒクソン・グレイシー選手:まず、このような試合をお膳立てして下さったコロシアム2000のプロデューサーの皆さんに感謝をしたいと思います。私は船木選手を自分の対戦相手として非常に嬉しく歓迎致しますのは、やはり彼が尊敬に値する人間であるという事、それからこのコロシアム2000を一つのステップアップするイベントとして、彼はそれに相応しい相手だと考えたからです。
: ヒクソン選手にお聞きしますが、日本人選手の中には桜庭選手と小川直也選手が明確な対戦の要求をしていたわけなんですが、その中で船木選手を選んだ理由をお聞かせ頂けますでしょうか?
■ ヒクソン・グレイシー選手:今回に関しましては、私が相手を選ぶ立場にあったわけではありません。あくまでプロモーターの方から言われて、それを受け入れたと言う立場です。船木選手は先ほど申し上げましたように、対戦相手として大変尊敬に足る選手だったので(今回のオファーを)承諾しました。もちろん桜庭選手、小川選手からオファーがあるという事は存じております。条件が整えば対戦もあるかと思っております。
: 主催者の方にお聞きしたいのですが、レフェリーに関してはどうお考えでしょうか?
■ 吉村プロデューサー:今のところレフェリーに関しましては、ルールが決定次第これから考慮に入りますので、今の段階では全く決まっておりません。
: 船木選手にその事を踏まえてお聞き致しますが、この前のホイラーと桜庭の試合の後でのグレイシーの一連の言動を見ていますと、非常に往生際が悪いと申しますか...ホイラーはレフェリーに唾を吐きかけたりしているわけですよね。判定に不服を漏らして、そう言うことをやらせないためにもヒクソンの指名するレフェリーの元でやって完膚なきまでに叩きのめすという事も一つの方法ではないかと思うんですけども、レフェリーに付いてはいかがお考えでしょうか?
■ 船木誠勝選手:そうですね〜。新日本プロレスさんのミスター高橋レフェリーが良いんじゃないかなと思います(笑)。ま、冗談ですけど、レフェリーは任せます。レフェリーがどうのこうのじゃなくて自分たちが真剣に闘う事が前提なんで。という事ですね。
: ヒクソン選手に質問ですが、プロレスラーと闘う事のメリット、デメリットについてどのようにお考えでしょうか?
■ ヒクソン・グレイシー選手:これはあくまで私個人の意見として聞いて頂きたいと思います。戦いをする事のメリットというものは、闘いの栄光と言う物は自分に対するチャレンジの極みだと思っております。自分のベストを尽くす事、そして闘いの栄光を掴み取る事が、私にとってのメリットです。そしてデメリットについてですが、敢えて言うとすれば例えば自分が思いもよらないような事態にあってしまうとか、ただどんな間違いからも人間は学ぶ事が出来ます。という事は格闘家として間違いさえも自分のメリットに変えてしまえる訳ですから、基本的に私は格闘をする上でのデメリットは無いと考えております。その格闘家が、私に限らずいつでも格闘に対して用意が出来ている限りデメリットが無いと考えます。もしも自分自身の中に何か問題があると思いましたら、もうそれはさっさと引退してアドバイザーの方にまわるでしょう。
: 船木選手にお伺いしたいのですが、パンクラスも来年から新ルールになって新時代を迎えるわけですけども、来年の5月までどのような調整を考えられているのか、何かありましたらお願いします。
■ 船木誠勝選手:そうですね。やっぱり今までやってきた技術をそれぞれ洗い直して、後は怪我をせず26日にベストコンディションで上がりたいと思います。ゆっくりやっていきます。
: ヒクソン選手にお伺いしたいんですけども、前回の試合から1年以上経ったんですけども、その理由を一言頂ければ。
■ ヒクソン・グレイシー選手:大変難しい質問を頂きました。私は100%自分のことを格闘家だと思っております。しかし、私には他にやらないとならない事が沢山あります。例えば、私は各地に柔術の教室を持っております。そこでも教えなくてはなりません。またセミナーも主催しております。そちらにも行かなくてはなりません。また柔術を世に広める事も私の使命だと思っておりますので、そちらにもやはり時間を割かなくてはならない。こう言う事情に加えまして、もう一つ私は自分の参加する試合というものを、なるべくなら注意深く選んで行きたいという立場を取っております。私自身は常に誠意を持って、そして相手に対して尊敬と、それから尊厳を持って闘うようにはしております。ただ、私は決して急いではおりませんので、その何回も何回も1年に試合をやらないと行けないとは考えていません。そういう事情等がありましたので1年空いたということになります。
: 今週12月18日にパンクラスが横浜文体で興行を行いますが、その中で船木選手はエキシビジョンと言う形で試合を行います。そちらにヒクソン選手はいらっしゃいますか?
■ 吉村プロデューサー:申し訳ございません。それに関しましては私の方からお答え致します。ヒクソン選手の来日のスケジュール調整上、どうしてもその日程には日本にいられないという事もありまして、非常に残念ですけれども出席はご勘弁願いたいと思っております。
■ ヒクソン・グレイシー選手:でももしそのテープがあるんでしたら、対戦相手をじっくり研究させていただきたいと考えております(笑)。
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