尾崎社長:第一試合が始まる前に美濃輪育久選手から発表があったように、海外修行に行くという事になりました。それで期限が決まっておりませんので、一度パンクラスを離れるということになりました。美濃輪選手とは散々話しをして、その気持ちが固いということがわかりましたので、美濃輪育久を応援してくれたファンの皆さんには、あらためて美濃輪選手を応援していただきたいと思います。
美濃輪育久:今回自分のわがままを聞いていただきました。一度、0(ゼロ)に戻して自分自身を鍛えなおしたいと思いまして、自分で海外修行を決めました。
鈴木みのる:この話を聞いて、そういう道を選ぶというか、旅に出たいということを思うのは、美濃輪らしいなというのが感想でしたね。僕は美濃輪らしい自分の鍛え方というか、全く自分の力で荒波に揉まれたいっていうのが凄い伝わってきたんで、尾崎社長と美濃輪と自分でいろいろ話をしまして今回のようなことになりました。喜んでと言うか、背中を思いっきり突き飛ばすぐらいの気持ちで送り出したいと思います。

修行先というのは決まってるんですか?
美濃輪育久:まだ決まってません。期間も決まってません。いろんな事が決まってないんですけど、期間は決めずに自分の納得する形になった時点で日本に帰ってこようと思ってます。

美濃輪選手がパンクラスを離れるということを、尾崎社長はどうお考えなんでしょうか?
尾崎社長:期間が決まっていないということ、それも長くなるかもしれないということで、契約を一回せずにおきましょうと。その方が美濃輪選手にとっても良いかもしれないと思ったんですね。美濃輪育久の心を考えると、もう何もない状態で行きたいと思うので、それは理解できました。

例えば修行先とか探したりだとか、そういうバックアップに関してパンクラスとして何かお考えですか?
尾崎社長:出来ることはしたいと思っています。本人からは特にコメントは出てないんですけど、おそらくまたウチの道場でいる間は練習すると思うし。

社長や鈴木さんとしてはどういうところで修行させたいと思っていますか?
鈴木みのる:僕ですか?う〜ん、彼は語学的に色々あると思うんで(笑)。いきなり、周りの言葉が誰もわからないようなところに行くと、帰ってきてから何も役に立たないような気もするんですけどね(笑)。
尾崎社長:一番心配したのは、今、鈴木選手が言ったように英語なんですよ。大丈夫なんかなと思ってるんですけどね(笑)。
美濃輪育久:日本語もあまり得意な方でもないんですが(笑)。自分はまず気持ちが大事だと思うんで、自分が動かないと前に進めないと思いますんで、言葉の壁自体も自分の修行だと考えているんで、また色々勉強したいと思っています。
鈴木みのる:彼のスタイルがあるじゃないですか。そのスタイルを崩すのは彼次第だし、一から色々勉強するのも彼自身だし、自分自身を残したままそれに何か付け加えていくっていうのを決めるのも彼自身なんで、これから行くまでの間とかいろいろ話して、助言できれば助言したいと思ってますけど、彼のことですから助言すらもいらないって言われそうなんで(笑)。全て自分で決めたいそうですから。最後まで無謀なヤツでした(笑)。