太子郎選手(パンクラスMEGATON)、パンクラス入団記者会見
・日 時:7月5日(月) 17:00〜
・場 所:P'sLAB東京
・出席者:
 坂本 靖(株式会社ワールドパンクラスクリエイト常務取締役)
 太子郎(パンクラスMEGATON) ※元大相撲・日出ノ国

坂本常務取締役:今回、またもやと言いますか、パンクラスMEGATONの入団記者会見となりました。大相撲から日出ノ国関が入団することとなりました。まだ20代、そして角界引退から約半年での総合デビューということで、弊社としても非常に期待しております。ご紹介します。リングネーム「太子郎(たいしろう)」選手です。

太子郎:本日は、私のために会見を開いていただきありがとうございます。新しくパンクラスMEGATONに入団しました太子郎です。よろしくお願いします。

坂本常務取締役:本日から約3週間後の、7月25日(日)後楽園ホール大会の夜の部、【NIGHT TIME】の第1試合でデビュー戦を予定しております。対戦相手は現在交渉中ですが、無差別級の選手と交渉しておりますので、発表は今週中にもできると思います。太子郎選手は、小学校、中学校と柔道をやっておりまして、柔道では大山峻護選手と一緒の道場だったそうです。大山選手は今月『PRIDE』さんの方で試合がありますが、お互い一週間ずれての試合ですけど、ともに頑張ろうということで、現在でも連絡を取り合っているとのことです。





なぜ総合格闘技をやろうと決意したのでしょうか?
太子郎:小学校3年生から柔道を始めて、中学卒業と同時に角界に入り、昨年相撲を引退しました。掌を握った時から私は力士ではなく、一人の格闘家として、今まで練習を積んできたものを是非リングの上で試したいと思ったので、総合をやろうと決意しました。

柔道はいつまでやっていました?
太子郎:柔道は小学校3年生から中学校3年生までやってました。段位は初段です。大山(峻護)選手とは小さい時から一緒に練習もしたし、同じ団体のチームとして大会にも出場しました。ずっと一緒に練習してました。

総合の練習は今年の3月からですか?
太子郎:そうですね。MEGATONのメンバーと一緒に3月ぐらいからずっと。

目標とする格闘家は?
太子郎:自分自身、手足が短くて、身長もそんなに高くないので、オリジナルな闘い方、相撲を活かせる部分もあるので、そういった部分もリング上で出せていけたら良いと思っています。具体的には、「おっつけ」っていう技があるんですけど、そういった技とか、「小手投げ」っていう技とか、あと「肩透かし」っていう肩を極めて投げる技があるんですけど、そういうのは「アッ、使えるな」って感じはしています。

選手としての具体的な最終目標は?
太子郎:そうですね。大きな会場でゆくゆくは試合してみたいっていうのが自分の中にあります。

相撲をベースにして総合に挑むのでしょうか?
太子郎:そうともは言い切れないんですが、そういう形にもなりえる。まぁ、大相撲は、13年間自分が携わったことを誇りに思っていますし、1つの過程として、相撲に入る前に例えば柔道をやってましたとか、サッカーをやってましたとか、そういう過程であって、総合格闘技に進む上で、今後は「前のスポーツは相撲をやってました」っていう過程でしかないと思っています。

将来的に闘ってみたい選手は?
太子郎:そうですね。メジャーな選手・・・とゆくゆくはやってみたいと思います。

1番自信のある技は何でしょう?
太子郎:MEGATONパンチとMEGATONキックです。立っても寝ても、脳が揺れるようなパンチを。

大相撲を引退した理由は?
太子郎:やっぱり相撲界では・・・関取に上がったことで、一つの自分の目標を成し遂げたということで、引退を決意しました。

角界から格闘技の世界に入ってきている選手には良い結果が出てないという事実がありますが、意識するところはありますか?
太子郎:ルール的にまるっきり違うものなので、馴染んでいけば大相撲の中から活躍する選手もどんどん出てくると思っていますし、自分自身も練習をとにかく積んで馴染めば、結果はおのずとついてくると思います。

相撲出身選手が格闘技の世界に入ってくるのを見て、触発されることはありました?
太子郎:特に意識はしてないですけど、大山選手と面識があって何度か話をしているうちに、彼の頑張っている姿を見て、自分も「まだやれる」っていう思いも強かったし、また、同じ部屋で頑張っている関取、弟弟子、そういう人たちに対しても、少しでも張り合いになったらっていうのが自分の中にもありました。

相撲に関しては一つ成し遂げたということがあっても、闘うことに対しては未練があったということでしょうか?
太子郎:そうですね。やっぱり自分の中で、辞めてからいろんな道を探しましたが、一番自分の生きる道というか、住みやすい・・・闘って、闘って死ねるなら本望かなって。

体重は160kgとありますが?
太子郎:はい。これはもっと絞っていきます。

具体的にはどういった感じで練習をしていますか?
太子郎:ごく普通に道場に来て、みんなと一緒にスパーリングをしたり。

総合への転向にあたって、大山選手と何か話をしました?
太子郎:一緒に頑張りましょうと。僕からは(大山選手は)格闘技の先輩ということで、これからもご指導下さいということを伝えました。

今は一緒に練習しているわけではないと?
太子郎:そうですね。

他の力士の先輩から何かエールはありました?
太子郎:やっぱり周りのみんなからは「頑張れよ、負けるなよ」と言われています。

7月25日(日)のデビュー戦は外国人選手なんでしょうか? 日本人選手なんでしょうか?
坂本常務取締役:実は、前回の後楽園ホール大会(6/22)で、MEGATONと因縁ができた折橋 謙選手も相手に考えていたのですが、折橋選手がケガをしてしまったということで、そのカードは無くなりました。今は外国人選手も含めて、2人ほど候補を絞ってオファーしている状況です。

MEGATONでは、話題になっている野地竜太選手も7月25日(日)にデビューしますが、やはり意識しますか?
太子郎:そうですね。やっぱりチーム自体がレベルの高いトップの選手が集まっているので、練習自体も熱いものがあるし、良い練習ができていますね。同じチームで競い合っていきたいという気持ちはあります。

相撲というベースがあるとは言え、練習をはじめてから4、5ヶ月でのデビューということに不安はありませんか?
太子郎:特にはないですね。今までもやってきたので。試合に向かって気持ちがどんどん昂ぶって、テンションが上がってきて、良い状態で試合に臨みたいですね。

相撲時代の得意技は?
張り手、押しですね。まぁ、1、2発ぐらいパンチをもらっても、相撲時代は(相手の)頭が顔やアゴとかに当たることはよくあったので、あまり・・・。どうなんでしょうね? はい(笑)。

太子郎選手database