PANCRASE

PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR 12.01ディファ有明

ISAO(坂口道場一族) 第5代ライト級キング・オブ・パンクラシスト

体調は?
ISAO:先週、追い込みも終わって、今週は体調管理とコンディション作りをします。
今年最後の試合になりそうですが。
ISAO:12月ですし、自分の中では(今年の)締めくくりと思っていますね。
相手の印象はいかがですか?
ISAO:修斗の世界ランカーということは知っていました。簡単な相手とは思えません。もともと12月は試合をするはずでしたけど、なかなか相手がいなくて、そこへ修斗の冨樫選手はどうですかというお話が不意に来て。冨樫選手は修斗のトップ選手ですし、いい相手だと思って受けました。
対策は?
ISAO:ざっとですけど、映像を見て。けっこう自分のペースに持っていく選手だなという印象ですね。うまく自分の距離を保って、相手の距離にさせず、流れを作って判定勝ちする、という感じです。スタイル的には、自分とはどうなんだろうと思いますけど、噛み合わせるしかない。相手がずらして来ても、自分のやるべきことを貫き通すしかないですね。途中でイヤになっちゃったら終わり。やり通せば、いい試合になると思います。
自信のほどは?
ISAO:9月は、チャンピオンになって初めての試合で、少しプレッシャーがありました。練習のときから緊張があって、試合も硬いところがありましたね…結果的には勝てたのでよかったですけど。今回は、そこまではプレッシャーはありません。いい練習もできましたし、チャンピオンであるという意識もしっかり持っています。
前回は下からのアームバーでの勝利。これまでになかったパターンでした。今回はどんな試合になりそうですか?
ISAO:相手は巧く、自分の試合をしてくると思います。そのペースに惑わされないで自分から攻められるように。その局面、局面で決めるチャンスを狙っていきます。
何がポイントとなるでしょう?
ISAO:短期決戦もあるかも知れないし、長期決戦になるかも知れない。とにかく集中力を切らさないことです。気持ちを乱さず集中すれば、もし判定になってもいい流れにできると思います。もちろんKOが理想ですけど、最悪は判定狙いになるかも…あっ、でも1本も取りたいし。全部取りたいです(笑)。
今回の試合は、ワンマッチながらパンクラスvs修斗対抗戦の趣がありますが
ISAO:それはありますね。パンクラス王者と修斗ランカーの試合。それはつまり、パンクラシスト対シューターという事ですから。パンクラスの名前を背負ってリングに上がるつもりです。
パンクラスへの思いが強いISAO選手だからこそ、対抗戦が楽しみになります。
ISAO:チャンピオンということもありますけど、たとえチャンピオンでなくても、たとえ前座だとしても、自分の一番いい試合をして、見ている人に認めてもらいたいという気持ちでやっています。今回はメインとかではないですけど、セミ、メインにも負けないような、もちろん前の方の試合にも負けないような試合をしたいです。他の階級のチャンピオンも勝ち続けていますし、パンクラスではなかなか王座が移動しない、そこに刺激を受けています。自分もチャンピオンとして負けていられません。 チャンピオンになって、それなりに評価していただいているとは思いますが、まだまだ認めてもらっていないところもあると思っています。自分が勝ってもっと盛り上げたいですし、格闘技自体にももっと目を向けてもらいたいです。でも今はまだメディアがそこまでいっていないし、知られていない。パンクラスのためだけでなく、頑張ってもっと勝ち続けて盛り上げて、もっともっとメディアに取り上げていただきたいです。格闘技のために。
最後に、ファンへメッセージをお願いします。
ISAO:自分はパンクラスが好きですし、パンクラスのチャンピオンになれたことが本当に嬉しいです。だからこそ、パンクラスにどんどん上がって、もっともっとパンクラスのことをたくさんの人に知ってもらいたいです。この試合は、パンクラスと修斗の戦争です。キング・オブ・パンクラシストとして、パンクラシストの強さを見せます。たくさんの応援をお願いします!
第10試合 ライト級 5分3ラウンド
第5代王者
ISAO
(坂口道場一族)
ISAO vs 冨樫健一郎
修斗・世界ランキング4位
冨樫健一郎/初参戦
(パラエストラ広島)
修斗と言えば黙っていられない。一族の長・坂口征夫の朴光哲戦、3年前の借りを王者となって弟子のISAOが返しに行く。対するは現在修斗ウェルター級1の実力者と言っても過言ではない冨樫健一郎。打撃も寝技も完成度の高いシューターだ。ISAO、そして坂口一族が全員で越えたい修斗・冨樫戦!