第1試合 NEO BLOOD TOURNAMENT準決勝/5分2ラウンド
○北岡悟(延長R 2分08秒、アンクルホールド)アライケンジ×

是が非でも決勝に出て優勝したい北岡、前回、北岡選手に判定で敗れているアライ君としてはリベンジも兼ねて決勝に出たい、というところでの闘いでした。 28日のゲートも含め全18試合の中で一番印象に残った試合です。一進一退、お互いが攻めあって、どんどん前へ前へ出て行きました。決して臆することなく、拮抗する事も無く次から次へ勝つ為には何をするかという事をどんどん自分から仕掛けていくというところではネオブラッドに相応しい試合だったと思います。その中で一分過ぎ位、先に仕掛けたのはアライでした。アライ選手が北岡選手の足首を狙いに行く。そしてそれに応えてアンクルホールドで逆襲するというような形になりました。アンクルに行くかヒールに行くかというところでアライ選手も技の出し入れがあったんですが、その中でカウンターでとった北岡選手が最後アンクルで決めたという試合でした。アライ選手としては先にアンクルのポジションをとって勝利の女神を引き込んだというだけに足首も痛かろうが心も痛かったのかなと思います。ただこの試合は一番後楽園ホールが終始沸いた試合でもあるしそういう意味では見所がたいへんありました。そういう意味では僕は、ある意味、船木vs鈴木戦、近藤vs國奥戦に匹敵するような何か煌きのある試合でした。ですから試合後アライ選手に聞いても北岡選手に聞いても、こんな疲れる奴とは嫌だというような話をちょろっと聞いたんですが、そうは言っても多分この2人、このまま実力を伸ばして行ったら北岡、アライのライバル関係はこのまま続いていくのではないか、ライバル物語はこのまま続いて行くのではないかなと思います。良い意味で後味の残る準決勝でした。


>>> N E X T