昨年10月のVS山崎進(大道塾総本部)戦から3ヶ月の期間を空けて、パンクラス2003年第一弾興行・1/26後楽園ホール大会への出場が決まりましたが、先ずは昨年、2002年の佐藤選手の最終試合となったそのVS山崎戦を少し振り返っていただけますか?
佐藤光留:え〜、悪い思い出です(笑)。

それはどういうところで?
佐藤光留:ん・・・まぁ、一本勝ちできなかった自分が悪いんですけど・・・。でもそれはあくまであの結果(判定0-0のドロー)を踏まえて自分が悪いって言ってるだけで、あれで極めれなかったから、じゃぁ俺の負けかって言ったら・・・あれで引き分けって言ったら僕の負けですけら。まぁでも気にしないで頑張ります。ハイ。

山崎選手は以前美濃輪選手と名勝負を繰り広げたり(1999年4月「THE WARS」)、大道塾さんでは何度もタイトルを獲得していらっしゃる選手です。そういう選手との対戦ということに関してはいかがでした?
佐藤光留:たぶん山崎選手もそう思ってると思いますけど、互いに何かを感じる前に終わったんじゃないですか?僕は多少なりとも感じましたけど。ん・・・ですね(笑)。

では、昨年を全体的に振り返っていただきたいんですけど、2002年は佐藤選手にとってどういう年でしたか?
佐藤光留:え〜、偶数。

えっ? 偶数?
佐藤光留:偶数。2002年だから(笑)。でも、でも3で割り切れないんですよ(笑)。

あ〜、確かにね〜(笑)。
佐藤光留:じゃぁ、2003が3で割り切れるかと言ったら割り切れないんですよ。次に割り切れるのは2004なんですよ。

いやいや、そういうことじゃなくて(笑)。
佐藤光留:もういい、もういい(笑)。2002年は冨宅さんと試合できたり(5月・梅田ステラホール)、山崎選手と試合できたり・・・。結構、意味深い試合ができたんじゃないですか?

では、去年一年間を一言で表すとすると?
佐藤光留:やっぱりSammy様の機種は面白いなと(笑)。Sammy様の機種はやっぱりサイコー!

・・・分かりました(笑)。では、今度、1月26日・後楽園ホール大会でのVS岡見勇信(和術慧舟會東京本部)戦に関してうかがいますが、試合を控えた現在の心境はいかがですか?
佐藤光留:まぁ、僕は一年一年の区切りとかあまり気にしない人なんですよ。だから今年一発目とか言われてもあんまりピンとこないですね。この試合で自分が何をできるのか? 何を見せることができるのか?何でそれを見せることができたのか? あれを見せることができなかったのか? やっぱり全部がもう、道場での練習ですから。毎日の生活ですから。まぁ、強いて言うなら(この試合は)一人暮らしをはじめてから第一弾。なので、僕のその一人暮らしっぷりに注目して下さい。

その一人暮らしっぷりが試合にも表れると。
佐藤光留:表れます。まだ隣人とも挨拶ができてない男の力を見せます(笑)。

なるほどね〜(笑)。では、対戦相手の岡見選手はパンクラス2戦目になるんですが、初戦の中台選手との試合(2002年11月・横浜)はご覧になりました?
佐藤光留:見ました。

岡見選手にはどういう印象をお持ちですか?
佐藤光留:デカイな〜と思います。でも、あの試合以外でも岡見選手のことを意外な情報筋から聞いたので。まぁ、頑張っていきます。あと、みんなすごい強いって言いますね。

では、その岡見選手との試合で佐藤選手が心掛けることは何でしょう?
佐藤光留:心掛けることなんていつも一緒ですよ。

それは?
佐藤光留:言葉にすると辞書一コできちゃんうんで。世の中がもうちょっと景気が上がってきて、パンクラスという冠のついた本を出したらベストセラーになるぐらいの景気になったら、僕もその本を出しますよ。鈴木さんの「アンクルホールドだけで本が一冊出せる」っていう、その本が出るのと同じ時期に出すことをお約束します(笑)。発泡酒の税金上げてる場合じゃねぇぞって(笑)。

政治・経済まで切っていただいて・・・(笑)。
佐藤光留:当たり前じゃないですか! 僕、日刊スポーツで政治を知る男ですからね(笑)。スポーツ新聞で。

どこまで出せるんだろう・・・?(笑)
佐藤光留:「『業界地獄耳』まで呼んでます」ってところまで出して下さい(笑)。・・・まぁ、プライベートでいろいろあったんで。

いつですか?
佐藤光留:ちょっとまぁ、この正月いろいろあったんで。ただの格闘マシーンにならないように。イメージとして格闘マシーンって言われたらカッコいいですけど、本当にサラリーマンレスラーじゃないですけど、そうなりたくないんで。そのためには毎回毎回大事な試合かなって思ってて。あとは一こだけ。どうしてももう一回試合をして、ちゃんとケリをつけなきゃいけない人がいるんで。あの〜、僕と試合をして面白くないって言った人なんですけど。本当に僕はあの人と闘ったのか?っていうのがまだ少しありますから。今度はちゃんと闘ってケリをつけて。

それでは、先ほど「一年一年の区切りとかあまり気にしない」っておっしゃってたんですけど、2003年1月ということで、今年の目標なり抱負などをお願いします。
佐藤光留:意外と普通になるんですけど、そろそろ道場以外で『あいつの足関節はすごいな』って言われるようにならないといけないって思ってるんで。足関十段さんと、何かよく横浜で会うんですけど、一回地下鉄の駅で会いましたからね(笑)。その足関十段さんの足関節っていうのは試合でしか見たことないんで分かんないですけど、パンクラスの選手たちは特に、今の総合とかプロレス全体で見ても足関節で秀でている道場だと思うので、自分もその中にいますから足関節をどんどんとっていかないといけないなと思ってますね。とりあえず佐藤に足を持たれたら、もうギロチンの上に首をのせてお祈り唱えてるんだっていうぐらいにならないとダメだな。

今年は足関を・・・
佐藤光留:今年も! 今年も!

今年も足関節の実力を披露していこうかなと?
佐藤光留:持ち上げて、落として、回りながら足関極めて。僕に打撃を求めないで下さい(笑)。

分かりました。最後に恒例の、佐藤選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
佐藤光留:ん〜、そうですね。今年は、今年もメガネをたくさん飛ばしていくんで(笑)、あの〜、ちゃんと受け取って拾って下さい。ちゃんと返して下さい。拾ってくれた方にはレプリカにサインを入れて差し上げますのでよろしくお願いします。

いやいや(笑)、岡見選手との試合のことに関して何にも触れてないし。
佐藤光留:何が? 関係ないですよ。僕が見れたら試合でも興行でもサイン会でもファンクラブのイベントでも何でもいいんですよ。それがオレ。以上!

佐藤光留選手database