まずは、昨年8月の芹澤選手との試合を振り返っていただきたいのですが?
冨宅飛駈:うーん、なんか久しぶりにうまい選手とあたったなって感じがしましたね。あのー結構後輩とか若い選手とあたってたんで、勢いで押されてたなってのがあって、前の芹澤選手はうまいなっていう感じがしましたね。力が入っているような、入っていないような。向こうもやりにくいっていうのを言ってたみたいですけど・・・こっちはやりにくいなっていうよりもうまいなって感じがしましたね。

その8月大会以来の試合となるわけですが。
冨宅飛駈:そうですね、エライあきましたよね(笑)半年ぶりですね。まだ試合をするっていう感覚が全然しないですね。ケガさえなければ、月イチでも試合はできますからね。個人的に言えば、2ヶ月に1回でたまに3ヶ月ぐらいあけたいですね、休憩がないとダメなタイプなんで(笑)

試合に関して言えば、一昨年の10月大会では伊藤選手の欠場により急遽試合出場というのもありましたが。
冨宅飛駈:あれは前日でしたからね。どうしょうかなって感じでしたね。その日練習を目一杯やって明日やなっていうのもあるし、でも断る理由も何もないなっていうのもあって・・・GRABAKAとの5対5やったじゃないですか。その内の一人に入ってええんかなっていう感じもありましたし(笑)で、どうしようかなって考えてたら、鈴木さんから電話があって対抗戦やからこそ出て欲しいって言われて、その一言で決めましたね。踏ん切りがついて出ようと。

では、半年ぶりの試合の対戦相手は星野選手ですが、印象はいかがですか?
冨宅飛駈:うまい、強いって感じですね。吉野家みたいな(笑)安いはどうかわかんないですけど、パンクラスが決めることですから(笑)試合でいえば、ネオブラッドの頃の印象が強く残ってますね。パンチがうまいですね、出入りが。

星野選手はミドル級からウェルター級へ転向しての第一戦となりますが。
冨宅飛駈:あんまりそれは気にならないですね。

体重に関して言えば、冨宅選手も一時期はかなり体重を増やされてましたね。
冨宅飛駈:パンクラスになってから一番重いときは、88kgですね、旗揚げ当初で。でも、元々僕も体が大きいわけではないので、無理して太らせて無理して食ってたんで。今は普段75kgを少し上回ってるぐらいなんで、ミドルでもウェルターでも出来るんですけど、食費のことを考えたらウェルターの方がいいですね(笑)

ウェルター級に関しては、ランキング入り・ベルトを視野に入れられてると思いますが。
冨宅飛駈:漠然とはありますけど、現実的にまだピンとこないですね。やっぱり試合で勝ってないし、まずは勝ってランキングに入ってってなれば、ベルトっていうのも意識してくると思いますけど。今はほんまに、ただたんに漠然とベルトが遠くの方に見えてるっていうだけで掴める距離ではないんで、それは勝ってからですからね。この前の試合で芹澤選手が勝ってランキングに入ったんで、俺もあの試合に勝ってればランキングに入ってたんかと思ったら、ちょっと残念な気もしましたね。地味に悔しかった試合ですね、芹澤選手との試合は。そういうことも含めて。

では、今年の目標・展望をお聞かせいただけますか。
冨宅飛駈:やっぱり試合を1試合でも多くしたいですね。コンディションに気をつけながら。去年は結構いい感じで試合をできたんで、そういった感じで試合をしたいですね。

今年はパンクラス10周年ですが、旗揚げメンバーの冨宅選手の心境としては?
冨宅飛駈:早い、ほんま早いの一言ですね。早いっすよ。24ですよ、それがもう34ですからね(笑)感想とかっていうよりも、まずそれが一番ですね。ついこの間3周年記念パーティーやって5周年記念パーティーやって、8周年やって。2年先が10周年かって凄い先のように思ってたのが・・・早いですね。

10年の中で印象に残ってる試合っていうのは?
冨宅飛駈:旗揚げ2年から3年ぐらいまでは覚えてるんですよ。どの会場で誰とやってっていうのを。で、その後は結構抜けてるんですよ。後、復帰してからはまた覚えてるんですよね、渡辺(2000年4月)とやってからのは。その間は結構抜けてますね。やらしいですけど、勝った試合で言えば2年目にジェイソンに勝ったのとかっていうのは印象にありますよね。負けてるので言えば、2戦目でルッテンとやったのとか、2年目に船木さん鈴木さんと連戦した時の試合ですかね。

今後冨宅選手が闘ってみたい相手っていうのは?
冨宅飛駈:闘ってみたい選手が久々に現われましたね。内緒ですけど(笑)闘ってみたいというか味わってみたいという方が、正しいかもわかんないですね。その人の世界を・・・

それはパンクラスに上がってる選手ですか?
冨宅飛駈:そうです。でもまず絶対実現不可能なんですよ、不可能だと思うんですよ。こっちが勝って上がっていかん限りは。勝って上がっていったとしても、ちょっといろいろ問題があると僕は思ってるんですけどね、階級も違うので。

すごく気になりますが、では話題を変えまして、昨年鈴木選手の「10周年俺がしきる」発言があり、それを受けての郷野選手のアピールがあったわけですが、冨宅選手はどう受けとめられていますか。
冨宅飛駈:どっちが間違ってるどっちが正しいってわけでもないんで、いろんな考え方があっていいんじゃないですかね。別に鈴木さんとライガーの試合が格闘技としてどうかってわけでもないですし、郷野選手の発言を否定するってわけでもないし、どっちつかずってわけでもないですけど。鈴木さんの試合に関しては、初心者ほど怖いですからね、何してくるかわからんっていう。絶対勝たないといけないというプレッシャーの中で、ましてやメインで注目されて勝ってるんやから、その試合を否定する気は全然ないですし。お互いその中でやる方は大変やと思いますし。ほんまに強いだけでもお客さんはある程度呼べると思うんですよ。でもほんまに強いだけで面白くない選手っているじゃないですか。弱いけど面白い選手っていうのもいますし。単純に観る方からしてみれば、面白い方に行くと思うんですよね。船木さんがかなり前にいってたのが、格闘技は廃れる可能性があるけど、プロレスは絶対廃れへんっていう。プロレスって世間一般的には胡散臭いとか言われますけど、今のファンはそれを逆に楽しんでいるところもあるじゃないですか。W-1がでてきたりとか、やっぱり指示する人はいるんですよね。真剣勝負でもそうでなくても、人前でするのはショーなんですよね、やっぱりお金をとってるわけですから。ガチガチの格闘技の試合でも、やっぱり照明を当てたり入場で音楽をならしたりしてるわけですから。それがエンタテインメントの世界じゃないですか・・・それこそなんでもありでいいんじゃないですか、ルールと一緒で。いろんなパンクラスがあっていいと思うんですよ。真剣勝負ある限りは。

いろいろなスタイル言えば、2月には田村選手が「U-STYLE」を旗揚げしますが。
冨宅飛駈:僕は全然OKなんですけどね、話がきたら(笑)。心もバーリトゥーダーなんで(笑)

ではグランキューブ大阪大会では、P'sLAB大阪から前田吉朗選手が初のプロデビューを果たしますが。
冨宅飛駈:そうですね、最初見た時点で動きとか違うなっていうのを感じましたね。全然プロでも通用すると思いますね。勝つにしろ負けるにしろいい試合になるとは思いますね。

話は変わりますが、「週刊プロレス」「格闘技通信」の選手名鑑で冨宅選手の欄を毎年楽しみにしてる人が絶対いると思うのですが。
冨宅飛駈:あれも最近いい加減やめようかなとちょっと思ったりもしてるんですよね。周りの人から「楽しみにしてるよ」とか「今年のあれ面白かったですね」とか言われてだんだんそういう輪が広がっていくと遮断したくなるんですよね(笑)一人ぐらいに言われるのが一番うれしいですね(笑)年間一人。個人的にはああいうのは好きなんですけどね、周りの反応を考えるとちょとやめたいなって。後、ネタがかぶっちゃうのが嫌なんですよね。何年か前に俺が書いたことを今年誰かが書いてるっていうのが、許せないですね(笑)別に真似してるわけじゃなくて知らずに書いてたとしても。

では、最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
冨宅飛駈:そういうのは別にないですね、ほんまに。まあメインが一番面白いと思うんで、それに間に合うように(笑)もし時間のある人は最初から来て下さいと(笑)ファンの人が好きなようにみてくれれば。勝ったら勝ったで喜んでくれるならそれでいいし、負けてまたかいというのも受けとめるし・・・僕たちはファンの方でなりたってるんですけど、直接ファンの方に何かっていうのはないですね。ファンの方が好きなように観て、好きなように感じてもらえれば。

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