まず、奥山選手は空手歴が15年ということですが、空手を始められたきっかけは?
奥山哮司:僕たちの世代はやはり空手バカ一代に憧れてですね、やはり。本格的に始めたのは二十歳ごろです。最初は剛柔流をやってまして、その後正道会館に入って、現在の自分の道場をつくったという形ですね。

その空手から総合の試合に出ようと思われたきっかけというのは?
奥山哮司:たまたま去年にそういう試合(ストロングKGファイト)があって出場したのですが、もともと総合の練習はやってましたから。剛柔流のにも逆手という関節技がありますし、顔面パンチもありでやってましてんで。現在も独学でやってるわけではなくて、5年ほど前からきちんとした指導のもと寝技の練習もしてますし、弟子も総合の大会には出てます。

では、パンクラスにはどういった印象をお持ちですか。
奥山哮司:UWF系の流を組むプロレス・格闘技団体ですね。その中でも一番勇気のある団体だなと思ってましたし、凄く好感が持てますね。

実際ご自身がそのリングに上がられることに関しては?
奥山哮司:光栄でうれしく思います。弟子がプロにも上がりはじめていますので、お手本になるようにしたいですね。後、自分の空手の中の修行という意味でもいい経験になると思います。

対戦相手の謙吾選手の印象ですが。
奥山哮司:凄く体が大きくて力もありますし、怖そうですね(笑)ただ向かい合った時に、気合では負けないようにしたいですね。正直体格差という面では気になりますが、KGファイトの時も今回ほどではないにせよ体格差はありましたから。どう闘えばいいのかというイメージはあります。

パンクラスで他に闘ってみたい選手はいらっしゃいますか。
奥山哮司:全員憧れですので、イチファンみたいな感じですね(笑)中でも美濃輪選手と手を合わしてみたいですね。やはり気持ちが強いという意味で、武道にも通じるものがありますから。心が強いと体を心が引っ張っていくんですよ。そういうのが試合でも観えますし、尊敬できますね。

では今後の格闘家としての目標をお聞かせいただけますか。
奥山哮司:昔の空手家、武人に少しでも近づくということですね。なかなか名前を残すような武人に近づくというのは難しいのですけど、少しでも近づけるように頑張っていきたいですね。

最後に奥山選手の試合をご覧になるファンの方へのメッセージをお願いします。
奥山哮司:なかなか総合の試合で空手家が活躍できていないのが現状ですので、こんな闘い方があるというのを示したいですね。空手はもともとは総合格闘技だったというのを証明します!後、道場の弟子には冷静に自分の動きをやってる姿を見せたいと思います。

奥山哮司選手database