美濃輪育久:もう一回はじめから・・・ゼロからやりなおしたいと思ってるので、また宜しくお願いします。

ゼロからということは、修正点が出てきたということですか?
美濃輪育久:方向性は変わらないんですけど、とりあえずもう一回スクワットから頑張ります。気持ちはもう、これからヴァーリ・トゥードをはじめるというところからはじめて、すべてゼロからやりたいと思いました。

アルメイダ選手の印象は?
美濃輪育久:最初の極めが強いですね。フロントチョークと横四方から(の絞めが)入って「やばい」と思ったんですけど。落ちるまで頑張ろうと思ってたら、相手があきらめたのか抜けたのかわからないんですけど、抜けたんで。あれ以降は極めがなくなりましたね。そこからがチャンスで自分からいかなきゃダメだったんですけど、ちょっと自分自身の気持ちも体力もまだまだダメだなっていうのを終わってから思いました。

1R最初、右ローから入ったじゃないですか。試合前に美濃輪さんは相手は右ローから入ってくるっておっしゃってましたよね?
美濃輪育久:そうですね。ローにはローだと思って。内ローか右ローかどっちかだと思ってたんで。最初、一発入ったら(相手が)引いたんで、じゃあ、あとはタックルかパンチでいこうと思って。そしたら、相手のガードが固かったで、これはいけると思ってたら、タックル決められてフロントチョークに入られたんで。で、寝技の攻防になって、3回か4回ぐらい、同じオモプラッタをやってきて、(自分が)前転したら横についてきて。で、また返ったらオモプラッタをやってきて、(自分も)前転してっていうのを3回ぐらい繰り返したんで。あの、オモプラッタの返し方がよくわからないですね。道場でも、北岡選手によくやられるんですけど。(アルメイダ選手と北岡選手とでは)足の長さが違うんですけど、いや、北岡選手は足の使い方がうまいんで。(オモプラッタの返し方も)ちょっともう一回練習しようかなと思ってますね。自分なりの返し方もありますし。僕はあの技(を使うの)はちょっと難しいですね。素晴らしいですね、やっぱり。

スーパーアームロックはいかがでしたか?
美濃輪育久:何回も狙ってたんですけど、あれを狙ったらオモプラッタがきたんです。でも、柔術の弱点ってのはもう(わかった)。極められないってのがわかったんで。そのかわり膠着になっちゃうんです。柔術の弱点っていうのは、僕なりに見つけたんですけど、動かなきゃいいんです。動くと返されるんで。柔術っていうのは、どちらかというと護身術で、後手なんですよね。すぐ下になって後手になるんで。いつも、(以前に)菊田選手とやった時みたいに、越えようとか仕掛けようとするとポンと返されてやられちゃうんで。意外に動かなければ、大丈夫だなと思ったら、オモプラッタがきちゃって。やっぱり技はいっぱいありますんで、もっと勉強します。ちょっとオモプラッタをなめてましたね。菊田さんの時もやられたんですけど、痛くはないんですよ。だけど、前転するしかない。そしたら横につかれちゃって、それの繰り返しで。

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