1/26(日)後楽園ホール大会でのVSジョー・ダース(ヘンゾ・グレイシーアカデミー)戦から、1月半弱という短い間隔で、次の試合が3月8日(土)ディファ有明大会で決定しました。そのディファ有明大会でのVS久松勇二(TIGER PLACE)戦をお話ししていただく前に、まずは前回の試合、VSジョー・ダース戦を少し振り返っていただけますか?
三崎和雄:ん〜、自分の中でもあの試合の興奮も冷めて、まぁ、あの時はあの時なりの嬉しさというのもありましたけど、やっぱりそこが終着点ではないんで。ベルトとかその先のものに向かっている途中なんで、あの時の気持ちは良い意味で次に繋げるステップと言うか・・・。まぁ、あの試合はもう過去のことと言うか・・・。

あの試合での勝因はご自分で何だったと思いますか?
三崎和雄:やっぱり気持ちじゃないですかね。ん〜、1ラウンドの流れから言うと・・・まぁポイントで言うと、ちょっと取られてたかなっていうのがありましたけど、2ラウンド目で相手の気持ちに優ったところがあったのかなと。

その劇的な勝利(2ラウンド4分51秒、TKO勝ち)の後にミドル級のベルト奪取宣言がありましたが、今回、3月8日のディファ有明大会で、そのミドル級のタイトルマッチがネイサン・マーコート選手と竹内出選手の間で行われます。このタイトルマッチを三崎選手はどうご覧になりますか?
三崎和雄:ん〜、まぁ、僕はどっちが勝っても、(今後)挑戦する身としてどっちとも闘いたいですし、ネイサンに限っては一度ああいう形で黒星を喫しているので(2002年3月・後楽園ホール)、もう1回対戦したいっていうのもありますし。竹内選手は外からの選手なんで、まぁきっちり潰しておきたいなっていうのもありますからね。どちらとも闘いたいっていうのが正直な気持ちですけど、どっちが勝っても僕的にはいいかなと思ってますけどね。

三崎選手からご覧になって今度のタイトルマッチで争う二人はどちらが優勢ですか?
三崎和雄:これも分からないですよね。分からないと思います。前回の試合(2002年10月・後楽園ホール)を観ても、まぁ、竹内選手はああいう固めてっていうスタイルの選手なんで、ネイサンもちょっと裏をかかれたって言うか、そのへんが前回ちょっとカッチリ噛み合ってしまったっていう感じだと思うんですよ。やっぱり今回、ネイサンも前回同様のスタイルはとってこないと思うので、そういう意味ではちょっと分からないですね。

分かりました。では、三崎選手がタイトルマッチに向けて驀進していく中で重要な一戦になると思われる、今度のVS久松戦に関して。久松選手の試合は既に何試合か会場でもご覧になってらっしゃると思いますが、久松選手にはどういう印象を持ってますか?
三崎和雄:ん〜、特別評価している訳ではないですけど、やっぱり実績も残してますし、もちろん油断もできないって思うんですよ。ん〜、そう思うんですが、自分と比べた時に(自分より)どこが優っているんだと考えた時に、そこもちょっと見当たらないと。そういう意味では、まぁ、負けることはないと自分では思ってるんですけど。どういう形で勝てるかというのを、今自分の中でイメージしてますね。

同じGRABAKAの佐藤光芳選手が『DEMOLITION』のリングで久松選手に負けてるんですが(2002年9月・横浜赤レンガ倉庫)、あの試合はご覧になりました?
三崎和雄:直接ではないんですけど、ビデオで観ました。

あの試合では久松選手の何が良かったんでしょう?
三崎和雄:何だろうな〜。まぁ、作戦勝ちじゃないですかね、久松選手の。久松選手は寝たくないっていうのがあったと思うんで、もう相当練習をしてきたと思うんですよ、多分。タックルを捌いて打撃を入れるっていう練習を。でも僕はどっちでも勝負したいなっていうところがあるんで、グラウンドでも勝負したいし、立ち技でも勝負したいんで、向こうが立ち技を拒むんであればグラウンドでいきますし、グラウンドを拒むんであれば立ち技でいきますし。

では、今回のVS久松戦で三崎選手がやりたいことを、お話しできる範囲で教えていただけますか?
三崎和雄:ん〜、全く考えてないですね。全く考えてないですけど、キッチリいきたいってことですかね。

最近はどんなことを課題に日々練習をしてます?
三崎和雄:最近ですか? そうですね〜、結構今まで雑な練習をしてたんですけど、細かいことを気をつけながらやってますね。寝技だったらキッチリ一つ一つの動きに対して、ホント細かいことを頭で考えながら練習してますね。

分かりました。それでは最後に、今度のVS久松戦を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
三崎和雄:え〜そうですね・・・今回はキッチリと、みんなが満足するような試合をして勝ちたいと思いますので。ベルトへ向けてもう一歩階段を昇ろうかなと思ってますので、皆さん楽しみに待ってて下さいと。そんなところでしょうか(笑)。

おまけトーク

では、ちょっとクダけた感じで季節ネタを。3月と言えば『卒業』シーズンなんですが、卒業にまつわる思い出って何かあります?
三崎和雄:ん〜『卒業』と言えば『別れ』。『別れ』と言えば『大人への第一歩』。

???(笑)
三崎和雄:まぁ、悪い大人にはならないように。どうです? ダメですか(笑)?

・・・(笑)。もうちょっと何か膨らませましょうよ(笑)。
三崎和雄:皆さん、悪い大人には気をつけましょう。そして悪い大人にはならないように。え〜、石川英司のような悪い大人にはならないように(笑)。

そっちできましたね(笑)。
三崎和雄:え〜、見習うのは僕です。個人指導もやってます(笑)。あの〜女性限定で募集してます(笑)。

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