打ち合ってましたけど、パンチは効きました?
渡辺大介:相手が大振りだったんでカウンター狙ってたんですけどね。相手もやっぱ体が大きいんで、一発当たるとこっちが倒れるものは持ってると思うんで、打撃の警戒はしてました。良く見ればカウンター合わせられると思ってたんですけどね。

ダウンの後、ロープ際でパンチをかなりもらっているように見えましたが、実際はどうだったんですか?
渡辺大介:パンチは見えたんで避けてはいたんですが、その前のが効いてましたね。倒れたってことは効いたってことなんですけど、「あれっ?何でダウンしてるの?」みたいな。で、ボーンボーンってもらって「うわっ、やべぇ!」って感じでしたね。ただ止められるとヤバイッと思ったんで、ガードして体振って避けてました。パンチを打ってくる時に振りかぶって打ってきてたんで避けれましたね。グラウンドでパンチを見る練習もしてたんで。ただ、結構グワ~ンと頭にきてたんですが鈴木さんの声も美濃輪さんの声も聞こえてたんで、ここでいかないとと思ってました。セコンドが必死に声かけてくれてたんで、俺が頑張らないでどうするって。

佐藤選手との闘いは1年半ぶりだと思いますが、動きとかいかがでしたか?
渡辺大介:やっぱり強いですね、ホントに。突進力とか凄いですよね。でも前よりはコーナーとかに押し込まれることも無かったんで、そのあたりは負けてなかったように思いますね。フロントチョークも手応えありましたしね。喉にもキッチリ入ってましたし、あれでもう少し足が掛かってたら、足組み換えて絡められれば良かったんですけど。

最後のアームロックは結構極まりそうだったんじゃないですか?
渡辺大介:いや、まだ大丈夫でしたよ。手首の方とか緩かったんで。あと試合中なんで。今はパンパンですけどね。この後痛みが出るかもしれないですけど。あの時は時間も頭に入ってたんで、もう少しでクラッチ組んで外せそうだったんですけど「あ~、くそっ時間ねぇ!」って感じでしたね。自分でビデオ見てみないとわかんないですけど、最後のアームロックが(判定で)結構効いてたんじゃないかと思うんですよね。ジャッジも割れてましたし。でもまぁ、自分の力は出し切ってこれたんで、これが今の僕ですって感じですね。頑張ります。でも悔しいですね。

試合後に佐藤選手と二言三言、言葉を交わしてたようですが?
渡辺大介:1年後でも2年後でもいいんで、もう一回やりましょうって。郷野さんもよかったじゃないって言ってくれてたんで。

次の目標っていうのはいかがでしょうか?
渡辺大介:そうですね、ホントはこれに勝ったらランキング入れるなと思ってたんで、勝ってアピールしてこの後に続く大きい興行に出たいなって言うのがあったんですけど、ちょっとわかんないですね。とりあえず休んでダメージ抜きます。結構打たれたんで。

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