前回、昨年10月・後楽園ホール大会でのVS野沢洋之戦は壮絶な打撃戦でしたが、打撃は得意とするところですか?
小沢稔:ん〜基本的にはグラップリングで1本勝ちをおさめたいと思ってます。私のベースは柔道なので、柔道的なグラップリングで1本をとるのが目標です。でも、打撃に関しても、相手に絶対押されないように、今練習しています。

野沢選手との試合は、打撃戦の末の判定負けという残念な結果でしたが、あの試合を振り返っていただけますか?
小沢稔:相手の打撃で押されて、自分の持ち味の組み技が出せなかったですね。出し切れなかったことが敗因だと思います。

今回、6月7日・ディファ有明大会でのVS飯田崇文(A-3)戦は、約7ヶ月を空けてのパンクラスでの試合になりますが、そのことに関してはいかがですか?
小沢稔:前々回のVSアライ戦(昨年7月・後楽園ホール)、前回のVS野沢戦で勝利できなかったんですけど、またチャンスをもらえてありがたいと思っています。パンクラスではまだ勝ち星がないので、とにかく1勝を上げたい。それが今、何よりの目標です。

今回の対戦相手、飯田選手とは、昨年3月(後楽園ホール)のパンクラスゲートで一度対戦していますので、1年3ヶ月ぶりの再戦ということになります。前回はドローという結果に終わりましたが、その試合を振り返っていただけますか?
小沢稔:ドローということで、結果的には勝てなかったんですけど、あの試合では私自身、攻めきれなかったとこともありました。あと、飯田選手の強さも感じましたが、今回の再戦で決着をつけます。必ず自分が勝って決着をつけたいと思います。

現在、飯田選手は5連勝中ということですが、飯田選手の最近の試合などご覧になりました?
小沢稔:はい。最近の試合も観てますし、強くなってるだろうなとは思います。でも、自分自身も練習してきているので、そういう意味では自信があります。

今回のVS飯田戦で、小沢選手がやりたいことっていうのはどんなことでしょうか?
小沢稔:前回闘った時に出し切れなかった自分の形、これまでパンクラスの試合で出せなかった自分の組み技を出して闘いたいと思います。

今回の試合のその先のことにについてお聞きしますが、今後、小沢選手は何を目指して、また何を目標に闘い続けていくのでしょうか?
小沢稔:もちろんパンクラスでウェルター級のランカー、チャンピオンになりたいという希望はありますけど、自分のスタイルでしっかり勝てるようになれば、結果的に上位選手と対戦できたり、ランクインできると思うので、まずは自分のスタイルでしっかり闘えるようになりたいですね。

パンクラスのウェルター級で特に注目している選手はいますか?
小沢稔:昨年7月にKO負けしたアライ選手には絶対勝ちたいです。とにかく屈辱を味あわされたので、アライ選手へのリベンジが自分の中で必須条件です。

では最後になりますが、今回、小沢選手を応援していらしゃる皆さんへのメッセージをお願いします。
小沢稔:打撃とグラップリング、組み技で、ただコーナーに押し込んで判定勝ちを狙うような試合はしたくないので、殴って、蹴って、投げて、関節を極めるような試合を皆さんにお見せしたいと思います。

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