第2試合『ネオブラッド・トーナメント2003〜フェザー級〜』一回戦第2試合/5分2ラウンド
○前田吉朗(2R 1分06秒、TKO(レフェリーストップ)/パンチによる)実原隆浩×

前田吉朗(P's LAB大阪・稲垣組)vs 実原隆浩(チーム品川) 志田選手よりも、なおきっちりと基本通り、堅い試合をしている感じのする前田選手です。ただ、志田選手との違いは、思い切りの良さです。デビュー以来4戦全勝です。それに対してチーム品川の実原選手は経験もあり、闘い方もたいへん小憎らしいぐらい、良いリズムを持った選手です。が、実原選手が自分のリズムで闘う前に前田選手の思い切りの良い攻撃が波状で入りました。2R50秒切ったぐらいの、KOシーン直前のところから実に回転の速いパンチになりました。このTKOに至るまでは、パンチの間に膝蹴りが入って、尚且つパンチを切り返したところでレフリーが割って入るという形の、キック、膝、パンチです。比較的思い切りの良いパンチです。これを見ると、(前田選手は)当て感が凄く良く、正確に相手に向かっていく選手です。デビュー当時、危なっかしいところがあったのですが、やはり勝ち続ける中で、その部分も消えてきましたので、ますます楽しみな前田選手です。


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