まずは優勝おめでとうございます。
関直喜:ありがとうございます。

今の心境をお願いします。
関直喜:僕はパンクラスを見て育ってきたんですね。自分たちの世代ならそういう人も多いと思うんです。自分は旗揚げからパンクラスが好きで、パンクラスに入りたくて入団テストも受けたんですけど一回落とされてたんですね。だから、自分でアマチュアで実績作ってリングに上がりたいなって思ってました。『ネオブラッド・トーナメント』って言うのは、自分みたいに身体の小さな選手が大きな選手を倒すって言う、伊藤選手とか美濃輪選手とか凄く印象に残っているんで、自分らの世代でこんな事言う人って少ないかも知れませんが、ネオブラッドに出るって言うのは僕の夢だったんですね。それがかなって嬉しいです。一回戦で顔腫れちゃたんですけど、飯田さんはきれいな顔で、見ている人は飯田選手が勝つと思ってたんだと思うんですよ。僕の友達もメールで「凄い強いぞ!」とか入れてくるし。でも、自分は色んなトーナメントの経験もあるんで、1回戦では駄目でも2回戦からエンジンがかかってくる自信はあったんで、その自分の経験を信じて頑張ってきたんですけど。一回戦は足首固めを思いっきりいったんですけど、プロになってからは脚関節なんかにいくと乗られて殴られるんで怖くていけなかったんですけど、今日は思い切って勇気出していったんですが、飯田さんも根性あってギブアップ取れなかったんですけど、次はもっと研究して頑張りたいと思います。

足首はかなり音なんかしてたんですか?
関直喜:いや、してなかったですね。思いっきり力入れたんですけど、角度が悪かったのか力が足らなかったのか、80%ぐらいまではいくんですが、それから先にいかなかったですね。

テイクダウンも結構取ってましたね。
関直喜:そうですね。自分はレスリング出身なんでテイクダウンには自信があるんですけど、それしか自信ないんで、打撃も練習してるんですが、試合では全然出せませんね。相手も僕にはタックルしかないって分かっていると思うんですね。パンフレットにあった梅木レフェリーの言葉にもありましたけど。自分でもそれ以外の奇襲技なんかも練習してたんですが、打ち込みでは出せても、スパーでは出せないみたいな。だから結果、いつも通りの試合運びになってしまいました。あとは勇気を持って脚関節を攻めにいったことぐらいですね。ここで満足してたら駄目だと思うんですが、まずは夢がかなったんで、次は研究して上を目指して頑張りたいと思ってます。

國奥選手とかですか?
関直喜:そうですね。國奥選手なんかはキャリアで50戦以上もしてて、自分はまだ4戦目なんでまだまだなんですが、まずはランキング入りしたら上が見えてくると思いますので、早くランキング戦をさせていただければと思ってます。ただ、自分を含めてレスリング出身の選手が多いので、大石さんとか、和田さんとか、北岡さんとか、そこをどう攻略するかが見えてないので、その辺を研究したいと思います。それで、どうせ闘うなら、そのレスリング出身の頂点にいる大石さんと闘ってみたいです。ふざけんなって思われるとは思うんですけど、力付けていつか闘ってみたいです。

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