第1試合 ウェルター級戦/5分2ラウンド
△小沢稔(2R 5分00秒、判定ドロー/1-1)熊谷真尚△

良い試合でした。お互い噛み合っていて、小沢選手の良さ、熊谷選手の良さが在っての互角の内容でした。熊谷選手は試合開始早々に左鎖骨を折るようなケガを負ったという情報が試合後伝わって来たのですが、そういう意味で良く闘ったなと思います。そのまま直ぐに病院に行きましたから、禅道会さすがだなという感じです。こういうところからも、禅道会のプレッシャーというのは私は相当なものだと思います。鎖骨が折れて普通は闘えません。ファイターの気持ちという意味で、先の昼のismの選手はもう1回、肝をすげ替えるべきだと思います。これだけ外から出て来る選手の人達はパンクラスのリングに上がるのに肝据えて、命を賭けて来ます。上からまだまだ見下ろしているような気持ちがあるのではないかなという、パンクラスというブランドの威光に頼り過ぎているのではないのか?という思いがあります。一個人として、きっちりとパンクラスの看板を背負って出るんだという気持ちは、私は 薄いと思います。パンクラス所属という気持ちで出ているという事自体に私はismの選手の今回の弱さ、試合の弱さではなく、人間としての弱さを見ました。そんな意味で今回、禅道会を胸のすく様な思いで、彼等を諸手を挙げて応援したかったです。そんな試合でした。小沢選手の鎖骨を折る様な投げを打っていくようなところにも、やはりV-CROSSの選手も、あながち油断出来ません。良い試合でした。


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