鈴木みのる:1ラウンド目は少し様子を見ようと思ってましたので。で、2ラウンド目のアキレス腱(固め)ですけど、あれ、ロープ際でなければあそこまで反転してたんで、あの形から逆エビ狙ってたんですけどね。でも良い選手ですよね。力もあったし、バランスも良いし。で、あのライガーのバカの解説が途中で聞こえたんで、もう茶化すしか出来ないんですよ。テメェはリングに上がって無様に負けたのに。それからおかげさまでパンクラスは10年経ちました。24、25のわがままな若造の集団が、あの時はまだ見たことのないプロレスで、「何だこれは!」って言われてたんですが、今では当たり前のように認知されてて、この10年間頑張ってきて、本当に良かったなって思います。

新日本でのデビュー戦の相手だった飯塚選手でしたが、感慨深いものはありますか?
鈴木みのる:今になってみて思えば、あ〜、そうですね、やっぱ一本取りたかったですね。

それはどうしてですか?
鈴木みのる:勝つためにです。僕らは勝つためにリングに上がって、憎くもない相手とにらみ合って、相手を傷つけてのし上がっていくために闘っているわけだから。だから勝つために一本取りたかったです。

飯塚選手と新日本のリングでプロレスで決着をつけたいって言うのはありますか?
鈴木みのる:う〜ん、う〜ん…どうだろう。うん、今度こそ「まいった」って言わせますよ。ま、飯塚だけじゃなくて、いっぱいいるんでね、敵が。自分のアピールも途中でひっくり返されてるし、物凄い腹立ちますけどね。ドンドン闘って、そして勝つ。それが自分たちの証ですから。偉そうに解説席に座っていたライガーもいつでもぶち殺してやりますよ。

新日本の選手で一番闘いたい相手は誰ですか?
鈴木みのる:闘いたい相手…あの「ライオン」のマークつけてるやつ、全員ですね。それからこういう闘いには前の方を押しやって出てこようとしない後ろのやつらですね。そういうやつらもぶちのめしてやりたいですね。

鈴木選手にとって「新日本プロレス」とは何ですか?
鈴木みのる:敵です。自分のプロレスが正しい、自分が何のために生きてる、自分のしたいプロレスはこうなんだ、って言うのを証明するために闘い続けるし、だから敵です。

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