■ エルヴィス・シノシック選手 ： 菊田選手の印象をお聞かせください。 ■ エルヴィス・シノシック：菊田選手の技術レベルは非常に高く、世界トップレベルの選手です。その選手と試合ができるのは光栄なことで、さらに菊田選手は現在のパンクラス・ライトヘビー級の王者です。彼のようなすばらしい選手と試合ができるのは光栄です。また、日本のお客さんは格闘技に詳しくて、目も肥えていますので、そういうお客さんの前で試合ができることも光栄です。 ： 菊田選手にはどういった技で勝ちたいですか？ ■ エルヴィス・シノシック：まず、自分は全力を尽くすしかないと思っています。それがグラウンドであれ、スタンドであれ、自分のベストを尽くせば、必ず勝機が見えてきて、自分もお客さんも満足いくファイトができると思います。 ： 一番、最近のファイトを教えて下さい。 ■ エルヴィス・シノシック：『ファイティングエクストリーム3』という大会で、アームバーで一本勝ちをおさめています。 ： 菊田選手とは体格差がありますが、いかがでしょうか。 ■ エルヴィス・シノシック：確かに身長は私のほうが高いので、リーチがありますので、打撃は有効なものが出せると思います。ただ、かと言って菊田選手が不利かというと、彼は重心が重く、グラップリングに関しては相手の方が有利とも言えます。 ： この試合に勝ったあとに考えていることはありますか？ ■ エルヴィス・シノシック：今は目の前の菊田戦に集中していて、先のことを考える余裕はないんですけど、勝ってどうしようというよりも、私は負けた場合のことも考えて、負けた時には「次はどうしよう」と考えるかも知れません。 ： ポイントになるのは何だと思われますか？ ■ エルヴィス・シノシック：私の方はチャレンジ精神しかないんですけど、試合では何が起こるかわかりませんので、ベストを尽くしていれば勝機が見えてくると思います。技術レベルが上がっていますので、1つのミスが勝敗を分けることもありますし、精神面で先に心が折れた方が負けると思いますので、お答えするのは難しいですね。 ■ クレウスレイ・グレイシー選手 ： 総合の試合は初めてだと聞いてますが、これまでどのような練習をしてきたのでしょうか？ ■ クレウスレイ・グレイシー：ボクシングや柔術の練習を5年間ほどずっと練習してきました。5年間でそういった打撃や寝技の練習をミックスして練習してきました。 ： 本日の公開練習ではキックは出しませんでしたが、普段はあまり使わないのでしょうか？ ■ クレウスレイ・グレイシー：いつもは使っているのですが、公開練習ということもあって、キックを使うと倒れてしまうこともありますので、あえて使いませんでした。 ： (スパーリング・パートナーの)奥さんとはいつ頃ご結婚なさって、どのくらい練習しているのですか？ ■ クレウスレイ・グレイシー：結婚したのは1年半前で、妻はムエタイの選手ですので、こういったように練習を手伝ってもらっています。今も現役のムエタイの選手です。 ： ブラジル出身ということですが、今はどこにお住まいなんでしょう？ ■ クレウスレイ・グレイシー：4年前からサンフランシスコに住んでいて、ハウフ・グレイシー柔術アカデミーに所属しています。 ： 國奥選手に対する印象を教えて下さい。 ■ クレウスレイ・グレイシー：試合のテープを見て、勉強しています。 ： 実際試合にあたって、どういったところに気をつけますか？ ■ クレウスレイ・グレイシー：國奥選手は技術もありますし、試合がはじまったら、その場その場で対処していきたいと思います。 ： 得意技を教えてください。 ■ クレウスレイ・グレイシー：特にグラウンドが得意なんですが、ボクシングのトレーニングも積んでいますのでパンチも得意です。立ち技も寝技も不得意はありません。 ■ ニルソン・デ・カストロ選手 ： 郷野選手の試合をご覧になったことはありますか？ ■ ニルソン・デ・カストロ：まだそんなに試合は見ていませんが、すごく良い選手と聞いています。そんなに試合前に相手を研究する方ではないので、試合は見ることは見ますが、そんなにしっかり見て勉強することはありません。あとはコーチがしっかり練習メニューを組んでくれますので、それに合わせてしっかりやるだけです。 ： 郷野選手は打撃を得意としていますが、彼の打撃はどう思われますか？ ■ ニルソン・デ・カストロ：打撃は強いと聞いていますが、私も打撃は得意ですので、望むところです。 ： 以前、郷野選手は同じシュート・ボクセのムリーロ・ニンジャ選手に引き分けています。郷野選手に勝つ自信はありますか？ ■ ニルソン・デ・カストロ：引き分けを狙うつもりはありません。勝ちにいきます。 ： この試合に勝った後の、次の大きな目標はありますか？ ■ ニルソン・デ・カストロ：やはりチャンピオンになりたいですね。ただ、この試合に勝ってからチャンピオンになることを考えたいです。 ■ ヒカルド・アルメイダ選手 ： 減量の具合はいかがでしょうか？ ■ ヒカルド・アルメイダ：おなかが減ってます(笑)。今、84.5kgです。だいぶゴールに近づいてきましたね。 ： 今回、階級を下げたのはなぜでしょうか？ ■ ヒカルド・アルメイダ：パンクラスからミドル級の試合の要請がありましたので、受けることにしました。ただ、階級に関しては別に気にしていません。 ： 普段は何kgぐらいあるのでしょう？ ■ ヒカルド・アルメイダ：88kgぐらいです。 ： パンクラスのリングでは好調ですが、パンクラスは相性が良いのでしょうか？ ■ ヒカルド・アルメイダ：今まで3試合行いましたが、3連勝していますので、確かに相性が良いと言われれば、そうなのかも知れません。また、今回はパンクラスvs世界ということなんですが、自分はパンクラス側の選手だと思っています。 ： ライトヘビー級の王座挑戦も近いといわれていますが？ ■ ヒカルド・アルメイダ：自分は試合にきっちり勝っていって、菊田選手と対戦できればいいですし、階級を落としてネイサン・マーコート選手と闘ってもいいですね。体重は関係なく、闘うチャンスがあれば闘いたいです。 ： 2階級制覇を狙うということでしょうか。 ■ ヒカルド・アルメイダ：確かに2階級制覇をしたいんですが、ただ階級を落とすのは大変なので。おなかもすきますし(笑)、だから、もっと上の階級を狙ってもいいですね。 ： 無差別級に興味はありますか？ ■ ヒカルド・アルメイダ：アブダビ・コンバットではジョシュ・バーネット選手とも闘っていますし、無差別級でも闘うことは全く問題ありません。ただ、今一番大事なのは三崎選手との闘いですので、それが終わってから考えたいと思います。 ： バーネット選手との試合結果は？ ■ ヒカルド・アルメイダ：チョークスリーパーで一本勝ちしています。 ： 今回はどのように勝ちますか？ ■ ヒカルド・アルメイダ：絶対に一本勝ちで勝ちたいです。