まずは前回の試合となった、10月グランキューブ大阪大会メインイベントでの伊藤崇文選手との試合を振り返っていただきたいのですが。
花澤大介13:そうですね、自分のデビュー戦(03年5月横浜大会)の時に一度流れた相手だったんですけど、2連敗の後にまた伊藤選手と組んでもらえたのは驚きましたね。試合に関して言えば、試合にのぞむ時点で負けてたなっていう感じがしました。

それは具体的にどういう所がですか。
花澤大介13:コンディション的には悪くなかったんですが、いくつかケガをしてたんで試合前の練習が制限されてしまいましたね。まあその中で100%の力を出したつもりなんですけど・・・

10月の試合前は「トップファイターの伊藤選手と対戦できるのが嬉しい」と発言されてましたが、実際に伊藤選手と肌を合わされてみていかがでしたか。
花澤大介13:失礼かもしれないですけど、僕はパンクラスを初期から観てたんで、(伊藤選手が)ネオブラッド・トーナメントで優勝したときもリアルタイムで観てますし、いわば雲の上の存在だったんですよ。ただ実際に試合をしてみて、思ってた程(自分との距離は)遠くはなかったと思います。格の違いを見せ付けられるのかなと思ってましたが、もう少し頑張れば手が届くんじゃないかと思いましたね。

では、12月ディファ有明大会で対戦するアライケンジ選手に関してですが、どのような印象をお持ちですか。
花澤大介13:トリッキーな動きをする選手ですね。打撃に関しては距離が離れていても近くても危険だなと思います。自分より年齢は若い選手ですけど、経験のある選手なので胸を借りるつもりで思いきってぶつかりたいですね。

現在花澤選手はパンクラスマットでは残念ながら白星を残せていないですが、今年最後の試合にかける意気込みをお願いします。
花澤大介13:自分は次の試合はこういう動きをしますとか色々考えてできるような器用なタイプではないんで、自分がいま持ってるものに磨きをかけて、今までパンクラスマットで出来なかった動き、出せなかった技術を出して勝ちたいですね。そして気分よくクリスマスとお正月を迎えたいですね(笑)

花澤選手にとって今年は2月大阪大会のパンクラスゲート出場から始まり、5月横浜での大石幸史戦でプロデビュー、7月のネオブラッド・トーナメント出場、10月は地元大阪での伊藤選手との試合、そして今回12月ディファ有明でのアライ戦との対戦とパンクラスでの試合とともに2003年を駆け抜けてきた感じだと思うのですが、今年をふり返っていただくとどんな年でしたか。
花澤大介13:格闘技の厳しさを教えられた年でしたね。今までアマチュアでやってて、グラウンドパンチのないルールでやってたんですけど、2月はゲートでいい勝ち方ができて「よし」と思ってたら、5月の大石選手との試合でプロの厳しさ、力の違いを教えられましたね。何もさせてもらえなかったですし、なので今は練習の時に大石選手のような力のある選手と対戦した場合のことを想定しながらやってますね。

では、来年はこういう年にしたいという展望・目標がございましたら、お聞かせいただけますか。
花澤大介13:ずっとコブラ会で練習してきて、いろんな技を練習してるんですが、まだパンクラスのルールの中で自分が使えていない技が多いので、それを使えるようにして、今まで練習でやってきたことが間違いじゃなかったってことを証明したですね。

では、最後に当日ディファ有明にお越しになるファンの方へのメッセージをお願いします。
花澤大介13:ファンの方にもそうなんですけど、まず自分の場合はワールドパンクラスクリエイトさんの方に3連敗しても、試合に使って頂いてありがとうございますいうのが先にきますね。あとファンの方へは東京に行くと声援がなくて本当に寂しい思いをしてますんで、少しでも「花澤」って言ってもらえると涙が出るぐらい嬉しいんで(笑)応援お願いします。

花澤大介13選手database