久しぶりの試合をストレート(3-0)の判定勝ちでしたが、試合を振返って、如何がでしたか?
大石幸史:自分でやろうとすべき事は、KO出来なかった事以外は、頭の中で意識出来る事が、体にも繋がって来ました。もう、考えている事が、自分の体で動かせる様になって来ました。凄く満足しています。倒せなかった事は仕方無いですけど。

ボクシングテクニック、ジャブを多用したスタイルで、詰めて行くのが見えましたが、あれは大石選手の新しいスタイルですか?
大石幸史:ジャブ、ストレートを出すとかは関係なくて、僕の中では構えを重視しているので、ストレートも、ジャブも、フックも、アッパーも体のバランスが大事なので、あとはそれらをどう出すかというだけです。今日は、その構え、自分の体を意識して使えたので、あとは応用を利かせるだけだと思います。

パンクラスのマットで、パンクラス・ルールで試合をするのは久しぶりだったと思いますが、自分の中では久しぶりという意識はありましたか?
大石幸史:無いです! 無視されていたので。別に何も無いです。無視されるのは嫌なので、行けるところに行って、もっと強くならなければ駄目ですね。

飯田選手の印象は如何がでしたか?
大石幸史:わからないです。自分の事しか考えていないので。

ちょっと下から蹴り上げられる場面もありましたが。
大石幸史:下から効かないパンチを打たれたり、効かないキックを打たれたりというのと一緒の感覚で、良い音がなったから効いているわけではないので。やらせては駄目なんですが、打たれてからも僕は攻めていたので、問題はないですね。

先月の事になりますが、ウェルター級のタイトルマッチがありました。ランキング1位の大石選手がそこにいませんでしたが、自分の中でタイトルマッチへの思いというのは、今は如何がですか?
大石幸史:僕は別にタイトルマッチがやりたいわけではありません。ベルトが出来た頃から言ってるんですけど、ただ強くなりたくて、いつも強いという事を証明出来れば良いと思っています。ただ! あの段階で!、タイトルマッチを組むのであれば!、僕しかいない、という事ですよね。やりたいというわけではありません!やるんであれば僕しかいなかったはずなんですけど。数字も1位、2位、3位とあるわけですから。僕じゃないとおかしい、というのはありますね。

ベルトは目標ではないんですか。
大石幸史:國奥さん、伊藤さん、ismの選手が持っている限り、僕は別にそこを狙おうとうは思わないですね。ウェルター級の1位が他の所へ行って勝ってしまえば、チャンピオンはどれだけ強いんだという事になりますからね。

パンクラスでの唯一の黒星がその國奥選手との試合なんですけど、来年はそのベルトを獲ってリベンジだとは思いますか。
大石幸史:さっきも言いましたが、ismの人に怨みは無いし、別にやりたいとも思いません。出来るのであれば、國奥さんとかでは無くて、もっと皆が強いと言っている様なところの人とやりたいですね。何でも良いんですけど。それが先でね。パンクラスの1番というよりは、パンクラスが1番、にしたいだけなんで。

パンクラスにとって、大石さんにとって今年1年はどんな年だったでしょうか。
大石幸史:ん〜、10周年というのに、何か振り回された感じがしましたね。まぁ、来年からまた1年目なんで、会社の人も、僕等も、そういう事に振り回される事無く、今迄通り、といっては何ですけど、自分の出来る事をまず、やっていきたいですね。

ありがとうございました。

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