試合を3日後に控えて、現在の体調はいかがですか?
高森啓吾:体調はバッチリです。ウォーターマンは元々最初から一番対戦したかった選手なので、すごいワクワクしてますね。

デビュー戦からこれまで4試合を闘ってきていますが、今回のロン・ウォーターマン選手は、これまでの対戦相手と比べてもとびきりの強豪だと思います。そういう選手との対戦に関してはいかがですか?
高森啓吾:自分自身、こんなに対戦が早くて良いのかなぁ〜って思ってますけど、でも決まって嬉しいですね。

ウォーターマン選手の印象はいかがですか?
高森啓吾:力はすごい強いんだろうなって思いますね。まぁ、これまでの試合をビデオで見ても、打撃はあまりやってないように見えますよね。寝技に持ち込むにしても、やっぱり力でねじ伏せるみたいな感じで持っていって、そこからまた力で極め込むっていうスタイルで。でも、力負けするとも思わないし、ある程度自分も力は強いと思ってるので、何とか仕留めたいですね。

今日見せた練習の中で、相手がタックルに来たところを受け止めて、そこから投げにいってましたが?
高森啓吾:そうですね。これまでの試合で一度もああいった投げを出してないので(笑)。まぁ、今回ウォーターマン選手がタックルに来る選手なので、皆さんに一回ぐらいはお見せしなくちゃいけないかなって思って(笑)。

先ほどの練習の中では何種類の投げを出しました?
高森啓吾:2種類ぐらいですね。


闘い方のイメージとしては、相手が寝たとしてもそこから立たせて、相手には付き合わないって感じですか?
高森啓吾:いや、やっぱりその投げた時の形とか、あとは流れによって関節技にいったり、そのままパウンドにいったりとかすると思うんですけど。実際試合になってみて、投げてみないとわからないですね。

寝技になれば、それは初公開ってことになります。
高森啓吾:そうですね。でも、今までも打撃に特に拘ってたってわけでもなくて、たまたま打撃で決着がついたってだけで。今回もたまたま打撃で決着がつけば、一番楽なんですけどね(笑)。





今、体重はどれくらいですか?
高森啓吾:いつも試合前は117kgぐらいまで落としてるんですけど、今回はやっぱり落としませんでしたね。今はちょうど120kgぐらいです。

初のメインイベントってことに関してはいかがですか?
高森啓吾:ん〜、いつもそれは思ってることなんですけど、会場を沸かせたいなって思ってるんですよね。「啓吾の試合が一番沸いたよ」って言われるのが嬉しいし、お客さんも多分、それを求めて来てると思うので、会場をドッカンドッカン沸かせたいですね。

会場を沸かせるために一番見せたいモノって何でしょう?
高森啓吾:ん〜、関係者もお客さんも投げ技を見たいんだろうなって思うんですけど・・・(笑)。どうなんでしょうね? まぁ、それも沸くのかなって思いますし。でも、僕としては、殴り倒したいっていうのもあるんですよね。完全に勝ちたいっていうのが。

やはり今回も秒殺を狙っていきますか?
高森啓吾:いや、いつも特に狙ってるわけでもないんですけど・・・まぁ、早く終わらせたいなとは思ってますね。

VSウォーターマン戦の先のことに関してはどうお考えですか?
高森啓吾:ウォーターマンに勝ったら、その先もいろんなことが見えて来るだろうし、ベルトにしてもまた一歩近くなると思うので。先ずはやっぱりスーパーヘビー級のベルトが欲しいですね。

ウォーターマン選手は『PRIDE GP』のリザーバーですけど、そのウォーターマン選手に勝って、『PRIDE GP』への出場を要求するっていうお気持ちはどうでしょう?
高森啓吾:何か、そんなリザーバーのリザーバーみたいなのは嫌じゃないですか(笑)。だから出場するなら、やっぱりパンクラスのチャンピオンになって、その看板を背負って正式に出場したいので。だからそれはちょっとお断りですね。

お気持ちの中に『PRIDE』っていうのはありますか?
高森啓吾:そうですね。やっぱりいろんな大会に出てみたいですし。『PRIDE』に限らず、『ROMANEX』や、ゆくゆくはやっぱり『U.F.C.』とかにも出場してみたいって思いますね。