■ 日時:7月23日(金)
■ 場所:P'sLAB東京





それぞれ対戦相手の印象を教えて下さい?
ヒース・シムズ:(伊藤選手は)試合経験が非常に豊富で、レスリングも強いし、寝ても立っても強い選手というイメージがあります。でも負けるわけにはいかないので、必ず伊藤選手をコントロールして常に有利な立場に立って、是非勝ちたいと思います。
チェール・シェノン:パンクラスでの試合は今回で2戦目となりますが、山宮選手は自分よりもずっとキャリアが長く、それだけ長い間パンクラスで試合をしてきたということに、羨ましさとジェラシーを感じています。自分ももっとパンクラスで試合をしていきたいので、試合のキャリアと実績で山宮選手を追い越すぐらいになりたいです。
エド・ハーマン:今回パンクラスからの試合のオファーがきた事を光栄に思っています。相手の三崎選手のことは、事前情報としてはほとんどよくわからない状態ですが、タフな選手だということぐらいしか聞いてません。ただ、やれることは自分のベストを尽くして勝つことしかないと思っています。良い結果が出ればいいと思っています。

それぞれパンクラスファンにアピールしたい点はどのような事ですか?
ヒース・シムズ:先ほども見せましたが、スピーディなテイクダウン、これが自分の持ち味の一つでもあるので、これをどんどん試合の中で多用して、それで相手のペースを乱して、自分のペースに持っていって相手をコントロールして勝てれば最高の形なので、そういうところを観て欲しいですね。
チェール・シェノン:今回はアウェーの試合なので、山宮選手の応援が圧倒的に多いと思いますが、番狂わせというか、「アメリカにこんな強いヤツがいるんだ」ということを見せたいので、そういう意味でお客さんの期待を裏切りたいし、山宮選手にも「こんな強い選手と闘っている」ということを実感させたいと思います。
エド・ハーマン:先ほどのコメントとダブるんですが、先ずはお客さんを楽しませたい、お客さんが観てて満足してもらえるような試合を心がけています。先ずそれが第一点。また、試合中は決して気を抜かずに、ちょっと疲れたからといってペースダウンするようなことは全く無い、心が折れないような状態で試合をしたいと思っています。そういう気持ちで15分間、闘い抜きたいと思っています。

先ほどのスパーリングでも、スープレックスやリフトアップなどが目立っていましたが、普段からそのようなパワーファイトを意識しているのでしょうか?
ヒース・シムズ:選手によっては、ファーストコンタクトから打撃で自分の展開に持ち込む選手もいますが、自分達の場合はレスリングがベースなので、先ず相手に組み付いて、そこからはレスリング式の投げで、そこから有利な展開に持っていけることが多いので、それは練習中でもどんどんやってますし、そのまま試合でも投げから自分の有利な展開へという組み立てをしています。

チェール・シェノン選手は、抱え上げてからヒザに落とすという動きをしましたが、試合でもそれは使いますか?
チェール・シェノン:アメリカでの試合では、一旦ヒザの上に落としてから、また持ち上げてリングやケージの外に投げ出してしまうこともありますけど、ただ日本とアメリカでは状況が違うので、日本では紳士的にリング内で持ち上げて、ヒザの上に落とすところ止まりでしょうか(笑)。
エド・ハーマン:お客さんの反応としては、パンチでノックアウトするのが沸くんですが、バスターなりリフトアップして叩き落すところでもお客さんは反応して歓声があがるので、自分達はそれがお客さんを楽しませる一つの方法と自覚しています。練習でも試合でもそれが出せる体勢にあれば出していきます。

投げでKOする自信はありますか?
エド・ハーマン:相手を投げて、それが次の展開へ移るためのアクションという場合もありますが、投げた瞬間に相手が意識を失うぐらい、そこから相手が反撃出来なくなるぐらいに、相手をバスターで投げてっていうことももちろん考えているので、一発で仕留める自信はもちろんあります。

チームメイトのダン・ヘンダーソン選手や、ランディー・クートゥアー選手からのアドバイスは何かありましたか?
ヒース・シムズ:ダン・ヘンダーソンやランディー・クートゥアー、マット・リンドランドといった選手からは、「チーム・クエストの代表として闘って来い」と言われています。やはり自分達もその名に恥じない闘いをしたいと思ってますので、お客さんを楽しませ、なおかつ勝って勝利の報告を彼らにしたいと思うので、是非そういう闘いをしたいと思います。また、チーム・クエストが世界で一番のチームであると証明したいと思います。