現在、ミドル級8位のランカーでありながら、10/12(火)後楽園ホール大会では、ウェルター級での出場となる長谷川選手ですが、そのお話をうかがう前に、先ずは前回、5月・後楽園ホール大会でのVS中西裕一(フリー)戦について振り返っていただけますか?
長谷川秀彦:強かったですね。もうちょっと投げれると思ってたんですけど、あんまり出来なかったです。自分が下になることが多かったんですけど、中西選手も上から何もして来なかったですね。でも、内容的には自分の負けなので、判定には納得してます。

今回は初のウェルター級での試合となりますが、これからミドル級と並行していくのでしょうか? それともウェルターへの転向になるんですか?
長谷川秀彦:僕の中では、一応ウェルター級への転向のつもりでいますが、体がどう応えるかですね。

ウェルター級への転向のきっかけは?
長谷川秀彦:自分は寝技の技術がウリなので、ミドル級でやっていると、自分の技術が体重やパワーで潰されてしまうこともあるんですね。まぁ、僕がパワーをつければ良いんですけど、ウェートをやるよりも技術を研究しているほうが楽しいので、それを活かすためにウェルター級に落とそうと思いました。

減量が必要だったと思いますが、今のコンディションはいかがですか?
長谷川秀彦:減量は思ったほどキツくはなかったですけど、9〜10kgぐらい落としましたね。

顔の印象が変わったように思います。
長谷川秀彦:これでファンが増えると良いですけどね(笑)

ウェルター級への転向初戦で、今回、いきなりランキング1位の大石幸史選手(パンクラスism)との対戦となりますが、現在の心境はいかがですか?
長谷川秀彦:光栄ですね。ランキング入りはもちろん狙ってますよ。

大石選手の印象はいかがですか?
長谷川秀彦:レスラーであり、ボクサーだなという感じです。

どのような試合にしたいですか?
長谷川秀彦:みんな、僕が打撃が下手だと思ってると思うんですけど、その人たちはパンクラスのリングでまだ僕の打撃を見たことない人たちだと思うので、階級も変えたし、そろそろ打撃のベールを脱ごうかと(微笑)。

打撃が下手というわけではなく、寝技のイメージがそれだけ強いのかなと。
長谷川秀彦:そう思ってもらっていた方が良いですね。

そう思わせておいて、打撃という、もう一つの引き出しを開けると。
長谷川秀彦:開けるかも知れないですね。(微笑)

今回の試合では何を見せたいと思っていますか?
長谷川秀彦:サンボの関節技は2000種類あるので、それを見てもらいたいですね。しっかりと積極的に一本を取りにいけば、観客の目も自然と惹きつけられると思うし、自然と勝てると思うので、力を出し切るだけです。

今回の試合に勝利すると、いきなりランキング上位に入ることも十分考えられますが、長谷川選手の今後のプランについて教えて下さい。
長谷川秀彦:もちろんタイトルマッチに絡んでいきたいですし、チャンピオンにもなりたいですけど、それよりも一戦一戦、一本を取っていきたいですね。先ずは目先の一本勝ちです。判定なら僕の負けで良いです。

ウェルター級で今後闘ってみたい選手は?
長谷川秀彦:ウェルター級の選手全員と闘ってみたいですね。

9月・後楽園ホール大会で、同門の和田拓也選手に勝った井上克也選手(RJW/CENTRAL)はいかがですか?
長谷川秀彦:自分と闘ったらきっとかみ合うと思いますけど、レスリングの強い人とはあまりやりたくないです(苦笑)。

長谷川選手からはもの静かな印象を受けるんですが、今回の試合で勝って、何かアピールしたいことなどはありますか?
長谷川秀彦:言いたいことは色々あるので、勝ったらマイクで言おうと思ってます。

それでは最後に、長谷川選手を応援して下さるファンの皆さんへメッセージをお願いします。
長谷川秀彦:一本を取る以外に勝ちはないと思って日頃から練習していますので、その辺をしっかりと観ていただければ良いなと思います。応援よろしくお願いします。

長谷川秀彦選手database