おめでとうございます。
門馬秀貴:ありがとうございます。今までパンクラスで負け続けて、ワンチャンスのアームロックを、前回、前々回とキャッチまで入ってたのに極めきれなくて。相手の死にものぐるいの、逃げる力に自分が諦めて、それをいつも反省して。今回三角絞めに入って、やはり伊藤選手はものすごい力で逃げて来て、足のロックが外れそうになって、それで次の展開が頭に浮かんでしまったのですが、それと同時に前回の反省点が浮かんできて。これを取れなかったら「もう、しょうがない」。あとの2ラウンド、3ラウンドは関係無く、100%力を振り絞って、伊藤選手の気持ちに負けないぐらい力を出して、そして締め続けた結果、こういう形になって、嬉しく思います。

勝利への執念を感じました。
門馬秀貴:パンクラスにはずっとチャンスをいただいていて、それをことごとく潰していて。『ネオブラッド』のチャンピオンで、全然先に進めてないのが自分だったので、何とかランキング上位の伊藤選手に勝てて、本当に嬉しく思います。チャンスをくれたパンクラスに感謝したいと思います。

打撃で勝負にいくのかと思いましたが、いきなりグラウンドに引き込んでの展開でしたね。
門馬秀貴:3ラウンドまで打撃でいくつもりで、そしてゴングが鳴って、伊藤選手は相手を見るタイプだと思ったので、先に最初、最初にプレッシャーをかけていこうと思いました。そうしたら、タックルに来たのが予想外でしたけど、フロントチョークにはいくつもりは無かったのですが、最終的に技にいくまでの餌の使い方の練習はしてきたので、例えば今日の様な、フロントチョークからの三角絞めとか。そういう練習をしてきた事が試合で出せました。門馬と言えば三角絞め、みたいな事を言われていて、試合で全然出せないなんて、自分自身悩んだんですけど、フィニッシュが三角絞めで決まってくれて、本当に良かったです。

ランキング3位の選手に勝ったので、上位ランクに食い込んで来ますね。
門馬秀貴:最初はランキングというのは意識してなくて、でもパンクラスでどんどん試合をしていくうちに、いろんな人に「今、門馬さん何位なの?」とか、すごい聞かれる様になって。『ネオブラッド』に勝ってから。でも、「まだ入ってない」って言ってる自分がすごく恥ずかしくて、本当にこれがランカーの人と出来る最後のチャンスだと思って、この試合が決まってから、ランキング入りという事に関してすごく意識する様になりました。ランキングに入ったので、入ると思うので、今度はベルトというのを意識して、目標を高く持って、練習に取り組んでいきたいと思います。

尾崎社長とはどんな言葉を交わしたのですか。
門馬秀貴:「ありがとうございました」ってその一言だったんですけど、その中に、本当にたくさんチャンスをいただいて、ありがとうございましたという。他団体なんですけど、やっとチャンスを生かす事が出来ましたという事を「ありがとうございます」の中に込めました。

最後に、今後闘いたい相手、目標についてお願いします。
門馬秀貴:ランキングが何位になるかわかりませんが、自分より上の選手を目標に、闘って結果を出していきたいです。ありがとうございました。

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