菊田早苗:(試合のビデオを観ながら)やっぱり肩固めとか返されてますね。

やりたいことが出来なかった?
菊田早苗:いや、多分もう分かってるんでしょうね。どんなに殴られても。脇開くかな?って思ったんですけど。足はね、絶対警戒してないと思ったんですよ。得意なんでいつも狙ってるんですけど、今日は良かったですね。絶対取れるんで。いつも狙ってるんですよ。滑ってたりしてたんですけど、今日は靴履いてたので、絶対抜けないだろうなって。アキレスとヒールは違うので。良かったです。でも、やっぱり肩固めとか、しつこく狙うもんじゃないですね。早く切り替えた方が、いろいろバリエーションあるんだから、その辺をちゃんとやっとかないと。そう感じたところです、今日の試合は。

ちょっと簡単にマウントが取れて、面白く出来なかった?
菊田早苗:そんなに余裕、結構ないんで(笑)。まあ、取れる時に。

組む力はどうでした?
菊田早苗:力は強かったですね。鈴木さんにちょっと聞いたら、やっぱり力は強いからって。やっぱり外国人っていうのは強いですね。

マイクアピールもありました。
菊田早苗:本当は、(第4試合に)続けてだったからやりたくなかったんですけど、ちょっとやっぱり言っとかないと。

今、コンディション的にはいかがですか?
菊田早苗:コンディションは本当にいつになく良くて。コンディションって言うか、その、肉体面じゃなくて、練習とか試合の組み立てとかいろんなのがあって、今日も別に無理して突っ込もうとは思わなかったし。まぁ、肩固めがダメなら、アキレスにいくとか、そういうふうにちょっと休まず攻めていこうというのは、ちょっとしたことなんですけど、趣向を変えたらやりやすかったですね。何で今まで一辺倒でやろうとしてたのか。逆にそれだけ自信があったんですけど。肩固めとか。だから一本を狙ってるんですけど、『何くそ!』って言うんじゃなくて、流れの中で来たら確実に取るって切り替えが出来て。今日はだからそういう意味では、まぁ、あんまり大きいことは言えないですけど、特にアイスマンだからっていうよりは、誰とやってもそれなりの結果にはなったという感じですね。

菊田選手としては、今後はどう考えていますか?
菊田早苗:先ほどもリング上で言ったんですけど、せっかく余力があってもったいないので、年末までにもう一試合やりたい。それも、例えば僕の寝技から逃げる、固めてくるんじゃなくて、直線で勝負出来るグレイシーの選手とやっぱりやりたいと思います。

年末には大きな舞台もありますが?
菊田早苗:そうですね。出れたら良いなと思います。グレイシーの選手だったら、もうやりたいですね。最近はだから、そういう意味で、やっぱりちょっと単純に試合をやって、寝技を防いだとか何とかじゃなくて、寝技と寝技で勝負して内容を残せる試合が出来る人とやりたいですね。無ければ無いでずっと何ヶ月も待って、準備を整えるので大丈夫です。

今回、休んだようなことは無い?
菊田早苗:そうですね、それは大丈夫です。どんな相手でも、グレイシーとやりたいことは確かなんですけど、マイナスはないので、いろんな機会が出来たらやりたいですね。ちょっと大物喰いがしたいですね。

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