試合の感想をお願いします。
野地竜太:前回の話になってしまいますが、勉強する事はいっぱいありました。でも、技術的には何もしないで終ってしまったので、今回は本当にいっぱいやりたいなというのがあって、本当に倒せるチャンスがあればKOも狙ったんですが、それと同じぐらい、長くやりたいなというのもありました。せっかく今回、僕はランカーでもないのに3ラウンドらせてもらえたので、タイトルマッチも長くて3ラウンドじゃないですか、だからそれを経験しても良いかなという、両方の気持ちがあって、無理に突っ込んで倒しにいって、ミスを犯すよりは、3ラウンドやって良かったかなと。初めてのグラウンドにもなりましたし。今回はすごく、前回の分も取り返したかなというぐらい、経験が出来たので良かったです。

初めてのグラウンドの攻防はいかがでした?
野地竜太:そうですね。グラウンドにはなりたくなかったのですが、タックルが来たら切る練習もしてたので、それでうちはもっと重い人もたくさんいて、もっとテークダウンの技術がある人がいるので、そういう人たちを相手にやってきたので。本当に「落ち着いて、落ち着いて」と皆が言って、それが出来たので、倒される時にしても、安易に上になられたり、サイドになられたりというのが無かったので、本当に練習通り出来たので良かったです。

今回、柳澤選手との対戦にあたって、記者会見でああいう騒動がありましたけど、心中はいかがでした?
野地竜太:でもやっぱり柳澤選手は旗揚げメンバーですし、こういうNKの大会に参加するとファンの方も喜ぶと思いますし、ヘビー級もそんなに大きい人もいないので、ああいうプロレスラーの方と試合するという事も自然な事だと思いますから、ああやって乱闘騒ぎになったのも、向こうはそれでモチベーションが上がるのだったら、全然やっても良い事だと思います。本当にそういうのも含めて、試合前からイケイケに成りましたね。

ある意味、プロの洗礼みたいな形ですか?
野地竜太:そうですね。『K-1』に出てた時も、ボブ・サップが目の前でやってたのがあったんですけど、僕は関係無いなと思って見てたので(笑)。本当にプロの試合の洗礼と言うか、面白いなと思いました。

「MEGATONはイージー」と言われました。魔界クラブはイージーでしたか?
野地竜太:KO出来なかったので、そんなにイージーでは無いですし、もちろんタックルに入って来るスピード、タイミングがすごく上手でした。やはりパンチでですが、効いたって思ったら直ぐに来るので、それで無理に突っ込めなかったので、技術はもちろんすごいと思いますから、イージーではなかったです。

試合は落ち着いて出来ましたか?
野地竜太:そうですね。こっちの打撃がちょっと単発気味だったんですけど、ローキックも当たったので、まぁ良いかなと言う感じです。次は1発当たったら倒れるというぐらいの、そういうのを練習したいなと思います。

ずばり今後の目標は?
野地竜太:ずばりというと、無いんですけど(笑)、強い人とやりたいです。経験も無いのに総合に来ちゃったので(笑)。やはり強い人とやりたいと思ってますので、ショー的と言ったら語弊がありますが、盛り上がるからということで次々とやったりというよりかは、やはり強い、トップの人とやれる実力をつけたいし、その為には回り道はしたくないと思いますので。(目標は)そういう強いトップの人です。日本人でも外人でも。そういう人と試合出来るようになりたいです。

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