： これで佐藤(光留)選手との遺恨は清算したという感じですか？ ■ 鈴木みのる：ハッハッハッ(笑)。あんまり深くは考えてないけど、やりたくなったからやっただけ。 ： エキシビションマッチということでしたが、久々にパンクラスマットに上がってみていかがですか？ ■ 鈴木みのる：いや、リングが広いなと思いましたよ。「あぁ、今日はリングが、ちょっと大きさが違うな」と。通常、いつも闘ってる『新日本』や『NOAH』のリングと大きさがやっぱ違いましたね。 ： 感慨深いとかは？ ■ 鈴木みのる：いや、ないないない。そんなのないよ。ただ、ん〜、そうだな・・・。まぁ、今日出場している選手、どの選手よりも多分、歳は一番上だと思うので。まぁ、偉そうな言い方かも知れないけど、今のエキシビションマッチは、俺からパンクラスに参戦している総合格闘家への挑戦状かな。総合格闘技に挑戦するっていう意味じゃないよ。だから、紹介したみたいなもんだよ。「俺がプロレスラーの鈴木みのるだよ」って。「どうだ？ お客さん、楽しんでるだろう？」って。「どうだ？ 拍手贈ってるだろう」「どうだ？ 声かけてるじないか」っていう挑戦状かな。 ： 心の中では佐藤(光留)選手とやると考えていたのですか？ それとも咄嗟でした？ ■ 鈴木みのる：まぁ、咄嗟半分。あとはいたから。いたからっていうのがちょっと大きいかな。「アッ！ いた!!』って思って。あと、「エキシビションの相手が何で川村なんだよ」って顔してたし。マイク探してたら、偶然こう、何だ？ 予備のグローブあったから「貸して」って言ったら、(本部席が)「エッ？ エッ？ エッ？』って言ってるうちに借りて。いや、強いです。佐藤光留も、まだデビューしてないけど川村も。その前に出てた渡辺(大介)も、ホントみんな強いです。任せる代わりに、もっと今日来たお客さんが、千円で来た人もいれば、1万円で来てる人もいる。「ア〜、面白かった」って帰してみろっていうのが、うちの選手へ対する注文とかそういうのじゃなくて、俺からの挑戦状だし、さっき言ったパンクラスに参加してる総合格闘家への挑戦状でもありますね。「プロとは？」っていう意味で。勝つのが、勝たなきゃ強いと認めてくれないし、勝たなきゃこうやって雑誌とかでも扱ってくれないし、勝たなきゃ人気も出ないし。だから、勝つことが全て。だったら、別にお金もらう必要無いんで。どんな方法、手段でだって、勝つだけだったら出来ると僕は思うので。お金はお客さんが青田買いしてるんですよ。どんな試合になるか分からない。でも、「面白そうだな」って思ってお金を払う訳じゃないですか。だったら返せよ、最高の収穫で。まぁ、メッセージもプラスされてますね。でした。まぁ、任せて大丈夫ですよ、彼らは。あれで「いや〜、ちょっと今は出来ません』」てもし佐藤が言ったら、「こりゃ駄目だな」と思いますけどね。まぁ、エキシビションだったからかも知れないけど。どんなチャンスでもモノにしようっていう、あの姿勢は良いと思いますよ。 ： これから目の前にあるターゲットという意味では何かありますか？ ■ 鈴木みのる：後楽園でしょ、『NOAH』の？ ダーク何とかって言う、引越しセンターでしょ。引越し家か・・・。あ〜、何だな・・・まぁ、斎藤(彰俊)っていうのも、この間メインでやったみたいだけど。中途半端な奴だったら面白くねぇし、と思ってるよ。お前が言う「『NOAH』を面白くする」っていうのはどんなもんなんだと。まぁ、俺の体で体験したいなっていうのもあるし。あと、杉浦(貴)って、昔からちょっと顔は知ってるんだけど。やっぱ、『NOAH』の人間だからね。俺が小橋(建太)とやった時に、外にこう落ちて、さぁ返ろうと思ったら、あいつ支えてくれたんだ、俺のこと。「オォ〜、良い奴だな」と思って、「お前、俺の仲間かよ？」って言ったら、小橋がこっち睨んでたから、アイツ、手をこうやって離して、(関係ないという素振りで)こうやってやりましたからね。まぁ、キツいお仕置きしてやんないといけないと思います。ハハハ(笑)。面白い。次から次へと来るからね。『NOAH』も『新日本』も。まぁ、これからも、パンクラスはまた横浜文化体育館の方であるので。こういう興行形態でちょっと続くと思うんですよ。皆さんのお陰でみんなドンドン大きくなると思うので。駄目な時は駄目って書いてやって下さい。「お前ら、面白くないぞ」って。「お前ら、結局はショッパイぞ」って。「パンチが遅いぞ」って書いてやって構わないと思いますよ。それを受け止めるのは彼らだから。ただ、面白かったら「面白い」って素直に書いてあげて欲しいなと思いますね。まぁ、世界中のどこのリングにも無い世界がパンクラスのリングだと思うので。あとはまぁ、パンクラスismというのはパンクラスの本隊なので、彼らがもうちょっと頑張らないと盛り上がらないんじゃないかなと思いますけどね。あ〜、パンクラスism頑張れと。 ■ 鈴木みのる選手database