初めての興行形態でしたがいかがでしたか?
尾崎社長:そうですね。正直言ってどうなるか心配だったのですが、見て分かる通り面白かったので、これからも『パンクラスZ』で行きたいなと、全国回れればいいなと思います。お客さんもいっぱい来ていただいて、地元のイベントの方の主催でやらせていただいたんですけど、いい興行ができてよかったです。また熊本に帰って来たいと思いましたね。よかったです(笑)。

『パンクラスZ』の形態は地方大会で、バラエティに富んだマッチメークということですか?
尾崎社長:そう思っていただいて結構です。キックの試合もあったし、女性の試合は本戦でもやっていますけど入れて、プロレスも入れて。本戦とは別にバラエティに富んだものをやりたいなと。Zというのはゼニス(頂点)とかジローズ(熱心、集中)という意味があるんですけど、地方でもちゃんとした形でやれば盛り上がるし、熊本の選手や近くの鹿児島の選手もいたんですけど、そういうところの選手が頂点をめざせるような試合をやっていただき、なおかつ今回は熊本でしたけど、いろんな地方に根付かせるような興行になればいいなと思って始めたので、これからどんどん続けていきたいと思います。

『パンクラスZ』と興行形態は違いますが、パンクラスのリングでプロレスルールの試合が行われたのはちょっとした事件だと思いますが?
尾崎社長:事件ですよね。トップロープから飛ぶ試合をウチのリングでやることになるとは思わなかったですけど。パンクラスは元々いろんなものを吸収していく。格闘技やプロレスの中で、できるだけお客さん、ファンの方に訴えるという意味では、今日の興行は本当にパンクラスの新しい形ができたかなと思いますね。面白かったでしょ(笑)。もちろんパンクラスのリングでプロレスをやるのは事件だと思うし、女子の試合をやるのも何年か前を考えれば事件だったと思う。キックの試合は鈴木vsモーリス・スミスから始まっているけど、やっぱり違和感があったと思うんですよ。でも今日の興行を見てもらうと、そういうものがミックスされて、新しいパンクラスの形。パンクラスは一つじゃなくていいんで、いろんなものがあってパンクラスだと思っているんで、そういう意味ではすごくよかったと思っています。

今後の通常の大会とZの割合は?
尾崎社長:まだ始まったばかりなんで、割合は分からないけど、なるべく多くやらせてもらおうかなと。地元のプロモーターの方とやるものですから、できるだけやりたいなという返事しか今はできないですね。候補として沖縄は前から話はあるんですよね。それはやってみたいと思います。候補地はいろいろありますと。

佐藤選手が河野選手と闘いたいと言っていましたが?
尾崎社長:そうですか。そんなこと言っていましたか・・・考えます(笑)。