パンクラス初参戦となる12/4ディファ有明大会が迫って来ました。現在の心境はいかがですか?
アンディー・ウォン:私が総合格闘技を観始めた頃、パンクラス旗揚げ当初の船木誠勝、バス・ルッテン、フランク・シャムロックたちのエキサイティングな試合にいつも興奮してたんだ。それと、2年前に親友のバレット・ヨシダが前田吉朗と試合した時にバレットのセコンドについたんだけど、その時にパンクラスで試合をしている選手の技術レベルと、万全の調整をして試合に臨むプロ意識にとても感動したんだ。今回、総合格闘技界で長い歴史と輝かしい伝統のあるそのパンクラスで試合が出来るんだからとてもうれしいよ。そして、パンクラスマット初の台湾台北柔術の使い手として是非アピールするよ。

所属する「アジアン・インベイジョン(東洋人の征圧、進出、台頭などの意味)」という名前はユニークですね。
アンディー・ウォン:現在、日本人と韓国人の格闘技選手は世間に認知されているけど、中国、台湾、フィリピン、ベトナムなどのアジア諸国にも格闘能力が高く前途有望なのに、残念ながらまだ脚光を浴びていない選手が大勢いるんだ。自分は台湾人で初めてブラジリアン柔術の黒帯を取得した総合格闘家として、自分自身と同輩のためだけでなく、祖国とそこで格闘技に勤しむ後輩の刺激になるように頑張る覚悟だよ。だからこの名前には格闘技を愛するすべてのアジア人たちを喚起し目覚ましい活躍を願うメッセージが込められているんだ。

対戦相手の伊藤崇文選手はパンクラスでのキャリアが長く、スタンドもグラウンドも得意な万能型選手です。どういう印象を持っていますか?
アンディー・ウォン:彼はサムライスピリットを持った選手なのでとても尊敬しているよ。自分との試合に向けて出来る限りの準備をしているはずだから、自分もそれに劣らないくらい全力でぶつかるよ。

今回の試合に向けて何か特別な対策は立てていますか?
アンディー・ウォン:中国拳法のトレーニングを増やしているよ。あとは・・・、台湾にいる自分の弟子のすすめで、活力を養い、闘争心を高めるのに効果があるというので「ヘビの血」を飲んでいるんだ(笑)。

最後に伊藤選手へメッセージをお願いします。
アンディー・ウォン:君との戦いは運命を左右するほど重要な試合だと自分は考えている。お互いに全力を尽くして、観客が絶対に忘れないくらいのエキサイティングな戦いにしようぜ!