第2試合 ライトヘビー級戦 5分2ラウンド
×桜木裕司
(掣圏会館)
vs 福田力
(KILLER BEE)
2R 5:00、判定/0-3
判定:岡本浩稔(19-20)廣戸聡一(18-20)梅木良則(19-20)
■ 桜木裕司(88.2kg) セコンド:瓜田幸造、長谷川秀彦
■ 福田力(89.0kg) セコンド:
レフェリー:和田良覚

前哨戦として、桜木選手の同僚である瓜田選手が福田選手をKOしていますが、その後、福田選手がどんな形の試合をするのかなと期待をして見ていましたが、十分下半身が安定する体つきになっていました。前回はボクシング色が見取れましたが、それを払拭して、バックボーンの組んで投げるという練習をやり込んで来たなという印象通り、終始桜木選手の打撃を封じた一つの流れになった様です。桜木選手としてもスタンドレスリングで相当粘り、打撃で狙いを上手くつけ、試合を組み立ててはいたのですが、福田選手はボクシングチックに頭を振り、体を揺らし、打撃で出入りする形ではなく、足を使い、体全体を利用し、結果打撃に入って行く、らしさが出た所に、真骨頂が発揮され、それが勝因だったと思います。桜木選手としては、今回本当に福田選手にがんばられたので、良い部分を出す事がなかなか出来なかったのですが、さすがだなと思うのは、パウンドも含め波状的に相当に攻められましたが、どこかで冷静に見ていて、どこかで仕掛け、何かしでかそうと思っている事、最後、飛び回転胴蹴りの様な大きな技を出しましたが、そういう所に大逆転男の面目躍如を見ました。全力を出し切った試合だったと思います。

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