update:7.19
7.28後楽園ホール大会
桜木裕司選手公開練習

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7月28日(金)後楽園大会出場、桜木裕司選手公開練習
■ 日 時 :7月18日(火)13:00〜
■ 場 所 :P's LAB東京
■ 参加選手:
・桜木裕司選手(掣圏会館)
・瓜田幸造選手(掣圏会館)

第2試合 ライトヘビー級戦 5分2R
桜木裕司
(掣圏会館)
icn vs icn 福田力
(KILLER BEE)
5/2(火)後楽園ホール大会第2代ヘビー級王者決定トーナメントAブロック準決勝においてランキング1位のポアイ菅沼(TWIST)と対戦し、トップランカーを相手にスタンドで互角以上の打撃戦を見せた桜木。一方、4/1(土)『D.O.G』ディファ有明大会で圭太郎(手塚道場)と対戦し、バックマウントを奪うと相手に何もさせずにパンチを落としTKO勝利を挙げた福田。
パンクラスヘビー級戦線において幾つもの豪快なKO劇を見せ、初のライトヘビー級参戦となる桜木に、桜木の同門・瓜田に苦汁を飲まされた福田がミドル級から階級を上げ破壊力を増した豪腕を振りかざす!
一発の打撃が命取りとなるKO必至のライトヘビー級期待のストライカー対決!

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まずヘビー級トーナメントを振り返って頂きたいのですが。
桜木裕司:こないだ負けてしまって悔しい限りなんですけど、アレで終わったわけじゃないんで。これでチャンピオンが決まれば追い上げて。アルボーシャス・タイガー選手ともまだやったことないですし、チャンピオンが決まればその選手に向かって行けるように、そっちはそっちで頑張っていこうと思っています。

では、今回のライトヘビー級転向は階級を変えてやっていくという意味合いでは無い?
桜木裕司:そうですね。ヘビー級の時も90kg台前半で試合していたので。どうしてもヘビー級だと闘う相手が限られてくると思うので。ライトヘビー級であれば軽い分、スピードと技術がある選手が多いと思うのと、世界の強豪と言われているような選手たちは100kg未満くらいから落としている選手が多いと思うので、その辺とも鎬を削りあって自分のレベルを上げていきたい。でも、最終的にはヘビー級や、その先にある無差別級やっていけるように。格闘技本来の意味という部分で、僕は極真空手から入ったので“超人追求”という部分で、階級にこだわりなく、強さとは何なのかという答えを求めて行きたいというのが僕の信念の中にありますし、それは、掣圏真陰流の理念に通じる部分もあると思うので、そこを追求していくためにも最終的には無差別で自分より大きかろうが、小さかろうが関係なく芯の強い人間になりたいという部分を目指していきたいと思います。

90kg以下に体重を落とすのは初めてですか?
桜木裕司:そうですね。一週間で8kg(体重を)落としたんですよ。で、ちょうど90kgぐらいでココから1、2kg落とそうかなって。でも、ここからがしんどくて、いざ落とさなきゃってなると難しいところも出てきたりするんですけど、あとちょっとなんで。

ご自分としてはライトヘビー級が適正階級だと思いますか?
桜木裕司:まだ、落として(試合を)やったことが無いんでアレなんですけど、90kg前後が合っているのかなっていうのが僕の中であります。

ライトヘビー級転向へのきっかけは?
桜木裕司:ヘビー級(のベルト)は高橋(義生)選手が返上してから空位になって今、トーナメントをやっていますけど、パンクラスに出る以上、代表とする選手といえばエースのライトヘビー級チャンピオンの近藤有己。近藤選手も頑張っておられるので、そこに挑戦出来るように今から相手の土俵に立ってライトヘビーでしっかり実績を挙げて挑戦するのがいいのかなって意思で階級を落とそうかなって考えです。

ライトヘビー級の初戦となる今回、対戦相手の福田力選手は逆にミドル級から階級を上げてきますが・・・
桜木裕司:彼本来の身長や体格から言ったらライトヘビー級やヘビー級でもやっていける身体だと思うんですね。レスリングの名残で大分絞ってミドルでやっていたと思いますが、本来の力を発揮できる体重ではないかなと思います。

福田選手の印象は?
桜木裕司:勢いがあって凄い強い選手だと思うので、レスリングとボクシングが上手な印象ですね。あと、バランスが良いという感じですね。そういう意味じゃ、関節技は見たこと無いんですけど、前やったポアイ(菅沼)選手にも近い部分はあるかなって。レスリング出身という部分で総合を始めてから負けた相手というのが全部、元々アマレスの選手で高橋(義生)選手、李世学選手、ポアイ(菅沼)選手。そう考えると変なところでアマチュアレスリングの選手に苦手意識というのが、この三つの負けで読み取れる部分があるので、そこを克服するためにも、僕の中じゃちょっと細くなったポアイ選手という意識でリベンジして、またポアイ選手ともやれるようにやっていきたいと思います。ただ、福田選手は一発の破壊力のある選手だと思うので気をつけたいですね。

福田選手は隣にいらっしゃる瓜田選手と一度対戦されていますが・・・
桜木裕司:あの試合は僕にとって全然、参考にならない試合なんで(笑)その前後の福田選手の試合を見てアレ以外は全部、一方的に勝っている試合なんで。僕と瓜田さんは同じ打撃の選手でもタイプが違うので、そう簡単に(打撃が)当たるとは思っていないです。ただ、叩けば倒れるってのが分かっただけですね(笑)

勝つのは一方的な勝ち方というイメージでしょうか?
桜木裕司:前の試合『D.O.G』でしたっけ?圭太郎という僕の『S.W.A.』時代の後輩と試合したんですけど、瓜田さん試合の後だったので打撃に付き合わず直ぐにテイクダウンしてパウンドっていう正攻法で勝っていたので、そう来る可能性はアマレスの選手とやる以上、絶対にありえるなって。このパターンは僕にとってポアイ戦の続きに近い感じもあるので福田選手どうこうというよりもアマレスの選手に対する自分の弱い部分というのを克服したいというのがテーマでもある一戦だと思っています。

今回の試合に向けて特別な練習はされていますか?
桜木裕司:いや、特に。前回のポアイ戦の時と変わらずに継続してやるって感じです。特に新しい事を始めるというわけでなく。もう、やることは分かっているんで足りない部分をしっかり補うというのは前回から変わっていないですから。

先ほどのミット打ちで遠い間合いからローやミドルを放っていたように見れましたが・・・
桜木裕司:いや、そういうのは意識していないですね。慣れない場所でやったので距離感が変わったのかな。

レスリングを克服するための練習というのは、どういった練習は?
桜木裕司:僕にとってはSKアブソリュートの皆さんの所に前回のポアイ戦の時から通いだしたので、その続きをしっかりやって(寝技の技術を)身につけたいですね。そこを身に付けたら、もっともっと僕にとって総合格闘技が有利な展開で進んでいくと思うので。

先ほど、近藤有己選手の名前が出ましたが、近藤選手にはどうゆう思い入れがありますか?
桜木裕司:格闘技を始めて空手から入ってキックをやってという流れの中で総合格闘技というのはウチの先生が『シューティング』を創ってからの流れ、旧『U.W.F.』から始まるプロ格闘技という流れという部分でも良い血筋の選手だと思うので、自分も佐山サトルの遺伝子を持っている以上、共鳴する部分が他のアマチュアから上がってきた選手よりもプロとして闘うことを生業としている人間としては凄い通じるものというか、他の選手とは違う思い入れというのが絶対にあると思うので、その現役でやっている先輩達の中でてっぺんにいるのが近藤選手なのかなって。そこをしかっり目指して、越えていかないとその先にあるメジャーという舞台にはまだまだ遠いのかなって気がするので。

今回の試合で手応えがあれば8月の横浜で近藤選手とやりたいという気持ちはありますか?
桜木裕司:是非。早ければ早いほどいいんで。やらせてもらえるのであれば。でも、そのためには福田選手との試合をしっかりケリつけて、良い形で挑戦しないと近藤選手にも申し訳ないですし、パンクラスさんにも申し訳ない。桜木とだったらやってもいいという風に思ってもらえるような試合をして、目指して生きたいと考えています。

瓜田選手からはどのようなアドバイスを送られましたか?
瓜田幸造:勢いのある選手なんで向こうのペースになっちゃうと流石にキツイかなってのはありますね。たまに見ちゃうクセがあるので気をつけた方が良いとかそんな話はしてあります。

どんな試合展開になると思いますか?
瓜田幸造:福田選手があえて打撃でくるんであれば、面白い打ち合いになると思うのですが、タックルで来たら来たで桜木君にとっては試合を通じての良い練習にもなるし、なので、どうゆうふうに来ても面白い展開になると思うし、桜木君は最近、寝技も凄い冴えているんで、それを試す機会になるかもしれない。なので、面白い試合になると思います。

瓜田選手の言葉を受けていかがですか?
桜木裕司:気負わず、しっかりとやるだけです。