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7.28後楽園ホール大会
伊藤崇文選手、吉本光志選手公開練習

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7月28日(金)後楽園大会出場、伊藤崇文選手、吉本光志選手公開練習
■ 日 時 :7月24日(月)17:00〜
■ 場 所 :P's LAB東京
■ 参加選手:
・伊藤崇文選手(パンクラスism)
・吉本光志選手(AJジム)

第3試合 ライト級戦 5分2ラウンド
伊藤崇文
(パンクラスism)
icn vs icn Dr.Yoshimura
(K.I.B.A.)
※吉村直記選手のリングネームがDr.Yoshimuraに変更となりました。
5/2(火)後楽園ホール大会でロバート・エマーソン(ノーリミッツ/チーム・オーヤマ)と対戦し、キックボクシングで鍛えた蹴りとタックルを中心に終始攻め続けた伊藤。一方、3/19(日)梅田ステラホール大会で宮崎裕治(総合格闘技道場コブラ会)と対戦し、白熱した試合を展開するも不慮のアクシデントにより不完全燃焼で終わったYoshimura。
更なるプロレスとキックボクシングの融合を目指すパンクラスism道場長・伊藤が新天地ライト級で白星スタートを切るのか?それとも、キックボクシングをベースに総合格闘技界で活躍する『K.I.B.A.』のYoshimuraが完全燃焼で打ち破るのか?
爆発する気持ちと気持ちがぶつかり合う激戦必至のライト級戦!
第1試合 フェザー級戦 5分2R
裕希斗
(U-FILE CAMP.com)
icn vs icn IKMF東洋ライト級王者
吉本光志/初参戦
(AJジム)
2/19(日)ゴールドジム大森大会で柳澤雅樹(PPT)と対戦し、重い蹴りを叩き込んでいった裕希斗。一方、国内有数の強豪キックボクサーがひしめく全日本キックボクシング連盟ライト級においてトップランカーとして活躍し、今回初の総合ルールに挑む吉本光志。
勝利するのは、キックにも参戦経験があり、総合でも打撃を武器に活躍する裕希斗か?それとも、キックの現役王者でもある“黒豹”吉本が全日本キックボクシングで鍛えられた打撃で総合初戦をKO勝利で飾るのか?
キックと総合を股にかける両雄による期待のフェザー級戦!

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吉本選手は総合初挑戦になりますが、総合をやろうと思ったきっかけは?
吉本光志:まず自分の格闘家としてのスキルを考えて。あとは戦いという意味で、本当に戦いってなんなんだろうと。ルールに救われている部分もちょっとあるんじゃないかと思ったりして。じゃあ、格闘技と言われているものにはどこのリングにも上がってやるぞぐらいの勢いで。自分の格闘技人生を考えた上で、総合格闘技でもキックボクシングのリングでも、同じリングと考えて、自分を成長させる上で、総合格闘技にチャレンジしてみようと思いました。自分のチャレンジスピリッツ、それだけです。

具体的にそう思ったきっかけは?
吉本光志:周りが思うよりも自分としてはチャレンジしてるつもりはないんです。同じ戦いだから。同じ格闘技なんで。普通に『次は総合格闘技に出よう』って思っただけですね。去年ぐらいから『別に俺が総合のリング上がってもいいんじゃないか』って思ってたし、伊藤さんとも話して、共通することも多くて。プロレスも好きだし、パンクラスのリングも何回も見に行って、上がりたいなっていう気持ちにもなったし。

それはいつぐらいですか?
吉本光志:去年の終わりから今年の初めにかけてですね。格闘家として試合が無いことがイヤなんですよ。だから次はキックにも出ますし、そこでまた違ったプレーが出来るんじゃないかって、すごい楽しみでもあります。総合格闘技だけにチャレンジするわけじゃないです。これからまたキックにも出て、キックのチャンピオン争いにも絡んでいくし、パンクラスにもまた絶対に出るし。本当にずっと戦っていたいんで、オファーが増えて良かったですね。

ベルトを持っている身での総合チャレンジですが。
吉本光志:やっぱ受身になっちゃいけないと思うんですよね。自分1つベルト持っていますが、いつもチャレンジャーなんだっていう気持ちが無くなったら終わりだと思ってるんで。パンクラスに出る上で、チャレンジ精神が芽生えてきてるから、多分次の試合はいい暴れっぷりが出来ると思います。

総合の練習はいつごろから?
吉本光志:今年の初めから。性格的にもやりたいと思ったらそれしか見えないタイプなんで、ずっと組み技とレスリングを。今年に入ってからはそっちの練習のほうが多いくらいですね。

練習場所は?
吉本光志:パンクラスの横浜道場だったり、広尾の東京道場だったり、それからAJジムでも寝技の練習をする許しを得ることが奇跡的に出来たんで(笑)、そこでも伊藤さんと総合のスパーリングをやったりしています。身体の調子がよければ練習は毎日でもやっています。今回、すごいいい練習ができましたね。休みが少なくても練習中は気持ちよくという感じで。休みの日でも走って、総合の戦いをイメージしてましたし。完全オフは数えるほどしかないですね。

7ヶ月での試合挑戦は早いか遅いか、どのように受け止めていますか?
吉本光志:早い遅い関係ないですね。プロのリングっていうのはキャリア関係なく、年齢も関係なく、勝ち負けで結果が問われるわけだし、内容でも問われるわけだから、早い遅いっていうのは全然考えてないですね。試合の誘いがあったら出るつもりでずっとやってきたし、人の試合を観てすごくうずうずしてたから、ちょうどいいぐらいですね。

相手選手の印象は?
吉本光志:気にしてたらダメだと思ってるんで。自分として総合のリングでどれだけ暴れられるか、それが課題だから、あんまり空いて気にしてたらいいプレーは出来ないですね。キックでも同じなんで。相手は自分を表現できる対象としてしか見てないです。相手がいなかったら殴るときに音も出ないし、倒れてくれないし。

どういう試合をしたいですか?
吉本光志:『吉本、総合格闘技チャレンジして良かったな』って、人にも伝わる試合がしたいですね。とりあえず、自分の中では総合格闘技の練習っていうのはプラスになっているので。ただ総合格闘技に出るだけだったら簡単じゃないですか。でも、出る過程での練習ってすごく大事だと思うんですよ。試合が決まったときのプレッシャーを感じながら練習する。それでやっぱり人間として、格闘家として成長すると思ってるんで。あとはそれをリングで表現するだけです。それが人に伝わればいいですよね。

さきほどグラウンドでの動きも見せていたが?
吉本光志:そうですね。ただキックボクサーを代表して出るだけだったら、キックボクシングの構えで、タックル全部切って、キックの動きだけでいいと思うんですけど、自分はキック以外の動きも出せたらいいですね。キックボクサーはこれだけ強いんだとして出るのではなくて、己のために出るという気持ちです。

ただ、周りはキックボクサーの代表として見ています。
吉本光志:それは嬉しいことなんで。もちろん、自分のキックボクサーのプライドとしては負けられないんで。普段は俺に声をかけない人や他の団体の人も応援してくれるんで、そういうところはキックボクシングの名に恥じない動きはするし、絶対できるんで、それは大丈夫です。これが最後じゃなくて、これからもパンクラスのリングで勝って行きたいんで、そういったところで一戦一戦成長を見せていきたいんですよね。だから一戦ごとに、寝技の時間も多くして、寝技で極めてみたいというのもあるんで、そこまで俺はあきらめないですね。勝っただけじゃ、一回・二回じゃあきらめないというか。そして、そこで培った動き、身体でキックに出たらすごくいい動きができると思うんですよね。

伊藤選手から見て、吉本選手の総合格闘家としての実力はいかがですか?
伊藤崇文:試合が決まる一ヶ月ぐらい前から、だんだん試合の力になってきたという感じですね。練習熱心なんで、こっちもケツ叩かれてるような気分で練習してます。キックも総合も戦いは戦いっていう考え方がすごい好きですね、自分も。違うからどうとか、言い訳してるうちは、そんなヤツに勝ち負けつけれないと思うんで。たとえルールがあって反則があろうとも、それは戦いだから、後ろ向くヤツが悪い、ぼさっとしてるヤツが悪いと思うから。戦いは戦いなんで。僕も次の対戦相手がキックボクサーですから、僕も現役のチャンピオンが相手に練習できてるっていうのはすごい自信になってるんで。

一緒に練習しだしてからどれくらい経ちますか?
伊藤崇文:僕が練習に通いだしてからだから何年ぐらいですかね。2・3年ぐらいですかね。総合格闘技はここ2、3ヶ月です。
吉本光志:総合格闘技やろうと思ってからは伊藤さんについていってるんで。
伊藤崇文:本当に一緒によく練習してますね。ismでもAJでも。

吉本選手の変化は感じますか?
伊藤崇文:変化っていうか、戦いに対しての気持ちが強い人なので、吉本さんにとっては普通なんですよ。総合というフィールドに戦いの場を移しただけで周りが騒いでるだけであって、吉本さんにとっては全然普通なんですよ。強さとか、勝ち負けとかに関しての気持ちは。当然、キックとは使う筋肉が違いますけど、身体も出来上がってますから、日増しにやりづらくなってきてますね。強くなってます。自分も全然油断できなくなってます。いいライバルですね。いい刺激になります。

同門のWINDY選手からはアドバイスは?
吉本光志:WINDYさん、結構辛口なんですよね(笑)。『大丈夫なの?』みたいな。横浜道場に始めて行くときも、『本当に吉本君なんか行ったら、絞められて終わるから』って(笑)。でも、今は一緒に練習してますよ。WINDYさんは本当にスゴイですね。彼女はキックと総合両方やってる先駆者ですからね。

総合で目標は?
吉本光志:総合ではデビュー戦ですからそんなに高いところは目指していけないですけど、タイトルマッチ組んでもらえるところまでは当然なっていきたです。でも、今はベルトとかじゃなくて、総合格闘家として軌道に乗りたいというところですね。長くやっていきたいです。

伊藤選手はライト級転向ということですが?
伊藤崇文:キックで出ている階級ですから。あと入門したときも同じぐらいでしたからね。自分にとっては縁のいい数字なんですよ。

相手のYoshimura選手に関しての印象は?
伊藤崇文:改名前はなんでしたっけ、吉村道明でしたっけ?

直記です(笑)。
伊藤崇文:なんかドクターらしいんで、リング上で診てもらおうかなと(笑)

全日本キックにも今後は上がる?
伊藤崇文:出たいですね。

8.27に全日本キックの大会がありますが?
伊藤崇文:なんでしたっけ、S.W.S.でしたっけ。道場・激から出ようかなと(笑)。まあ、出たいですよ。だから、今度の大会できっちりと勝って、勝ちグセがつくような勝ち方でいきたいんですよ。

今度の相手もキックボクシングがベースなので噛み合いそうですね。
伊藤崇文:僕は全部が全部キックの試合をしようとは今は思ってなくて。前は、キックをやっていて、キックの試合をしようと思って、すごく硬くなって、自分の元からあった戦いが出来なくなってたんで。全体にリラックスしたたほうが、キックの戦いに近くなるかもしれないと思いますね。だから、決めるんだったら、スタンドでもグラウンドでもキックを持っているっていう、いわゆる最初にあったハイブリッドレスリングをやりたいと思っています。