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メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
2006年度ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級優勝
川村亮
(パンクラスism)
icn vs icn ダニエル・アカーシオ×
(シュート・ボクセ・アカデミー)
2R 2:40、KO/スタンドのパンチ
■ 川村亮(89.5kg) セコンド:渡辺大介、北岡悟
■ ダニエル・アカーシオ(87.8kg) セコンド:
レフェリー:廣戸聡一

今の気分は?
川村亮:気分ですか? なんだろうな、もう…わかんないですけど、気持ちですね。それだけですよ。僕のパンチなんて当たってないですよ全然。倒れても意識あるし見えてたんで、殴り返してやろうと。最後なんて技術じゃないですよ。振ったら当たったっていうパンチじゃないですか? 皆さんが一番わかっていると思うんですけど。僕はあまりわかっていないです。

最後の一発、手応えはあったんですか?
川村亮:わかんないです。手応えっていうか、相手が倒れたんで「あ、相手が倒れているな」って思って。殴ろうと思ったら終わってました。一つ言える事は、今まで僕が生きてきて培ってきたものは間違ってないなって思いました。格闘技とか長くやってないですけど、他から見たら遠回りかもしれないですけど、やってきたものが…試合前に言ってたんですけど、川村亮としての人間力、生命力で勝負するって、その通りの試合ができたと思います。(場内拍手)…まぁ、勝者の顔じゃないですけどね。

気持ちが途切れるようなことはなかったですか?
川村亮:途中でいっぱいありましたけど、痛いって思ったときは大丈夫なんだな、とか結構冷静なところはありましたね。今日は喜ぶと思うんですけど、先を見据えたらまだ駄目だと思います。技術が足りないって言うか、気持ちがあれば技術がついてくると思うんですけど、上に行くためにはちゃんとした技術を持って、本当に強い力と気持ちで行こうと思います。

これでアカーシオなりシュート・ボクセに狙われることになると思うんですけど…。
川村亮:そんなことないでしょ(笑)。まぁ、何度でもやりたいですね。自分が選ぶことなく、どんどんやっていきたいです。

パンクラスを背負うっていう発言もありましたけど。
川村亮:はい。勿論。こんな僕ですけど。僕がどんどん盛り上げていって、僕が一番下なんで、僕が盛り上げれば上の人も絶対盛り上がると思うし、僕を観にパンクラスに来るお客様を増やしたいと思います。(場内拍手)

最後これだけお客さんが残ってくれましたけど、その事について。
川村亮:いやもう本当に嬉しいです。勝ったことよりこうやってお客さんが僕の顔を見るために最後残ってくれて…皆さん、本当にありがとうございました。本当に嬉しいです。(場内拍手)ありがとうございます。

セコンドのismの皆さんも喜んでいたみたいですけど…。
川村亮:お客さんに喜んでもらうのも嬉しいんですけど、いつもお世話になっている先輩方に喜んでもらえるとすごい嬉しいですね。

次の目標みたいなものは見えていますか?
川村亮:こうやって残ってくれた人全員次の僕の試合を観に来てくれるのは勿論のこと、もっとパンクラスから発信して、もっともっと僕を観に来てくれるお客さんを増やします。そのために気持ちを強くしてやっていきます。それが目標です。

最後白い線は見えたんですか?
川村亮:見えてない。見えたらもっと簡単に勝てますよ。全然見えてない。僕も願っていたんですけどね。まったく見えずに終わっちゃいました。もう見えないんじゃないですか? 神様が「お前はソレ要らない。気持ちで勝てよ」っていうことじゃないですか? …思ったより質問が少ないですね(場内・笑)

今日の勝利で、PRIDE参戦っていう道も掴んだと思いますが。
川村亮:僕はPRIDEに上がるためにやっているわけじゃないんで。パンクラスっていうリングがあるじゃないですか。十何年も歴史のある、僕が憧れて、入ったリングがあるんで。ここに出るために練習生として入って、ここまで来ているんですから、PRIDEは…皆さんに知ってもらう手立てかもしれないですけど、僕にはパンクラスのリングがあるんで。パンクラスのリングでやりたいです。そんなに固く考える必要はないですけど、僕にはパンクラスのリングがあるんで。それで皆さんもパンクラスを観に来てくれるんで、そういう皆さんを増やしたいです。

最後、場内の皆さんに一言を。
川村亮:皆さん、ありがとうございました!(場内拍手)本当に途中でヤバかったんですけど、皆さん観てくれているんで、負けられないっていう気持ちだけで応えました。だから皆さん、絶対次、覚えていますからね。必ず観に来てください。絶対今日みたいなね、…今日みたいなのばっかりだと僕の体がもたないと思いますけど、気持ちで絶対負けない試合を見せますので、皆さん…どうもありがとうございました!(場内拍手)