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9.16ディファ有明大会
川村亮公開練習


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9月16日(土)ディファ有明大会、川村亮公開練習
■ 日 時 :9月13日(水)16:00〜
■ 場 所 :P's LAB東京
■ 参加選手:
・川村亮選手(パンクラスism)

メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
2006年度ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級優勝
川村亮
(パンクラスism)
icn vs icn ダニエル・アカーシオ/初参戦
(シュート・ボクセ・アカデミー)
7/28(金)後楽園ホール大会ネオブラッド・トーナメント決勝戦でデビュー戦の相手である小谷野澄雄(烏合会)と対戦し、嵐のようなパンチの連打で攻め立て秒殺勝利を挙げた川村。対するは、『PRIDE』のリングで猛威を振るうブラジル、シュート・ボクセ・アカデミーの強豪ダニエル・アカーシオ。
パンクラスism期待の新星として昨年デビューし、今年ネオブラッド・トーナメントを制した川村が『PRIDE武士道』において、三崎和雄や高瀬大樹といった日本人トップ選手を粉砕してきたアカーシオを打ち破り、パンクラシストの魂を見せ付けるのか?それともアグレッシブに攻めまくるアカーシオが強力無比な踏みつけ攻撃で川村を踏み潰すのか?
ネオブラ王者が世界の壁に挑むKO必至のメインイベント!

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今回の公開練習の意図は?
川村亮:今回、試合決まって、もちろん相手がいるんですけど、技術も高いと思うし、総合格闘技も強いと思うんですよ。で、そこで果たして今自分がどうしたらいいのかなって考えたときに、技術を向上させるということはもちろんあるんですけど、川村亮という人間としての生命力、人間力で対抗したいと思ったんで。格闘技の練習ももちろんやってますけど、主に走ったりとか、重いもの持ち上げたりだとか、そういうのを多く取り組みました。ですので、今のようなトレーニングとかも。よく考えたらそういうトレーニングって、僕が大学のときやってたトレーニングに近いものがあったんで。走り込みとか、細かいステップとかを多くやってきました。

昔を思い出した?
川村亮:そうですね。僕、もともと取り入れてたんですけど、今回、もうちょっとやってみようと思って。いろいろ思い出すたびに『こんなトレーニングがあるな』って。いろいろ考えてみると、今格闘技やってるときに使うものに近いものがたくさんありましたね。スタン・ハンセンのウェスタンラリアットももともとアメフトの技だったんですよね。そういうのとかも考えていくと、捨てたもんじゃねえなって思いましたね。

アメフトの技術で総合に使えそうなものもある?
川村亮:気持ちの問題ですね。キツいなって思えばいつでもやめれるし、一人の練習だから。そういう気持ちの強さが大事だなっていうのは再確認しましたね。

今回、強豪が相手ということで、今までと違うプレッシャーはある?
川村亮:いや、違うっていうか、対抗するにはそれしかないなって思ったんですよね。どこで勝てるかって自分で考えたら、技術とか、細かい動きはもちろんですけど、それは置いといてってことですね。基本的な人間の動きってあるじゃないですか。歩くとか、走るとか。僕という人間の生命力、人間力を高めたって感じがしますね、今回。それで戦いたいと思います。

アカーシオ選手の印象は?
川村亮:うーん、そんなに深く考えてないですけどね。強いとは思います、明らかに。強いと思いますけど、自信はありますね。僕がまだ出してない力を出せると思うんですよね。自分の見た事ないような力を出せると思うんで、すごい楽しみですね、今の心境ですね。本当に今は緊張とかもなく、すごい楽しみになってますね。

今までの試合だと、自分のリミットを超えていないという感じがあった?
川村亮:ありましたね、自分では。もっと熱くなれるんじゃないか、もっとすごいものが見せられるんじゃないかとはいつも思ってましたね。もっともっと上があるんじゃないかって。

今回、そのリミットをはずせるんじゃないかという期待感がある?
川村亮:そうですね。それこそ、自分を出さなきゃいけないと思うんですけどね。自分でその力をバッと出せる人が強いと思うんですけど、僕の場合、それがまだできてないんで、できればいいなと思いますけどね。

どこか冷静な自分がいる?
川村亮:かもしれないですね。それをどこで変えていくかって言ったら、試合しかできないと思うんで、楽しみですね。

アカーシオ選手は、『ライオンが獲物を食いに行く』というような挑発をしていたが?
川村亮:いいっすね。楽しみですね。どうやって食いにくるのか。そう言っててくれてほうがいいんじゃないですかね。僕としてはやりやすいですね。

どのような戦いをしたいですか?
川村亮:お客さんが観て、すげぇなって、人間・川村すげぇなって思ってくれるような試合をします。

作戦は立てずに、リング上で人間・川村が何を出すかに賭けている?
川村亮:そうですね。もうそこに立って、自分の本能ですね、生きる本能っていうか。僕、強いと思うんですよね、そういうの。

自分の生命力が強いと思うことがある?
川村亮:僕、産まれてすぐの頃に死にかけてるらしいんですよね。原因不明の病気で。親も呼ばれて『覚悟してください』って言われたらしいんですよ。でも、特別な治療もせずに点滴打ったら治ったっていう(笑)。それで医者は『この子の生きる力で治りました』って言ったらしいんですよ。それから親は『この子は自由に生きさせてやろう』って思ったらしいんですよ。そしたらこうなったと(笑)

では、逆境になればなるほど強い?
川村亮:逆境にしたくないですけどね。でも、よく言われてましたね。『お前、何があっても絶対生き残るな』って。いいのか悪いのか分かんないですけど。あと、僕、小・中・高12年間皆勤賞なんですよ、これもすごいですよね(笑)

このキャリアでアカーシオ選手と対戦するということは期待されているということだが?
川村亮:素直に嬉しかったですね、話をいただいたときは。

ここを乗り越えるのとそうでないのとではかなり変わってくる。
川村亮:まあでも、そんなに深く考えてないですね。結局は裸の二人がリングに入って、どっちが強いかやるわけですから、その後はどうだこうだって考えないで、そんときは思いっきりやるだけなんで。向こうは技術で来るかもしんないけど、こっちはもう人間としての力で立ち向かうと。同じようにやっても面白くないですしね。