大会前interview
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第5試合 ヘビー級王座次期挑戦者決定戦 5分3ラウンド
水野竜也
(U-FILE CAMP登戸)
icn vs icn チアゴ・シウバ
(マカコ・ゴールド・チーム)
2006年12月ディファ有明大会で三浦康彰(禅道会広島支部)と対戦。開始早々にテイクダウンを奪うと強烈なパウンドを叩き込み最後はアームロックで連続一本勝利を挙げた水野。対するは、日本初登場となる南米の超新星、チアゴ・シウバ。
昨年のデビューからU-FILE仕込みのグラウンドテクニックで桜木裕司(掣圏会館)を破るなど破竹の快進撃を続ける水野がプロ3戦目で挑戦権を手にするのか?それとも、“第二のヴァンダレイ”と評されるシウバが柔術ベースの寝技とガトリングガンの如き打撃のラッシュでパンクラスヘビー級戦線に風穴を開けるのか?
格闘技界期待の二人の新鋭ファイターによる挑戦権を賭けたサバイバルマッチ!
まずは、現在のコンディションはいかがですか?
水野竜也:追い込みもだいぶ出来ていて、後は体の調子を良くするだけなので、だいぶ整ってきました。

ケガなどもありませんか?
水野竜也:特に無いですね。調子よくできています。

順調に仕上がってきていると。
水野竜也:そうですね。

水野選手はパンクラスゲート×2時代から圧倒的な強さで勝ち上がってきて昨年9月にプロデビューを飾りましたが、プロデビューをした時の観想は?
水野竜也:ずっと、プロのリングに憧れがあったので、出れると聞いたときには、ワクワクしてるのと嬉しいのだけでしたね。勝っても負けても自分の力を出せればなって思っていました。

プロのリングにはどうして憧れていたのですか?
水野竜也:ずっと大学まで柔道をやっていたんですけど、大学を出たら、そうゆう(格闘技の)道に行こうかなって思っていたので、それが叶って良かったです。

柔道は何年くらいやっていらしたんですか?
水野竜也:13年くらいですね。

段位は?
水野竜也:3段です。

それは、始めから格闘家になるために習ったのですか?
水野竜也:どうですかね・・・でも、柔道を始める前から格闘技は好きだったんですよ。それで、昔は格闘技のジムなんて無かったじゃないですか。

そうですね。
水野竜也:それで、空手か柔道で悩んで、柔道を選んだってわけですね。

その頃の憧れの選手は?
水野竜也:最初はいなかったんですけど、中学生ぐらいの時にアメリカであった『アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ』(U.F.C.)でホイス・グレイシーを見て組み技系は強いんだって気づいて、そのホイス・グレイシーにずっと憧れていましたね。そこから、ヒクソンが出てきて、ヒクソンがもっと強いってことを知って、そっちにも惹かれましたね。

柔術には惹かれませんでしたか?
水野竜也:同じ、胴着を着てるということで、共通点は感じました。

柔術は学ばれたのですか?
水野竜也:柔術は全然やっていないです。高校が寝技重視の高校だったので元々、寝技には自信あったので。

水野選手はプロ2戦とも一本で勝利を挙げていますが、得意な関節技は?
水野竜也:特には無いんですけど、自分で上手くなりたいと思っているのはチョークスリーパー。チョークだったら、どんなに根性があっても入れば落ちちゃうじゃないですか。落としたら一本勝ちなんで、チョークスリーパーは好きですね。

柔道で言えば、裸絞めですが柔道時代から好きだったのですか?
水野竜也:そうですね。寝技で押さえ込んで勝つというよりは、関節や絞めで勝つほうが多かったですね。

柔道以外で格闘技はやっていらっしゃいましたか?
水野竜也:特にはやっていなかったですね。ただ、打撃系にも興味があって独学ってわけじゃないんですけど、家にサンドバックがありまして、柔道をやりながら、何故か(サンドバックを)殴っていました。おかげで、打撃を習い始めたときも、すんなり自分の中に入ってきたというか、違和感なく出来ました。

では、本格的に総合格闘技を始めたのは現在のジムに通いだしてから?
水野竜也:そうですね。

何年くらい前から通っていらっしゃいますか?
水野竜也:2年ですかね。大学を出て少し社会人をやってからなので。

僅か、総合格闘技2年というキャリアでヘビー級次期挑戦者決定戦の切符を手にしましたが、試合に臨む今のお気持ちは?
水野竜也:気持ち的には、あまり変化は無いですね。普段と変わらないです。

なるほど。対戦相手がbodogFIGHTからの刺客でチアゴ・シウバ選手となりますが、チアゴ選手の情報はどれくらい御存知ですか?
水野竜也:相手の名前を聞いてからネットを使って、ちょっと調べて、戦績と映像をちょろっと見た感じなんですけど、やっぱり、シュート・ボクセで練習していただけあって、パンチ、キック、パウンド主体で、全体的に自力が強そうですね。でも、やってみなきゃ分かんないってくらいですね。
 でも、外国人選手とは、大学時代に柔道で何回か対戦経験があるので、相手の力とかは検討がつくので、あまりビックリとか、やりにくいというのは無いと思うんですよね。なので、自分のやるべきことを出来れば面白くなるんじゃないかと思っています。

チアゴ選手は柔術家でもありますが、柔術家との対戦というのはいかがですか?
水野竜也:楽しみな部分もあるんですけど、やっぱ試合になったら今、自分が出したいものが出ると思うんですよ。きっと、チアゴ選手は打撃の練習を多くやっていて、寝技で一本という形にはならないと思うんですね。なので、倒して上になりたいですね。下からの攻めというのは最初の動きに反応すれば極まらないので、とにかく、自分が下にならないで上にいたいですね。

対戦相手の研究というのは詳しくされますか?
水野竜也:そうですね。試合が決まってから何回も映像を見るタイプですね。見て、イメージして試合のときに不安にならないように。

チアゴ選手対策の練習というのはされていますか?
水野竜也:打撃に対応出来るような練習をしています。チアゴ選手は柔術、柔道ベースなので簡単にはテイクダウン取れないと思うんですよ。ってことは、倒すまでは殴りあいになると思うので、倒せなくても、それに対抗できるまでの打撃の練習はしてきたつもりです。

相手の打撃に負けないでテイクダウンを奪うと。
水野竜也:そうですね。

一本を取る自信は?
水野竜也:いつも、勝つ自信は無いんですよ。桜木選手とやったときも三浦選手とやったときも勝つ自信は無くて、自分を100%出せたら、どうにかなるだろう。自分の作戦通りに相手をハメて行けば、どうにかなるだろうという考えなので、こいつから一本取ってやるとかいう考えは無いですね。

では、今回はチアゴ選手を自分の作戦にハメてやると?
水野竜也:そうですね。作戦はいつも何通りか考えているので、それにハメていければなと。

試合を見に来るお客さんにメッセージを
水野竜也:相手も強い選手なので、簡単に勝ったり負けたりってゆうことはなくて、多分、倒しあったり、殴り合ったりのドロドロの試合になると思うんですけど、その中で、お互い良い試合が出来ればなと思っています。パンクラスに出してもらっている以上、もっともっと盛り上げていくので応援宜しくお願い致します。