update:9.07
PANCRASE 2007 RISING TOUR 9.05 後楽園ホール
9.5後楽園ホール大会一夜明け会見

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尾崎社長:足元のお悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。昨日の後楽園ホール大会無事終わることができまして、ホッとしている次第です。更に、内容も私の中では今年一番のいい大会だったのではないかと思っております。現在の総合格闘技の世界は次に何が起きるんだろうということが非常にわかり難い、逆に言うと凄い面白い状況になっているような機がしております。その中でパンクラスが総合格闘技界の中で何ができるのか、非常に一興行が大事な試合、大事な興行になっていると感じております。
そんな中、今回全体的に試合は僕は満足しているのですが、特に4名の選手、4つの試合ですね、皆さんよくご存知かもしれないですけど、非常に名前よりも強豪の選手で、今後フェザー級はチャンピオンですし、ウェルター級は1位、ミドル級も1位、ライトヘビーは3位と。このパンクラスのランキングに入っている主力選手がどういう試合をするかということが、国内外から注目を浴びていたと僕は思っております。それで、ちゃんと白星を4名とも飾ったというのは、パンクラスの今後が非常に楽しみになったんじゃないかと、ファンの方、マスコミの方、パンクラスに期待をしていただきたいと思います。宜しくお願いします。ありがとうございました。

北岡悟:さっきも病院に行って、検査をしてきまして、骨折もなく、脳に異常もないということで、何か相手は右手が骨折していたらしいんで、その辺でも僕の勝ちだなあと思っております。昨日、言いたいことは全部言ったんですけど、次の目標は自分の中でははっきりとありますので、それに向けてやっていきたいなあと思います。まあ、ダメージを抜いてからだとは思うんですけど、自分の希望としては海外に行く前に国内で、昨日の試合もあまり景気のいい試合じゃなかったので、景気のいい試合を一発間に挟んで、来年に海外に行きたいなあと思います。はい。では、前田くんに譲ります。

前田吉朗:昨日、試合の感想としてはまあ勝つんは当たり前の話で、自分の中ではこの方々とも一緒に戦うというイメージがありましたが、それには勝ったかなぁと思う今日この頃なんですけど、どうでしょう。…ということですので、自分は満足しとるので、結構久しぶりに気持ちよく試合ができたので、こういう感じで試合をしていけたらなあと思うので、結果はついてくると思うので、そこを目指して頑張ります。

竹内出:はっきりした内容で結果を出したかったんですけど、引き分けみたいな内容だったなぁと思います。思いの他組み力というものが強くて、なかなか思うような試合展開ができなかったんですけど、結果勝ちということで次に繋がったので、次はタイトルマッチ、しっかり準備して臨みたいと思います。

川村亮:さっきも吉朗さんが言ったんですけど、吉朗さんが普段僕がすべき試合をして、北岡さんが北岡悟という人間力で勝ち、僕も勝ったんですけど、何かやられたなっていう感じです。まあ、次はいつになるかわからないですけど、この3人で同じ興行に出て、負けず嫌いを発揮しながら日々牽制しあって行きたいと思います。ありがとうございました。
昨日のミドル級王者次期挑戦者決定戦で竹内選手が勝利をいたしましたので、11月28日後楽園ホール大会において第6代ミドル級王者中西祐一選手対竹内出選手のタイトルマッチが決定いたしました。
続きまして、10月14日、ディファ有明大会の追加6カードが決定いたしましたので発表いたします。近藤有己選手と桜木裕司選手よりコメントをいただきたいと思います。

近藤有己:桜木選手と試合が決まりました。桜木選手はいつもすごい個性のある試合というか、桜木選手らしい試合をするので、自分も負けずに自分らしい試合をしたいと思います。宜しくお願いします。

桜木裕司:今回一年ぶりにパンクラスさんに呼んでいただき、尾崎社長ならびに関係者の皆様、ありがとうございます。今回、近藤有己選手、チャンピオンと戦うことになり、この一年結果としては思わしい結果を得てないですけど、自分の中では確実に強くなっているという自負はありますので、その部分をしっかりぶつけて、格闘技を始めてこういうチャンスはもうないと思いますので、このチャンスをしっかり活かして自分の成長に繋げていきたいと思います。押忍。
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北岡選手、怪我の全治などお医者さんの診断、あと次の試合の具体的に…例えば、年末にism興行がありますけど、いつごろを目処にしているのか教えてください。
北岡悟:医者には全治どれくらいかは聞いていないです。腫れが引いたら大丈夫だっていうことなので、打撲だけだっていうことなので、腫れが引いたら練習できるって感じで。どっちにしろ休もうと思っていたので、個人的には他所で試合をして見たいと思っています。尾崎社長は顔色がこの話をしたら変わってしまうんですけど(笑)。昨日で一本期待してくれていた人には申し訳ないんですけど、あの渋いのもまた味なんじゃないかなって(笑)、あれでサクって勝ったら相手が弱かったなあで終わっていたと思うので、あれで興行に味がついたんじゃないかなって思っているので、なんで…そうですね、次の試合はメインとかじゃない試合でサクッと勝って終わっていこうかなって思っていますので。何処で試合をするかは応相談っていう形でやっていきます。

来年お会いましょうっていう言葉がありましたが、それは来年まで試合をしないっていうことですか?
北岡悟:それはパンクラスのリングで会うのは来年になるでしょうっていう意味で言いました。はい。

石毛選手のベルトには興味はないのでしょうか?
北岡悟:石毛選手は復帰したら井上克也選手とやるんですよね。っていうか、やるべきだと思うし、井上選手がちゃんと勝ちあがって権利を得ているのでそれをやって欲しいなあと思いがあります。まあ、誤解が生まれなければいいんですけど、僕は石毛選手も井上選手も好きなんですよね。思い入れがあるので。この2、3年間で勝てなかった選手は二人だけなんで。凄い思い入れがあるので。彼らは『CageForce』で負けちゃったりとか他所のリングで負けちゃったりしているんですけど、そういうのを含めて生で観てたりとかしてすごい頑張っているんだなあって思うんですよね。負けても頑張って立ち上がったりしているので、やってもらっていい試合をしてもらって、僕も他所で頑張ってステータスを上げて、それで盛り上がる形でやれたらなあと思います。興味がないとかそういうのではないですね。時期が来たらっていう気持ちですね。自ずとそういうときがやってくるという予感があります。

尾崎社長、北岡選手の一連の件について公式にコメントを出されていないと思うので。
尾崎社長:話したことないですよね(笑)。まあそれは冗談ですけど、本人と話したりとかはしていますので。僕は会社の方のっていうのは元々パンクラスはないので、選手がどう思うか、選手がどうしたいかというのが主体でパンクラスはできているので、選手の希望、意見、姿勢を全部尊重していくつもりでありますので、それ以上のコメントはありません。

前田選手は昨日のコメントで楽しかったというのがありますけど、ここしばらくの試合とは感覚が違っていたんでしょうか?
前田吉朗:何やろ、試合をする前から自分で決めておったことがあって、それができたので。

それは具体的には?
前田吉朗:勝った、負けたじゃなくって、自分の試合をやろう、と。

それがうまくできた?
前田吉朗:まあ、わからんけど。

チャンピオンベルトを持ってからそれを守ろうという意識が強かったという発言もありましたが。
前田吉朗:試合内容を見たらそう思われる試合をしていたと思うので、一回ベルトを捨ててやってみようかと。捨てようじゃないですけど、頭から外してやろうと。

次は何処に目標を持っていますか?
前田吉朗:試合が終わったばかりなので考えてなかったんですよね。

川村選手、ファンからの目線ということなんですけど、復帰戦…負けた後の試合ということで注目をされたと思うんですけど、その辺のプレッシャーと、勝ったことで改めてどう思うかをお聞かせください。
川村亮:プレッシャーは特にないです。まあ、どう思われていようが、面白い試合をして、ファンを喜ばす、観に来てくれた人を喜ばすというのが僕のすべきだと思うので、そういうことはあんまり考えてないです。勝つには勝ってよかったんですけど、吉朗さんと北岡さんにやられたって言うだけです。

次の目標は?
川村亮:まずはパンクラスの会場を、会場に入れないくらい超満員にして、「入れてくれ!」と言わんばかりの客が溢れかえるくらいのそういう会場にしたいですし、その中でも川村亮を観に来たっていうお客さんを増やしていきたいと思います。

竹内選手、タイトルマッチが決まって、今の時点での意気込みをお願いします。
竹内出:4度も挑戦させてもらってありがたいなと思っています。去年負けた再戦になるので、1ヵ月半ほどしっかり準備して、次結果が出るように頑張りたいと思います。

前回の負けを踏まえて、対中西選手ということで考えることはありますか?
竹内出:そうですね…。まあ、強烈な打撃をもらわないようにしっかり練習しようと思っています。

失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、タイトルマッチのみ敗戦が続いていますが、その辺りのプレッシャーはどうでしょうか?
竹内出:そうですね。何でなんでしょうかね。まあ、次勝って、そうじゃないっていうことを証明したいと思います。
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この対戦が決まって、どのような心境だったのか改めて教えていただけませんか?
近藤有己:やっぱり得体の知れない選手…もう何戦もやっているんですけど、なかなか底が見えない。正直怖さがすごくありますね。底に対する自分の中でも、ちゃんと自分らしく、自分のやれることをやる、やりきりたいっていう、そういう挑戦ですね。
桜木裕司:今回のこのチャンスっていうのは、僕の格闘人生の中でも今まで戦ってきた中でも比べ物にならないくらい、最高の、最強の相手だと思うんですよね。そういうチャンスっていうのを、人生そう何度も訪れるものでもないし、そのチャンスをいただいたことっていうのに感謝をする意味でも、戦いには絶対に勝って、次に繋げていきたい、自分の成長に繋げていきたいっていう気持ちです。

桜木選手、この一年で強くなった実感があるっていうお話をしていましたが、どういう部分とかっていうのがあれば。
桜木裕司:負けたときはそうなんですけど、負けても負けても自分の中では確実にモノにしている部分がある。ただ、格闘技の選手をやっている以上、結果が出なければ、それは認めてもらえない部分がある。ただ、内に秘めたものを爆発させるには、最高の相手だなあ、と。近藤選手にぶつけることで今までやってきたことっていうのが、全て認めてもらえるかもしれないっていう状況にもなるかもしれないので、試合に関しては武道を重んじる団体なので正々堂々と戦いたいとは思いますが、タイガーマスクっていうものは皆さん、子供から大人までヒーローではありますけど、元を辿れば漫画の部分で『黄色い悪魔』といわれている部分もありますので、その怖さの部分っていうのを今回の試合では今までにない部分として見せていきたいと思います。

近藤選手、今の一連の桜木選手のコメントを聞いてどう思われますか?
近藤有己:ちょっと『黄色い悪魔』が不気味ですね。ちょっと怖いです。

近藤選手、桜木選手のアピールにもありましたが、最近の試合にも結果が出てないですけど、そういった部分で今度の試合にどういった風に臨みたいですか?
近藤有己:その辺も自分の中でも思うような結果が出てないですけど、とにかく自分のやれることをやりたい、自分の持っているものを全て出したいと思っています。

近藤選手、このところ83kgとワリと軽めのウェイトの試合が続いていましたが、今回はどれくらいでと考えていますか?
近藤有己:ちょっとわからないですね。その日になってみないと。

近藤選手、昨日後ろにいる3人のパンクラシストの試合を観て、何か刺激とかどう感じたかとかありますか?
近藤有己:やっぱり、皆やれることをちゃんとやっているというか、本当にそれぞれの個性が出ててすばらしかったと思います。それを観て、自分もところどころこういうところを盗みたいなとか、自分もこういう試合をしたいなとか感じたところがあるので、そういう試合をしたいですね。

刺激になった?
近藤有己:そうですね。

パンクラスは今年初めての登場になりますが、その辺でパンクラスファンに対してアピールしなければならない部分があったらお願いします。
近藤有己:その辺は特に頭の中で考えているわけではないですね。自然に自分のやるべきことをやればいいアピールになるんじゃないかと思っています。