： 現在のコンディションはいかがですか？
■ 井上学：いつも通りで問題ないです。ケガもなく。

： 以前はコンスタントに試合をしていましたが、今回は約半年ぶりの試合となりますよね？井上選手はどちらのほうがやりやすいですか？
■ 井上学：うーん・・・あんまり間が開くとやりづらいですね。

： 半年だと開きすぎるって感じですか？
■ 井上学：そうですね。もうちょっと試合間隔を狭くして闘いたいです。

： これぐらい開くのは初めてですか？
■ 井上学：それですね。今までで1番長いです。

： ではコンディションを整えるのに苦労したんじゃないですか？
■ 井上学：コンディションはずっと練習を続けてるので問題ないんですけど、やっぱり試合があったほうが気持ち的にはいいですね。

： 逆に時間が開いて体調面等リフレッシュできましたか？
■ 井上学：試合があってもなくても変わらないかなって思います。逆に試合があったほうが気持ちが盛り上がるかなって。

： 志田戦後からの半年間でご自分の成長度という点ではいかがですか？
■ 井上学：当日試合を見てもらわないとって感じです。自分で言う事でもないかなと。

： 志田選手との試合で見えてきた課題はありますか？
■ 井上学：志田さんの試合をたくさん見てたのに、志田さんに合わせて試合をしてしまったと思うんですよ。だから自分のペースで試合が出来なかったんです。その部分が課題かなと思います。今回の試合でその課題を克服したいです。

： 試合に向けての仕上がり具合は？
■ 井上学：ずっと練習を続けているので、仕上がりは問題ないですね。

： 7月後楽園大会で秒殺勝利を挙げたジョン・ジンソク選手の印象は？
■ 井上学：印象も何もって感じですね(笑)柔道出身の選手だと聞いてるんですよ。だから組んでからの展開を見たかったんですけど、スタンドだけでしかも早く終わってしまったじゃないですか。その中でも感じるものはありましたけど、今はパンチが速いなって事ぐらいですね。

： 韓国人選手って気持ちが強い選手が多いんで、タフな試合になると思うのですが？
■ 井上学：タフな試合は僕も自信があるんで。タフな試合になれば勝てると思いますね。

： どういう展開になると思いますか？
■ 井上学：うーん・・・今回情報がないんで、自分の得意な部分で攻めていくしかないかなって思ってます。相手がこういう選手だからこうしようっていうのがわからないんで、自分の闘いをしようと思ってますけどね。

： 普段は対戦相手の事を研究されるんですか？
■ 井上学：結構見ますね。

： 情報がないと闘いづらいですか？
■ 井上学：情報がないほうがいいのかも知れないですけど、僕は研究するほうなんで、不安ではあります。でも前田さんと志田さんの時は、研究しすぎて自分からいけなかった部分があったので、どっちがいいとは言えないですね。情報がない試合は今回が初めてなんですよ。だから今回の試合でどっちがやりやすいのかがわかりますね。

： 勝利したら次は誰と闘いたいっていう希望はありますか？
■ 井上学：先の事は考えてないですね。でもやっぱり上の選手とやりたいです。

： 9月の梅田大会で藤原選手がランキング4位の砂辺選手にKO勝ちしました。今後藤原選手も加わりフェザー級が更に激戦区となりますが、その辺に関してはどう考えていますか？
■ 井上学：藤原選手は前から結構強いなって思ってたんで、ランキングに絡んでくるだろうなって思ってたんですよ。たぶん闘う事もあると思うし、それが楽しみですね。(藤原選手は)アクシデント的な負け方しかしてないじゃないですか。今はそこまで意識はしてないですけど、強い選手だとは思っています。

： 藤原選手は今回の試合でおそらくランキング入りすると思うんですが、稲垣組を倒さないとっていう所が出て来たんじゃないですか？
■ 井上学：前田さんに不甲斐ない試合をして負けてるんで何とも言えないですけど、稲垣組の選手との試合は個性がある選手が多いんで、楽しみですね。

： 前田選手には、いつ頃リベンジしたいですか？
■ 井上学：前田さんに負けた後に志田さんにも負けてるんで、今の段階で再戦したいって言ったらチャンピオンに失礼じゃないですか。それなりの実績を作ってタイトルマッチを組んでもらえるようにしないとなって思ってます。まず次の試合に集中していきたいです。次の相手も強い選手だと聞いてるんで。

： 最後に対戦相手であるジョン・ジンソク選手に向けてメッセージをお願いします。
■ 井上学：メッセージですか・・・考えていいですか(笑)・・・パンクラスのランカーとして簡単に負ける訳にはいかないんで、僕は自分の方が強いと思ってるんで楽しみにしといて下さい。