update:10.16
PANCRASE 2007 RISING TOUR 10.14 ディファ有明
一夜明け会見

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大会総括
坂本靖:ちょっとトラブルはあったんですけれども、昨日の大会、非常にお客さんも入って頂いてまして、試合も非常に盛り上がった試合も多く、また特にパンクラスismでいうと、今日来てくれた3選手が勝利もしておりますし、良い所だらけの大会だったのではないかなと自画自賛したいなと思ってます。
勝利を収めた3選手から一言
近藤有己:昨日はまず勝てて嬉しかったです。観客の応援もすごく感じましたし、それもすごく嬉しかったです。また今回の試合の反省とかも色々あるので、それを生かして次もっと良い試合をしたいと思います。

佐藤光留:特にないです(笑)ウソです。勝てて良かったです。さっきアライに「本来の姿ですね」って言われたんですけど、仮りの姿で昨日入場して、仮りの姿で試合をして勝って、自分の本来の姿を取り戻せて非常に良かったなと思っております。

アライケンジ選手:自分の試合は、本当にただ勝っただけだったんで。光留さんとは逆で、自分は本来の姿を取り戻せませんでした。前日の記者会見で「呪縛から解けた」って言ったんですけど、まだ解けきってなかったんですね。でも形では一応勝ったんで、これをいい方向に繋げて次は俺の試合を出来るようにしたいですね。
11月28日後楽園ホール大会にて、フェザー級5分3ラウンド、ランキング1位DJ.taiki選手 対 修斗米大陸ライト級ランキング1位マルロン・サンドロ選手の試合が決定致しました。

DJ.taiki選手から一言
DJ.taiki:僕みたいな選手に修斗米大陸1位の選手を当ててくれた事を、パンクラスに感謝しています。相手の選手の試合は見た事ないんですけど戦績や実績、あとはノヴァ・ウニオンの選手という事で、日本に呼んだらあっさり修斗の世界チャンピオンになってもおかしくないレベルの選手だと思ってます。今年は代替えの選手とやる事が多かったので、無事に日本に彼が来てくれる事を祈ってます。戦績は僕のほうが少し多いんですけど、9戦9勝っていう実績から言って、僕の勝率は低いと思います。でも何とか勝つ作戦を考えています。
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3選手 質疑応答
近藤選手に伺います。先程反省もあると言っていましたが、どういう所ですか?
近藤有己:昨日はテイクダウン出来ましたけど、レスリングの出来る選手というか腰の強い選手だったらああいう攻めは出来ないじゃないですか。そういう部分のテクニックを高めていきたいですね。グラウンドでの押さえももうちょっと出来たら良かったなって思いました。

次はどこのリングに上がられる予定ですか?
近藤有己:ちょっとまだわからないですね。ism興行かも知れないし・・・でもチャンスがあれば色んな所で闘いたいと思っています。

年内にはこれくらい試合をしたいという希望はありますか?
近藤有己:やれるだけやりたいですね。

アライ選手に伺います。昨日はもっとパンチを出して闘うと思ったのですが、作戦的にはどのような感じだったんですか?
アライケンジ:作戦的にはぶん殴るつもりだったんですけど、久々の試合だったっていうのもあって、倒す事しか頭の中になかったんです。だから力が入って固まってしまって、自分の試合が出来なかったです。そういう部分で自分の中で満足してないですね。最近自分でもパンチが良くなってるのもわかるし、膝の悪かった所も治って来て調子はいいんですけど、試合でイマイチ練習の成果が出てないっていうか、所々では出てるんですけど出しきれてないっていうのは反省点なんで。お客さんが見たいのは俺が豪快に勝つ所とか、ガンガン打ち合ってボコボコにする所だと思うんですよ。打ち合いになっても、お客さんが盛り上がれば俺はそれで満足なんですよ、結果は悪くても。だから内容ですよね。満足出来る内容、自分の中で「俺、闘ってるんだ」っていう実感がないと俺的には満足しないんで。そういう所が昨日は何もなかったし、全然燃えなかったんですよ。ただ実力差があるだけだから倒さなきゃいけないっていう焦りというか固さしかなかったんで。だから今回の反省を次に繋げられるようにしていきたいと思います。

じゃあ佐藤選手・・・
佐藤光留:じゃあって何だよ(笑)腫れ物を触るような目で俺を見て来るし。

昨日のマイクでガジエフ・アワウディン選手を指名していましたが、その辺りに関しては?
佐藤光留:ガジエフとやりたいから「ガジエフと闘いたい」って言っただけですよ。

それはやっぱり渡辺大介選手、金井一朗選手の繋がりでですか?
佐藤光留:もちろんそうです。でも言って後悔してます(笑)言って改めて金井が殴られたシーンと、ラウンド間で助けにいったら真っ直ぐ歩けなかった渡辺さんの事を思い出して昨日は震えました。なんでこんなに固〜い空気になってるんですか(笑)?

ガジエフ選手とはisn主催興行で闘いたいんですか?
佐藤光留:そうですね。

渡辺選手と金井選手の分も背負って闘うと?
佐藤光留:渡辺さんもこんな奴に背負われたくないでしょうね(笑)僕が今まで負けた選手に僕の仲間が勝っても、敵を取ってくれたんだじゃなくて悔しいんですよ。だから自分の試合は自分の試合です。どうしてもやりたい・関節極めたいと思ってやらせてくれと言ったんで。ガジエフ選手には色んなラブコールが来てるみたいなんで、ぜひ自分を選んで頂きたいというのが正直な感想です。

その闘いが実現したら本来の自分の姿で闘うんですか?
佐藤光留:その時はその時だね。いつもこんな格好してるからismでもちょっと浮くんだよね・・・みんなそんなにしんみりならないで(笑)半笑いで聞いて頂ければと思いますので、よろしくお願いします。

坂本常務に伺いますが、この3人はism主催興行で闘うという事ですか?
坂本靖:ismの選手は全員出てほしいなって思っています。もちろんこの3人には出てほしいですね。

佐藤選手がガジエフ選手に対戦を要求していますが、そういう要望を含めてマッチメイクしていくんですか?
坂本靖:そうですね。SKアブソリュートさんとちょっと話はしたんですが、ガジエフ選手は向こう(ロシア)の大会のトーナメントで優勝もして結構声は掛かってるそうなんですけど、日本のマーケットも考えたいという事で前向きには進みそうですね。

昨日の大会で、アルボーシャス・タイガー選手のマネージャーからお話があるとリリースには書いてありましたが、お話がなかった事については?
坂本靖:マネージャーのロバート・ハトムリン氏が来日して説明をする予定ですというリリースを配布させて頂きましたが、マネージャーが結局何も進展がないので日本に来ても説明が出来ないという事と、アルボーシャス・タイガー選手と連絡をとりたい、でも離れてしまうとそれが出来なくなってしまうという事で来日はしてないです。ですので、代理として士道館の添野達一師範に試合後に説明をして頂きました。

現時点でもまだ状況は変わっていないんですか?
坂本靖:はい。何か情報があれば、リリースをさせて頂きます。
DJ.taiki選手 質疑応答
対戦相手のマルロン・サンドロ選手は修斗米大陸1位ですが、そういう部分で修斗を意識する事はありますか?
DJ.taiki:やっぱり修斗米大陸ランキングのメンツを見ると、例えば前田吉朗選手に秒殺で勝ったジョー・ピアソン選手が下のランキングだったり、米大陸のウェルター級のチャンピオンがJZ・カルバン選手とやってたり、あとはこの前昇侍選手と闘ったジョゼ・アルド選手が入っていたりして、すごくレベルの高いランキングの1位なので強敵だとは思ってます。

今ジョゼ・アルド選手の名前が出ましたけれども、あの試合が今度の対戦の構図と近いのかなと思うんですが。
DJ.taiki:唯一見た試合映像が秒殺で全然参考にならなかったんで、情報がほとんどないに等しいので他のノヴァ・ウニオンの選手の映像を参考にするしかないんですけど、ノヴァ・ウニオンの選手はねちっこいテイクダウンとねちっこい寝技が持ち味じゃないですか。押さえ込まれちゃうと7月の昇侍選手の試合みたいに押さえ込まれて判定負けになると思うんで、その対策を考えています。

DJ選手はスタンドで勝負してKO勝ちを狙うんですか?
DJ.taiki:もちろんスタンドでのKOを狙ってます。マルロン・サンドロ戦に関しては作戦はまだ考えてないですけど、今までの僕の試合のやり方だとスタンドでのKOになりますね。

練習方法を変えたりはしてるんですか?
DJ.taiki:僕は寝技の練習が打撃に比べて少ないので、今から練習を増やしたり、押さえ込みが得意な選手と一緒に練習をしようと思っています。

現在はどういう練習をしていますか?
DJ.taiki:前よりも練習環境の問題で、キックボクシングの練習が増えてますね。今から寝技を練習しなきゃいけないとは思ってます。

寝技のねちっこい選手という事ですが、日本人だと誰みたいなイメージですか?
DJ.taiki:やっぱりノヴァ・ウニオンの選手っていうくくりで考えてるんで、日本人だと思いつかないですね。

その対策の為に、誰と練習をしていきたいですか?
DJ.taiki:いるんですが、全然有名な人じゃないので言ってもわからないと思います。総合の選手でもないので(笑)

今60〜65kgくらいの階級が世界的にも盛り上がってきてると思うんですが、今回の試合に勝てばその中でアピール出来ると思うんですが。
DJ.taiki:修斗米大陸1位に勝つというのはすごい事だと思うんで、世界に向けてもアピール出来ると思いますね。

坂本常務に伺います。DJ選手の今の試合についてと、11月はどのようなカードが並ぶのか教えて頂けますか?
坂本靖:DJ選手は冒頭にマッチメイクをしてくれてありがたいと言っていましたが、その割には外に出たい外に出たいというインタビューが多いんですよね(笑)まぁそれはいいとして、試合で言うとDJ選手が過去闘っていた藤本直治選手や村田卓実選手はDJ選手が苦手としている選手だと思うんですよね、かっちり押さえ込んで動けなくするっていう。だからそういう戦法でマルロン選手が来るのであれば不利かなとは思いますが、当然昔の試合は昔の試合でより進歩してると思いますので、非常に楽しみな試合ですね。それと現在発表している4試合で言うと、昨日30秒の秒殺勝利を挙げた浅野選手の同門・KILLER BEEの小路伸亮選手が、桜庭選手の愛弟子である高橋渉選手とやる、高橋選手は初参戦なので楽しみですね。それとヘビー級戦は水野竜也選手対スーパーヘビー級からちょっと落としてきた河野真幸選手。日本人同士の大型選手の試合では、非常に楽しみな一戦です。そしてメインとなるであろうミドル級タイトルマッチ。昨年色んな意味で盛り上がった試合ですので、個人的にも楽しみですね。それで12月がism興行ですので、基本的に11月28日後楽園ホール大会にはismと名のつく選手の出場予定はないです。ismのいない風景でパンクラスという名前のつかない選手が闘う、その後はism主催興行という事で比較しながら見てもらえればいいのかなと思っています。

坂本靖常務から一言
坂本靖:先程60〜65kgの階級が盛り上がっているという話があったんですが、来年から弊社のほうの、階級の体重を変更していきます。基本的にはアメリカの一般的なネバタ州コミッションの階級に合わせていく事になると思います。細かい部分でずれは生じてくると思いますが、基本的には階級を変更していきます。現在64kgがフェザー級になるんですけど、それが61kgになったりすると思います。その下の階級もやっていこうとは思っています。
質疑応答
ベルトはどのように移行されるんでしょうか?ランキングも含めて聞かせて下さい。
坂本靖:それを今後、審判団と話していきます。1番問題になっているのは、ランカーの選手とチャンピオンですね。例えばライトヘビー級のチャンピオンの近藤選手が84kgの階級でいきますってなった時に、11月にやる中西選手対竹内選手の勝者とチャンピオンが2人出る事になるのでそれをどうしていくのか、あるいはランキングをどうしていくのか等を、審判団と今後話しをしていきます。それで実施時期もまだ確定はしてないんですけれども、来年3月からネオブラッド・トーナメントの予選はスタートしていく予定ですので、遅くても2月中には発表していきたいと思っています。

変更の意図は?
坂本靖:よりワールドワイドなパンクラスを目指してという所ですね。