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PANCRASE 2008 SHINING TOUR 3.26後楽園ホール大会
金原弘光選手公開練習

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セミファイナル ミドル級戦 5分3ラウンド
第7代キング・オブ・パンクラシスト
竹内出
(SKアブソリュート)
竹内出 vs 金原弘光 金原弘光
(U.K.R.)
リングス最後のエース・金原がミドル級王者・竹内に挑む。試合の勝敗が今後のミドル級戦線を大きく左右する注目の一戦!
■ 日時:3月18日(火)19:00〜
■ 場所:伊原道場 稲城ジム
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現在のコンディションは?
金原弘光:あと3kgくらい落とすんで、ちょっとキツいですね。でもあと1週間あるんで大丈夫です。

減量はどのように行なっているんですか?
金原弘光:食事の量を減らしてます。あとは練習が終わった後に、自転車に乗ったりしてます。自転車に乗ると一番脂肪が燃えていいらしいですね。でも30分くらい乗ってるんで、股擦れして痛いんですよ(笑)

伊原道場稲城ジムにはいつから練習に来られてるんですか?
金原弘光:2年くらい前からですね。タイ人のチェンライノーイといういいトレーナーがいるからって言われて、ここの会長を紹介してもらったんです。ここの他にも高坂(剛)さんのジムでも練習させてもらってます。

対戦相手が竹内出選手ですが、サンボ対策等されてるんですか?
金原弘光:特にしてないです。でも昔リングスでロシア人とやってたんで、サンボはこんな感じっていうのは分かります。だからそのロシア人と似てるのかなっていう感覚です。でも竹内選手はサンボのイメージではないですね。

竹内選手はどういう選手だと思いますか?
金原弘光:守りが固いというか、全てが固い選手だと思います。

それをどう攻略しようと考えていますか?
金原弘光:いっぱい動いてかき回す試合をしようと思ってます。膠着してたつまらない試合になる事だけは避けたいですね。とにかくプロだから面白い試合をしないと。

金原選手が考える面白い試合とは、どういう試合ですか?
金原弘光:お互い攻め合うような試合だと思います。

竹内選手が対戦のオファーがきた時に「交わる事はないと思っていたので驚いた」と言っていました。
金原弘光:僕もそうですよ。1年近く試合をしてないし引退発言もしたんで、まさかチャンピオンと試合が出来るとは思ってもみませんでした。とても光栄ですね。

この1年色々な葛藤があったと思うんですが、気持ち的にどういう変化があったんですか?
金原弘光:こんな自分でも応援してくれる人がまだたくさんいるんですよ。僕自身この競技がすごく好きなんで、またやりたくなって闘志が沸いてきたんですよ。引退して逃げるような感じだったんで、逃げたら駄目だと思って。他にも色々とありました。

その中で特に心動かされたエピソードはありますか?
金原弘光:去年の夏に長渕(剛)さんに会う機会があってサインをもらったんですよ。そしたら“NEVER GIVE UP”って書いてあって、心に響くものがあったんですよね。そもそも川村戦の前日に、テレビで見た番組がよくなかったんですよ。いろんなアスリートがなぜ引退したかっていうドキュメンタリー番組だったんですけど、有森裕子とか小谷実可子とかが出ていて“引退した後にもっといい世界がある”とか言っていて(笑)縁起悪いからチャンネルを変えようかと思ったんですけど、バカみたいに2時間くらい全部見ちゃったんですよね(笑)それがよくなかった。自分の意識がそっちの方に行っちゃって、なんか引退しないといけない、引退した後の方が楽しいって感じになっちゃったんでしょうね。

今後の目標は何かありますか?
金原弘光:とにかく1試合1試合大事に戦う事ですね。今までは自分の為に戦ってたんですけど、周りの応援があって今までやって来れたんだなって思うようになったんです。だからその人達の為に頑張りたいと思いました。そういう人達の期待に答えられるように試合をしていきたいと思ってます。