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PANCRASE 2008 SHINING TOUR 3.26後楽園ホール大会
志田幹選手公開練習

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メインイベント フェザー級王座 次期挑戦者決定戦 5分3ラウンド
ランキング2位
志田幹
(パンクラス P's LAB東京)
志田幹 vs マルロン・サンドロ ランキング4位
マルロン・サンドロ
(ノヴァ・ウニオン)
初代フェザー王者・前田吉朗への挑戦権を巡り、P'sLABのエース・志田とDJ戦でレベルの高さを見せ付けたマルロンが激突!スピードとテクニックを併せ持つ両者の、ハイレベルな攻防に注目だ!
■日時:3月19日(月)19:00〜
■場所:P's LAB東京
■参加選手:志田幹 (パンクラスP'sLAB東京)
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現在のコンディションを教えてください。
志田幹:ここ数試合、捻挫が治らず、蹴りが出せなかったんですが、ようやく右足が治り、蹴りが出せるようになってきたんで、コンディション的にはこれまでにないくらい、いいですね。

ずっとケガを抱えながらの試合が続いたということですか?
志田幹:そうですね。結構、蹴るのが好きなんですけど、数年前、吉郎(前田吉朗選手)と大阪で試合をしたときに、あいつの足を折るつもりでローキックをガンガン蹴っていたら、足がおかしくなってしまいました。それからは、試合でも蹴りが出せなくなってしまって、その間はパンチで倒そうとずっと練習をしていたのですが…。でも蹴りも出せたほが動きもスムーズなので、今後はバンバン蹴っていこうと思っています。

足はどういう状態だったのですか?
志田幹:手術をしたとかではなく、合間を見て少しずつリハビリをしながら柔らかくしようとしたりしていました。時間的には2年くらいかかってしまって、去年の6月からは半年くらいブランクを作ってしまったんですが、良くなってきましたね。不思議ですね、ホントに。

今日の公開練習ではハイキックを多用していましたが?
志田幹:そうですね。テーマっていうほどじゃないんですが、僕の動きは攻撃の最後に蹴りが出るタイプなので、流れで出してるんですね。狙ってるわけじゃないいですけど。ああいう形でパンパン出せるのが僕としては気持ちいいので。ああいう調子で試合もやれたらなと思っています。

あえてハイキックでKOを狙っているわけではない?
志田幹:そうですね。ハイキックが当たってKOできたら、最高に気持ちいいと思いますけど、ハイキックを当てて倒すってことは滅多にないと思うので、いろんな打撃を出して倒したいと思います。

ハイキックを参考にしている選手はいますか?
志田幹:特にいないですね。ちなみに僕が試合で振り回しているフックは、キックボクサーの大月晴明選手の豪腕伝説を見て、あれに憧れて一発で倒してやろうと打ってたんですけど、キックの先生には「志田さんの豪腕伝説は終わった」と言われて、そういうのは辞めることにしました(笑)。

今回の相手は柔術の選手ですけど、対策は?
志田幹:柔術の選手と言われるんですけど、この間のDJ.taiki選手との試合を見た限りでは、柔術だけが強いという感じはないし、打撃も相当できると思うので、柔術家とは意識しないようにしています。タックルで簡単に倒されないとか、打撃で押されないとか、そういうところを気をつけないと、柔術の選手と考えていると、簡単にKOされてしまうと思うので。気合を入れて気をつけて、やっていきたいと思います。

DJ.taiki選手との試合を見て、自分ならどう戦うだろうと思いましたか?
志田幹:僕がDJ.taiki選手と戦うときにやりたい戦い方を彼はしていました。見てて凄いなと思いましたね。あの戦い方がDJ.taiki選手を相手にしたときの理想的な戦い方だと思うので。僕がやりたいことを彼が全部できていたんですけど、タイプ的には僕に似ていると思います。打撃を打って、隙があったらタックルをして、パウンドを打つっていう。柔術が強いっていうより総合が強いっていう感じです。僕も柔術だけじゃなく、総合もっていうタイプなので、ホントにすべてを出して戦っていきたいと思います。

相手は無敗ですが?
志田幹:素晴らしいですね。でも、まあ人はいつかは負けると思うんで。ここまで無敗できたっていうのは凄いんですけど、それに最初に土をつけられるのが僕であることを祈っています。

この試合はタイトル挑戦者決定戦でもあるのですが、そのあたりは?
志田幹:そうですね。今回の試合に勝たないとタイトルマッチもないので、正直、簡単に勝てる相手だとも思ってないですし。その辺りに関するコメントは試合に勝ってからしたいなと思っています。

判定までいった場合の戦い方は?
志田幹:そうですね。マスト判定なので、攻めないと勝てないと思うんですけど…。ただ、真っ直ぐに攻めっぱなしがいいのか、守ってカウンターを狙うのかは、相手と向き合ってみないとわからないので。基本は相手に攻めさせないつもりでやっていきたいと思います。それができたら勝てると思います。

体重変更は試合にどう左右するでしょうか?
志田幹:リミット体重が、僕のベスト体重なので、無理して体重を落とすということもないですし。お腹いっぱい食べながら試合に臨めると思います。体重さえ合わせてくれれば、外国人だからといって、力が強いということもないと思いますし。思いっきり暴れたいですね。

WECで勝った前田選手についてはどう思いますか?
志田幹:凄いですね。ハイ。おめでとうございます。ホント悔しいですね、あいつね。今までは外国人選手とやると、パッとしなかったんですけど、WECのリングで勝って、パンクラスのベルトの価値を高めてくれたと思います。

今度の試合はメインイベントですが?
志田幹:直前に金原さんや竹内さんが試合をされるじゃないですか? 竹内さんはチャンピオンですし、金原さんは僕よりずっとキャリアのある方なので、お二人に対して恐縮な感じですね。ただ僕もいつかは「メインじゃないと気持ち悪いな」と思うくらいの選手になりたいので、今回は凄くいい経験をさせてもらえると思います。