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セミファイナル ライト級戦 5分3ラウンド
初代王者
昇侍
(KIBAマーシャルアーツクラブ)
昇侍 vs 大石幸史 ランキング5位
大石幸史
(パンクラスism)
3R 5:00、判定/0-1
判定:和田良覚(29-30)谷内勇一(29-29)小菅賢次(30-30)
■ 昇侍(69.3kg) セコンド:
■ 大石幸史(70.0kg) セコンド:北岡悟、金井一朗
レフェリー:梅木良則
試合を振り返っての感想をお願いします。
昇侍:情けないですね。多分、打撃できてくれたら嬉しいなっていう考えでいたんですけど、レスリングで来て。負けたら言わないでおこうと思ったんですけど、試合の三日前に右足の靭帯を損傷してしまいまして。で、断る選択肢もあることはあったんですけど、やっぱり僕の試合を観に来てくれる人、たくさんいると思うんで、プロとして試合欠場っていうのは、僕としてはしたくない選択だったので、麻酔を打って試合に臨んだんですけど、踏ん張りどころで…あんまり言い訳してもどうなのって感じなので。大石選手もすごいレスリング力が強い選手で、ほぼ僕の負けですね。僕の中では負けです。

やっぱり踏ん張りが利かないんで、スタンドよりはグラウンドにって、作戦的にはどうだったんですか?
昇侍:足が利かないんで、立ちレスリングは厳しい部分があったので、下からの攻めと、スタンドの打撃、組んでない距離の打撃を二つ組み合わせて、当日麻酔を打ってみないとどれくらい動けるかっていうのが、昨日までは…今でもそうなんですけど、昨日まで歩ける状態じゃなかったので、麻酔を打ってからどれくらい動けるかっていうのが課題だったんで、その点ではよく動けたほうだと思いますし、下から足が利かない分、三日前からですね、寝技を下から練習した成果が出た場面が3R、三角絞めが入りそうになった局面があったんですけど、汗が滑って抜けちゃったんで。

怪我の容態は?
昇侍:全治一ヶ月って診断は緊急病院で受けたんですけど、靭帯の部分断裂というか、損傷よりちょっと酷いくらいの。断裂はしていないんで、まあ大丈夫かなって思って。それでも勝つ可能性はあると思って試合に出たので。

そういった状態の中で試合をして、試合を終わった瞬間、判定はどう思いましたか?
昇侍:負けたと思いましたね。判定がどうこうっていうか、判定はレフェリー一人ひとりが見ている場所が違うと思うので、判定に関してはどうこうっていうのはないですけど、僕の判定は負けていました。チャンピオン失格ですね。

自分の中では勝たなきゃ負けだ、と?
昇侍:はい。自分の試合運びができなかったですし。

今後は怪我を治してからということになると思いますが、今後について目標などを。
昇侍:結果が結果で、情けない内容だったので、目標を語る権利も資格も。KOで勝てば語りたいこともありましたけど、発言をするにはやっぱり結果がついてこないと。大きなことも言えないので。僕は常に大きいことを言いたい人間だし、それは結果を伴ったときに言えると思うので、とりあえず次の試合、パンクラスさんで防衛戦でも何でもして、それからまた言いたいと思います。