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メインイベント ミドル級戦 5分3ラウンド
ランキング1位
KEI山宮
(GRABAKA)
KEI山宮 vs 金原弘光 金原弘光×
(U.K.R.)
3R 5:00、判定/3-0
判定:梅木良則(30-29)松宮智生(30-29)和田良覚(30-29)
■ KEI山宮(83.7kg) セコンド:
■ 金原弘光(83.4kg) セコンド:滑川康仁、松井大二郎
レフェリー:岡本浩稔
試合の感想をお願いします。
金原弘光:いやー、やらしい選手でしたね。回って回って・・・カウンター狙って。僕は蹴り過ぎて足が痛いです。

山宮選手は左ヒジが痛いと言っていました。
金原弘光:あー、あれだけミドル入ったからね。

ミドルキックの手応えはありましたか?
金原弘光:ありましたね。1、2Rは勝っているかなと思ったんですけど、最後コーナー際でちょっとすべって転んじゃいましたね。あれがちょっと・・・あれだけがマイナスだと思いますけど。“なんでここで滑っちゃうんだろう?"と思って(笑)。

パンチに関してはどうでしたか?
金原弘光:カウンターを狙っているんで、ああいうタイプの選手はあれが作戦ですからね。よく動いて、動いて・・・。“前に出て来い"とか思ってたんですけど、最後、急に出てきたんでビックリしました。(セコンドの)滑川が“魂見せろ!"とかいらんこと言うから、向こうが火ついちゃって(笑) 。"滑川のバカ野郎!"って思いました。今までずっと追って追っていいリズムで来ていたのに、急に前に来たのでちょっとビックリしちゃいましたね(笑)。

その件は滑川選手には言いましたか?
金原弘光:滑川にさっき“余計なこと言うな"って言っておきましたけど。急になんか“魂見せろ"とか言って、それまで僕が追う展開でいい展開だったので。急にバーって来て"あっ、これは打ち合わなきゃいけないのかな"と思っちゃって。そしたらズルッと転んで・・・。

実際、山宮選手はその滑川選手の声で火が着いたと言っていました。
金原弘光:そうでしょうね。あの時の滑川は相手のセコンドでしたからね(笑)。

前回の竹内戦でも相手がテイクダウンばかりで、かなりフラストレーションが溜まったと思うんですが、今回はどうでしたか?
金原弘光:今回は足を使ってカウンターを狙うタイプだったんで、やりづらいというか、グラウンドもやろうかなと思っていたんですが、ちょっとフラストレーションは溜まりましたね。

パンクラスの初勝利がなかなか挙げられませんが・・・。
金原弘光:ねえ。なんか僅差というか判定負けばっかりで・・・。今日も全日本キックの会長が“打撃戦だけだったら金原さんのポイントですよ"と言ってくれたんで、それだけが救いです。でもキックじゃないんで(笑)、 尻餅ついたのが痛かったですね。

ミドルは狙い通りでした?
金原弘光:カウンターばっかり狙ってきて、お互いそれで手出さずに見合っちゃうとどうしても展開がつまらなくなっちゃうんで。だから僕から手を出しちゃいました。待ちきれないんで。ミドルでヒジの骨折りたかったですね。

試合前に考えていた展開とは違いましたか?
金原弘光:ビデオを観てああいうタイプの選手なんで、追うのには蹴りが一番いいかなと思って、ミドルをバンバン蹴って効かせようかなと。ローもカットされなかったんで、ローから効かせて最後はハイキックで止めを刺そうかなと思っていましたけど。

これでミドル級のトップランカーと一通り試合をしました。
金原弘光:そうですね。ちょっとの差というか…その差をなんとかしたいんですけど、なかなか難しいですねぇ。

試合後、山宮選手がマイクで“Uインターもリングスもパンクラスもあの時代に頑張っていた人はみんなオッサンになってしまいましたが、まだまだ一緒に頑張りましょう"と呼びかけていましたが?
金原弘光:格闘技界は景気悪いんで、なんとか盛り上げたいですね。会場がどこも満席になるように。