update:10.27
PANCRASE 2008 SHINING TOUR 10.26ディファ有明大会
一夜明け会見

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■日時:10月27日(月)17:00〜
■場所:P'sLAB横浜
■参加選手:伊藤崇文、鳥生将大、坂口征夫
坂本靖:昨日に引き続きお集り頂いて、ありがとうございます。15周年記念興行第2弾と銘打って開催された大会を、簡単に総括させて頂きます。
■第1試合 高橋渉×富田浩司
パンクラス稲垣組の富田選手はデビュー戦だったんですが、一本を極めにいこうとする姿勢が感じとれました。若いんですが経験豊富なLaughter7の高橋選手から判定で1ポイントを奪った富田選手、これからの試合が楽しみです。
■ウェルター級王座 次期挑戦者決定トーナメント一回戦
第3試合 岩見谷智義×ストラッサー起一
第4試合 本田朝樹×野沢洋之
高田道場の岩見谷選手とスタンドの野沢選手が勝ち上がって、次回の12.7(日)ディファ有明大会で暫定王者の和田選手との対戦を賭けて戦うことになりました。
■第5試合 伊藤崇文×平山貴一
伊藤選手はすごく絞り出してる感があり、見応えのある試合でした。ここの所、ワクワクというか惹き付けられるものがあって、伊藤選手らしい良い内容の試合が続いているので、まだ話はしていないんですが12月のism興行にもぜひ出場してほしいなと思っています。
■第6試合 五十里祐一×坂口征夫
ここまで比較的判定が続いていたんですが、この試合は21秒という秒殺決着でした。五十里選手は前回坂口道場のエリヤ選手から勝利を収めていたので、エリヤ選手の借りを返すという形で道場長の坂口選手が敵を打って、坂口道場さんにとってはいい流れだったんじゃないかなと思いました。
■第7試合 和田拓也×鳥生将大
鳥生選手の新しい部分が見えて、非常にいい試合だったと思います。これからもどんどん進んでくれれば、暫定王者と3ラウンドでの試合でもいけるんじゃないかなと思っています。
■メインイベント マルロン・サンドロ×滝田J太郎
滝田選手の人間力を見せてもらったなという試合でした。マルロン選手は嬉しいんだけれども、実際に考えていた試合展開と違ったということで「もっともっと練習しなきゃダメだ」と言っていました。
実力が拮抗した試合が続き、濃い内容の15周年記念興行第2弾だったのではないかと思いました。
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坂口征夫:今日は集まって頂いてありがとうございます。先程お話があった通り、松田恵理也の敵打ちということでオファーを頂いた時は、非常に思う所がありました。8月に松田は復帰しましたけど、その前に首の怪我をして全く動けない状態だったんです。医者からも、もう試合は出来ないと言われて本人はすごく落ち込んでいました。そんな中で、約1年かけてリングに立てる体を作って挑んだ試合だったんで、結果を残させてあげたいと思いながらセコンドについてたんですが、残念な結果に終わってしまいました。だから昨日の試合はいつもとは違う思いでリングに上がりました。この勝利は自分一人の勝利ではなくて、オファーがきて試合が決まった時から松田がずっとそばにいてくれたおかげでもあります。その集大成が出た試合だったと思います。昨日対戦した五十里選手にもお礼を言いたいです。五十里選手のおかげでまた一つ強くなれました。格闘技を初めてみるお客さんでも楽しめるような試合を、これからも頑張ってやっていきたいと思ってます。

伊藤崇文:久々に勝って、今日はゆっくり寝ようと思ったんですけど、なかなか寝れなかったです。隣りの(坂本)靖くんが12月に出ろというんで(笑)、このまま休まずに出てやろうかなと思います。その後に冬眠に入ろうと思うんで、12月は出場したいと思います。昨日の試合のことは試合後に話した通りです。

鳥生将大:経験豊富なベテランの選手と試合をすることが出来て、すごく勉強になった部分がありました。自分はこれからもっともっと強くなれると実感しました。
3選手にお伺いします。次の相手の希望はありますか?
坂口征夫:特にないです。リングに上げさせて頂ければ誰とでもやりたいと思います。ネットとかのニュースではランキング入りも濃厚か?みたいな光栄なお話がのってましたけど、正直そういうことには興味がなくて、自分の中では一戦一戦やっていきたいと思ってます。今まで通りの1ラウンド決着の“殺るか殺られるか"という試合をしていきたいです。
伊藤崇文:今まで戦っていない相手なら誰でも構わないです。
鳥生将大:組んで頂けるのであれば、和田選手と決着をつけたいです。

鳥生選手にお伺いします。今回の試合では鳥生選手の成長が見て取れた試合でしたが、ご自分ではどんなことがそれに繋がったと思いますか?
鳥生将大:まずは気持ちの部分を変えようと思って試合に挑みました。あとは、10.1大会で川村(亮)さん・大石(幸史)さん・金井(一朗)さんの試合を見て、川村さんと金井さんの試合にはセコンドにもつかせて頂いたんですけど、それはすごく刺激になりました。自分もついていこうと思いました。

坂口征夫:自分から一つお話させて下さい。今朝の新聞等に書かれている大晦日の話ですが、出れる実力がないというのは十分分かってますし、おこがましい話なのかもしれないですけど、オファーを頂ければ出たいと思ってます。ちょっと長くなっちゃうんですけど、この団体を作った船木(誠勝)さん・鈴木(みのる)さんは、自分が小学生の頃にお兄さんみたいな感じで一緒に遊んで頂いた人達なんです。それから20年後に尾崎さんと知り合って、このリングでデビューすることが出来ました。自分はパンクラス所属選手ではないですけど、この団体がすごく好きなんで、何か力になれることがあればと思ってます。自分が大晦日に出ることによって、新しいお客さんやパンクラスを見てくれる人が増えるなら試合を希望したいと思いました。そしてまたこのリングに戻ってきたいと思ってます。

ということは練習量は落とさずにこれからも続けていく?
坂口征夫:そうですね。今は週6日、月水金が横浜道場、火木土が狛江道場で練習してます。うちの道場は出稽古の方が多くて、体の大きい人もいるので練習相手は不足していないです。今の自分自身の練習には満足してます。
大晦日出場が決まった場合、弟の坂口憲二さんも応援に来るんでしょうか?
坂口征夫:担ぎだします。今日電話で言いました。それが一番の宣伝になると思いますので。