PANCRASE
update:6.28
PANCRASE×REAL VOL.1 MMA vs ROCK
パンクラス沖縄大会出場、砂辺光久選手interview
砂辺光久選手interview
メインイベント フライ戦/5分2ラウンド
ランキング1位
砂辺光久
(パンクラスREAL)
icn vs icn 清水清隆
(SKアブソリュート)
■ 砂辺 光久:スナべ ミツヒサ 沖縄県出身
■ 清水 清隆:シミズ キヨタカ 栃木県出身
フライ級に転向した砂辺が9ヶ月振りの復帰戦に挑む。
対するはSKアブソリュート・松本天心総帥が自信を持って送り込むグラップラー・清水。“沖縄のパイオニア"砂辺が、地元大会のメインを勝利で飾るのか?それとも清水がトップランカーの砂辺から勝利を奪い、一気にランキング入りを果すのか?スピードとテクニックを併せ持つ両者の、ハイレベルな攻防に注目だ!
沖縄大会まで一週間をきりましたが、現在の心境はいかがですか?
砂辺光久:沖縄大会に関しては、選手としてだけじゃなくプロモーターもやってるので、今はバタバタしてますね。なので練習の時に、選手としてのスイッチを入れるのがすごく大変ではあります。でも少しずつ日が近づくにつれて、興行も形になってるので、すごくワクワクしています。

今回のマッチメイクは、砂辺選手が一人で全て決めたという事ですが。
砂辺光久:そうですね。見ても分かる通り、沖縄と九州の選手にチャンスを与えたいと思い、このようなマッチメイクにしました。自分の試合に関しては、本当だったら強豪外国人を呼ぶという話だったんですよ。それで坂本(靖)常務にも探しまわってもらったんですけど、タイミングが合わなくて出来なかったんですよね。自分以外の試合に関しては、納得のいく試合が揃いました。パンクラス直々の(佐藤)光留さんも参戦してくれたので、かなり盛り上がるんじゃないかなと思っています。

沖縄・九州の選手は、どのように厳選したんですか?
砂辺光久:今年の1月にパンクラスREALの開催が決まっていたんですね。それで九州の選手にも声をかけようという事で、鹿児島で査定戦をしてもらったんです。それを見て選手をチョイスしていた時に、タイミングよくネオブラが開催されたので2名(TAG選手、西方清信選手)ほど坂本常務にプッシュしたんですよ。査定戦・ネオブラという手順を踏んで、今回のマッチメイクを決定しました。

前回の藤原大地選手との試合を振り返って頂きたいのですが。
砂辺光久:振り返りたくないです(苦笑)。生涯初のKO負けだったんですよね…。でも負けたという事以上に、周りの評価が「面白かったよ」「いい試合だったね」ってすごく高かったので、それが救いかなって思いますね。伊藤(あすか)選手とか藤…あの前髪が短い人って誰でしたっけ?

藤本直治選手です(笑)。
砂辺光久:あぁ、その前髪が短い人もすごく喜んでくれたので。いい経験になりました。

試合後に藤原選手とお話はされたんですか?
砂辺光久:「またやろうね」って。「あんな急なオファーを受けてくれてありがとう」っていう事と、「これじゃお互い納得出来ないからまたやろう」っていう話をしました。

前回は連戦で満身創痍での出場でしたよね。今回も大会準備等で忙しいと思いますが、現在のコンディションはいかがですか?
砂辺光久:今回が初めての減量なんですよ。今までは体重60kgで64kg未満のフェザー級で戦っていたので、むしろ増量しなきゃいけないぐらいの勢いだったんですね。でも今回は58kg未満なので減量しながらやってるんですけど、なんか研ぎすまされる感じがあります。初めての感覚ですね。

辛さはないですか?
砂辺光久:ないですね。減量っていうよりダイエットだと思ってますから。

(笑)。ブログを拝見させて頂いたんですけど、砂辺選手はラーメンが大好きらしいですね。
砂辺光久:ラーメンとお肉が大好きなんです。でもあの2日間はラーメン食べて失敗したなと(笑)。決してダイエットは順調ではないので…。 (砂辺選手ブログを今すぐチェック!)

砂辺選手が藤原選手の減量中にラーメン攻撃をしていましたが、今は仕返しのように藤原選手のブログがラーメンブログになっていますね(笑)。
(藤原選手ブログを今すぐチェック!)
砂辺光久:そうなんですよ!逆に今はやられてるので、それに対してちゃんと大地ブログにコメントも載せてます。「ダイエットしてるので、ブログにラーメンを載せるのは止めて下さい」と。

仲良しですね(笑)。今回の試合でパンクラス最軽量級の門を、また砂辺選手が開く事になりますが、その事に関しては?
砂辺光久:すごく光栄な事だと思っています。50kg未満の階級が出来れば、50kgまで落とすぞと。

えっ!?
砂辺光久:常に最軽量まで落とすぞという事です(笑)。まぁやっと自分の階級が出来たって感じですかね。

試合はこれからですが、「フライ級は一番自分に合ってるな」と感じますか?
砂辺光久:そうですね。仮想計量を2回やったんですよ。1回目は失敗してしまったんですけど、2回目は成功というか決めた日までに落とせたし次の日もピンピンしてたんですよ。なのできっと試合が楽なんだろうなって思いますね。今までは試合当日は8kgぐらい重い選手とやってたんですけど、今回からほぼ同体重・同階級の選手とやれるので楽なんだろうなって。あくまでも想定ですけどね。

その一発目の試合が、プロデビュー戦となる清水清隆選手ですが。
砂辺光久:相手がいないですからね…(苦笑)。清水選手はこの間のゲートは、バンタム級で試合をしてたので適正階級じゃないと思うんですよ。だから無敵なんですよね。無敵っていうのは、自分が強すぎて相手がいないとかじゃなくて、フライ級の選手がいないのでっていう意味ですよ?だから強豪外国人選手にオファーをかけたんです。

清水選手の印象はいかがですか?
砂辺光久:すごくイキのいい選手だなって。自分もフライ級は初めてで一年生なので“ピチピチ感"を出していきたいなと。

ピチピチ感?
砂辺光久:フライ級の“ピチピチ感"を出していきたいです。いぶし銀じゃなくて、フライ級の“ピチピチ感"です。

…その“ピチピチ感"というのは?
砂辺光久:フレッシュな感じですね。

フレッシュですか…。今回は迎え撃つ立場となりますが。
砂辺光久:そうは思ってないですよ。フライ級一年生なので。迎え撃つとかランキング1位とか、そういうのを考えるとドシっと構えちゃうので。大地との試合で身に付いた事なんですけど、これからの試合では暴れん坊じゃないですけど、必死で戦う感じが必要だと思います。これはやっぱり戦いですからね。落ち着いてとかそういう事じゃないと思うんです。

という事はアグレッシブな試合になる?
砂辺光久:ピチピチな試合ですね。

押しますね、そこ(笑)。
砂辺光久:(笑)。まぁ清水選手もどんどん攻めてくるタイプだと思うので、アグレッシブな試合になるんじゃないですかね。守りに入らずお互い攻め合ってぶつかり合いたいです。

では…ずばり今回の試合のテーマは?
砂辺光久:…スピード&アグレッシブですね。変えましたよ!ピチピチじゃないですよ(笑)。一本勝ちはあるんですけどKO勝ちはないので、KO勝ちできたらいいなって。

プロモーターとして大会全体の見所をお願いします。
砂辺光久:パンクラスが初めて音楽とのコラボレートをするので、格闘技と音楽の融合を当日会場に来てくれたお客さんに楽しんでもらえたらなと思います。音楽を見に来た人が「格闘技って楽しいな」って思ったり、格闘技を見に来た人が「このバンドの音楽いいな」って思ったりして相乗効果が生まれたら嬉しいですね。

今後の沖縄大会の予定は?
砂辺光久:小さな大会を年内にあと1回は打とうと思っています。自分は出ないですけど、2月にやったゲートファイトみたいな大会をやろうと思っています。そこからまた本戦に出場できるような選手を発掘したいですね。

では最後に試合を見に来るお客さんに向けてメッセージをお願いします。
砂辺光久:格闘技だけじゃなくて、沖縄の熱を当日感じて下さい!

砂辺選手ありがとうございました!沖縄大会の模様は、
7月28日(月)22:00~ Fighting TVサムライ!にて放送されます。(再放送有)
砂辺選手の勇士を、是非ご覧になって下さい!