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レポート

update:12.10
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
リング・オブ・ファイヤー試合結果
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チームジョシュ・バーネットは全勝という快挙を成し遂げ、今大会出場選手20人中近藤選手がベストファイター賞に、
チームメイトのババル選手がベストサブミッション賞に選ばれるなど、とてもいい形で大会を締めくくる事が出来ました。
ライト級戦(70.3kg未満) 5分3ラウンド
パンクラス ウェルター級2位
大石幸史
(パンクラスism/チームジョシュ・バーネット)
大石幸史 vs icn カレン・ダラベドヤン×
(チームゴーカー・シビシアン)
判定/3-0
ミドル級戦(83.9kg未満) 5分3ラウンド
パンクラス 第3代ライトヘビー級王者
近藤有己
(パンクラスism/チームジョシュ・バーネット)
近藤有己 vs icn オーガスト・ウォレン×
(グラディウスMMA/チームゴーカー・シビシアン)
判定/3-0
◯レナート・ババル
(チームジョシュ・バーネット/ブラジル)
icn vs icn ロドニー・ファベイラス×
(チームゴーカー・シビシアン/オランダ)
1R タップアウト※肩固め
◯ジェフ・モンソン
(チームジョシュ・バーネット/アメリカ)
icn vs icn ハキム・ゴーラム×
(チームゴーカー・シビシアン/オランダ)
判定/3-0
◯ジェネル・マーキス
(チームジョシュ・バーネット)
icn vs icn
不戦勝
近藤有己選手 試合後インタビュー
おめでとうございます!まず試合の感想をお願いします。
近藤有己:反省点もあるんですけど、とりあえずハードな試合でした。一生懸命できましたね。
反省点というと?
近藤有己:色々です(笑)
試合はどのような内容でしたか?
近藤有己:相手は打撃で攻めてタックル入ってグラウンドに持ち込もうとしてたんですけど、それを凌いで自分のペースで試合が出来ましたね。1,2発いいパンチも入りましたし。
試合前に打撃で攻めると話していましたが、その辺は?
近藤有己:なかなか上手くは出来なかったですけど、打撃戦を心掛けて闘いました。
相手の印象は?
近藤有己:キックボクシング系の選手だなと感じました。パンチも蹴りもすごくよかったんで。でも相手はグラウンドに持っていきたかったみたいですね。身長もあってリーチが長い選手でした。
久々の金網という事で、何か感じた事はありますか?
近藤有己:うーん・・・特にないですね。
初のフィリピンでの試合でしたが、お客さんの反応はいかがでしたか?
近藤有己:好感触でしたね。僕の事を知っている人が多くて、みんなが応援してくれました。その声援のおかげで会場も盛り上がったし、自分ものせてもらえましたね。フィリピンはいい所です(笑)そのおかげか、今大会のベストファイター賞をもらったんですよ。あっ、自慢じゃないですよ(笑)一応言っておかなきゃと思って。
20選手の中から選ばれるなんてスゴいですね!という事は今回の試合が今年1番いい内容の試合でした?
近藤有己:うーん・・・そんな事もないですが、とりあえず一生懸命頑張りました。
約3週間のチームジョシュ・バーネットとの練習で得た成果が出せましたか?
近藤有己:ある程度は出せましたけど、まだまだの部分もありました。でもその3週間があったから今日勝つ事が出来たんだと思います。
前回のインタビューで「試合はやれるだけやりたい」と言っていましたが、今年中の試合は考えていますか?
近藤有己:そうですね、何かあるかも知れないんで。いつでも出来る準備をしておきます。
では少し早いですが今年を振り返ってみて、どんな年でしたか?
近藤有己:なかなか厳しい年でしたね。トンネルに入ってしまった年だと思うんですけど、徐々に明かりが見え始めてきたなと思います。
来年の抱負をお願いします。
近藤有己:もっと厳しい練習をして、もっと強くなって、いい試合をしたいです。
最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
近藤有己:今回はフィリピンでの試合だったので、あまり伝わらなかったと思いますが、みなさんの声援のおかげで頑張れました。日本でもいい試合が出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします!
大石幸史選手 試合後インタビュー
おめでとうございます!まず試合の感想をお願いします。
大石幸史:海外での試合という事で、日本での試合より「勝ちたい!」という気持ちが強かったです。「負けてしまったらもう呼ばれないんじゃないか」という気持ちがありましたね。試合内容は、1ラウンドは金網に押し込まれるケースが多かったんですよ。でも2ラウンドは相手にあまりダメージを与えられなかったのかなとも思いますけど、相手を倒してパスして殴るという攻めが出来ましたね。2,3ラウンドは比較的自分のペースでの試合でした。
相手はどういう選手でしたか?
大石幸史:とても気が強くて前に前に出て来る選手でした。様子見をしないんですよ。
タイプ的にはストライカーのような選手ですか?
大石幸史:うーん・・・ストライカーではないと思うんですけど、フックのパンチがすごく強かったです。その後は組んできて倒して攻めてきましたね。
今回の試合ではどのような闘いを心掛けていましたか?
大石幸史:とにかく自分が前に出て攻めようと思っていましたね。
UFC以来の金網での試合については?
大石幸史:金網の練習は日本のジムで出来ていたんで、上手いこと出来たなと。自分のマイナスになるような試合ではなかったですね。
試合後に大石選手が雄叫びを上げていたと伺ったのですが。
大石幸史:やったほうがいいかなと(笑)やんなくてもいいんですけど、フィリピンまで来たし、せっかくだからと思って(笑)
今回のテーマは「爆発」という事でしたが・・・
大石幸史:少し出来ました。大には至らなかったです(笑)
チームジョシュ・バーネットとの練習の成果が出ましたか?
大石幸史:2週間しか行ってなかったんで、今後も継続して自分の練習とミックスさせながら、スタイルを完成させていきたいです。
少し早いですが振り返ってみてどういう年でしたか?
大石幸史:2試合連続で海外での試合だったので、新しい経験が出来たなと思います。
今年を勝利で締めくくれましたね。では来年の抱負をお願いします。
大石幸史:今回の試合のモチベーションを日本に持ち帰って、今後もいい試合が出来るように頑張りたいです。
テーマは?
大石幸史:「爆発」です!・・・いい加減にしたほうがいいですか(笑)?
最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
大石幸史:「日本で試合をする時は、新しい大石さんを見に来て下さい!」と低姿勢でお願いします(笑)
update:12.10
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
整体師青木信明の近藤&大石フィリピン日記【4】
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今日は試合当日。
朝8時に起きて、みんなで朝食を取りました。
10時に全員集合して各チームごとにバスに乗り込み、警察のバイク先導で会場まで行きました。2人ともこれから試合だというのに、かなり落ち着いていて「大物だなぁ」と思いました。

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会場入りして、最初にリングチェックをみんなで行ないました。
その後ジョシュとシャノン(ジョシュのマネージャー)がみんなにテーピングを巻いていました。2人とも、汗をかいていて大変そうです。

試合開始は1時でしたが、なんと1時間押しで2時になってしまいました・・・
最初は、チームケン・シャムロック vs チームホイス・グレイシーの5試合が行なわれ、5-0でチームケン・シャムロックの勝利。

そしていよいよ先鋒で大石選手の試合です。結果は見事判定勝利!
今まで練習してきた事が、大石選手のファイトスタイルとして画一してきたと感じました。今後の試合も楽しみです。

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続いて、近藤選手の試合。大石選手同様、判定で勝利です!
試合前に言っていた通りアグレッシブな試合展開で、試合の主導権を確実に握っていました。全く守りに入らない試合でした。

2選手ともすごくいい試合でした!
しかもチームジョシュ・バーネットは全勝です!

その後表彰式が行なわれ、今大会のベストファイター賞に近藤選手が選ばれました!チームメイトのババル選手もベストサブミッション賞!
ロサンゼルスでの厳しい合同練習から今日まで、本当にお疲れ様でした。
次の試合も期待してます。
update:12.09
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
チームジョシュ・バーネット試合前のコメント
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近藤有己選手:
思いっきりぶん殴ってやります。
大石幸史選手:
後は試合するのみです!
レナート・ババル:
近藤選手と大石選手は、LAで一緒に厳しい練習をした仲間なんだ。
強いチームワークが僕達の支えになっているんだよ。
5人全員勝つ自信はあるよ。
ジェフ・モンソン:
僕らはパーフェクトなチームだから結果は全勝だね。間違いない!
ジェネル・マーキス:
近藤選手と大石選手は素晴らしい選手だと思います。
私達はファミリーのようなチームで、みんなが深い信頼関係で結ばれています。
すごくハードなトレーニングを乗り越えてきたので、絶対にみんなで勝ちます!

ジョシュ・バーネット
期待以上の上々のコンディションだから、今まで以上の試合内容になると思う。
この試合が終わったら、みんな2人の事を危険に感じるんじゃないかな。
シャノン・フーパー(ジョシュ・バーネットのマネージャー)
彼らはあんなに辛い練習にも耐えてきたので、絶対に2人ともいい結果が残せるはずです。
そして結果的には、チームジョシュ・バーネットが全勝で大会を締めくくれたらなと思っています。
update:12.09
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
整体師青木信明の近藤&大石フィリピン日記【3】
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チームジョシュ・バーネットの集合写真の撮影がありました。
みんな減量でヘコタレている中での撮影です。
撮影場所はなんと、スクールバスのような車内。
たくさんのギャラリーがいて、色々な人に写真を頼まれていました。
ここでもパンクラス人気はすごいです!
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そしてやっと計量の時間。
隣のホテルの"Red Corner"というジムに全員集まって計量をしました。
近藤さん、大石さんは一発合格!ジョシュがその度に喜んで拍手を送っていました。
ジョシュは「前とは違う近藤選手と大石選手がここにいるね!」と言っていました。
確かにかなりシェイプされていて、2人ともカッコよかったです。
これもジョシュ式トレーニングの成果ですね。

近藤さんの対戦相手であるオーガスト選手が「一緒に写真を撮りたい」とお願いしてきました。
オーガスト選手曰く、スウェーデンでは総合はまだ新しい格闘技スポーツらしいのです。しかもオーガスト選手が総合を始めたきっかけは、パンクラスの試合映像を見てとのこと。なので近藤さんと試合が出来るのは名誉な事だと言っていました。スウェーデンでもパンクラスは知られているんですね。
明日は大会当日、1時から試合開始です!
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update:12.08
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
整体師青木信明の近藤&大石フィリピン日記【2】
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フィリピンで一1番大きなTV局である”ABC CBN”に大会宣伝の為、チームジョシュ・バーネット全員で向かいました。
TV局に向かう車内での写真には、僕も写っています(笑)。

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近藤さんと大石さん以外の選手は、減量と時差ボケでウトウト・・・。
そんなみんなを起こそうと車内では、ジョシュがずっと喋りっぱなし。
新日本プロレスでの素晴らしい経験談、ラクーア温泉の端から端までの施設の話、箱根で1週間ずっと本を読んで暮らしたいという夢の話を聞かせてくれました。だから僕は、箱根に恐竜博物館がある事を教えてあげました!

放送局に入ると2人とも簡単なメイクをしてもらい、準備完了。
収録前はみんなで円陣を組んで気合いを入れていました!
収録中はというと・・・意外と近藤さんも大石さんも質問に答えていました。
行きは1時間かかったんですが、帰りは15分でホテルに到着。
次は計量の模様をレポートします。
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update:12.08
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
整体師青木信明の近藤&大石フィリピン日記【1】
治療院“然”の青木です。
今回、近藤選手・大石選手と一緒にスポーツ整体師として同行しています。
12月9日(日)フィリピンで開催される“リング・オブ・ファイヤー”の現地よりレポートしていきたいと思います。

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昨晩、ホテルに到着したらいきなり大会ポスターがお出迎え。
早速、現地のファンが2人に記念撮影をお願いしていました。
パンクラス人気はフィリピンでも凄いです!

明けて今日は、フォトセッションやTV番組での大会プロモーションなどをメインに行います。
フォトセッションで見事な体を披露した2人は、プロモーションの間を見てシャドー・ミット打ち・対人シャドーなどのハードなメニューを2時間黙々とこなしていました。
これから夜のTV番組までしばし休憩です。
TV番組の勇姿は後ほど・・・
update:12.08
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
成田空港にて近藤有己・大石幸史両選手インタビュー
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現在のコンディションは?
近藤有己:とてもいいですね。
大石幸史:アイムファインです!スーパーです!

約3週間カリフォルニアでジョシュ・バーネットと練習をしてみて、感じた事は?
近藤有己:やっぱり厳しくてしんどい時もあったんですけど、その分すごく身に付いていい練習ができましたね。

どういう練習が厳しかったですか?
近藤有己:コンディショントレーニングが結構キツかったです。こっちでいう筋力トレーニングみたいなものなんですけど。でもそれのおかげで基礎体力向上に繋がりましたね。

大石選手は?
大石幸史:全く一緒です(笑)コンディショントレーニングは嫌でしたね。あとは会話が通じないのと、テレビを見ても何だかわからないんで疲れて1週間くらいで飽きたっていうのもあります。

チームジョシュ・バーネットで対戦しますが、何かアドバイスはもらいましたか?
近藤有己:5対5の対抗戦なんですけど、「全員勝とうね!」みたいな事を言っていました。
大石幸史:最終日のスパーリングが終わった後に、僕のダメな所をアツく言われたんですよ。でも(言葉の意味が)ちょっとわかんなかったです(笑)それが多分エールだったと思うんですけど、わかんなかったです。でも気持ちは伝わりました。それと「ホコリヲモッタ!」ってジョシュが言ってましたね(笑)

対戦相手の情報があまりないですが、その中でどういう闘いをしようと考えていますか?
近藤有己:誰が相手でも今回は打撃で勝負したいと思っていたので、出来るだけグラウンドに持っていかずに打撃で攻めたいと思っています。

という事はKOを狙って行く?
近藤有己:そうですね、KO狙って行きます。

大石選手は?
大石幸史:もうエクスプローですよ!爆発です!

それでは試合に向けての意気込みをお願いします。
近藤有己:いいトレーニングが出来て自信が漲っているので、それを全部ぶつけて闘いたいと思います!
大石幸史:エクスプローです!それをテーマにして、試合で爆発出来るように頑張りたいです。なんかこればっかり言ってたらアホの子みたいですね(笑)

ジョシュ・バーネットから近況報告
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update:11.23
12月9日(日)フィリピン/リング・オブ・ファイヤー
リング・オブ・ファイヤーに近藤有己、大石幸史参戦決定!
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ミドル級戦(83.9kg未満) 5分3ラウンド
パンクラス 第3代ライトヘビー級王者
近藤有己
(パンクラスism/チームジョシュ・バーネット)
近藤有己 vs icn オーガスト・ウォレン
(グラディウスMMA/チームゴーカー・シビシアン)
オーガスト・ウォレン August Wallen
■ 身長、体重:188cm、85kg 年齢:39歳
■ 出身地:スウェーデン
■ 戦績:6戦5勝1敗(4TO)
■ 所属:グラディウスMMA
ライト級戦(70.3kg未満) 5分3ラウンド
パンクラス ウェルター級2位
大石幸史
(パンクラスism/チームジョシュ・バーネット)
大石幸史 vs icn カレン・ダラベドヤン
(チームゴーカー・シビシアン)
カレン・ダラベドヤン/Karen Darabedyan
■ 総合戦績:2戦2勝(1TKO)
近藤有己選手 コメント:
現在チームジョシュ・バーネットのメンバーとして、ロサンゼルスで強化合宿をしています。慣れない環境ですがハードなトレーニングをしているので、それが今までにないような良い練習になっています。今回は団体戦なので、チームの勝ちに貢献できるような試合がしたいと思っています。また海外の試合で、なかなか皆さんに見てもらえないですが今は修行の時だと思って頑張っています。次に日本で試合をする時は、修行の成果を出したいと思います。

大石幸史選手 コメント:
ジョシュ・バーネット選手に呼んでもらい、チーム対抗戦で試合に挑みます。今はロサンゼルスでの合同練習に参加しています。今回の海外での経験を、今後のパンクラスの試合に生かしていきたいです。
たぶん今年はリング・オブ・ファイヤーでの試合が最後になりますが、パンクラス所属選手の一人として闘って、いい結果を残して日本に帰りたいです。

ジョシュ・バーネット選手 コメント:
フィリピン大会の僕のチームに近藤選手と大石選手を迎え入れることが出来て、とても嬉しく光栄に思っています。併せて僕が2選手の技能上達の手助けが出来ることも、凄く幸せに感じています。現在2人とも熱心にトレーニングをしています。たぶん今までかつてないぐらいハードにね。この強化トレーニングを無事終えて、さらに強くなってパンクラスに帰ることを強く願っています。今はチームとしてもっと強くなる為、毎日協力しあっています。コーチの僕でさえ皆と一緒のトレーニングやスパーリングをして、選手として、コーチとして、僕自身を成長させています。今回の大会において我々の強豪チームの印象だけでなく “パンクラス”の名前も世界に強固なものにさせると確信しています。
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