第1試合 (5分2R) ヘビ-級トーナメント1回戦
○高橋義生(2R 0分22秒、フロントチョークスリーパー)高田浩也×

この日の横浜文化体育館、ヘビ−級ト−ナメントという事が一つと、若手筆頭、期待の大きな國奥選手、そして渋谷選手に加えて、フリ−の藤井選手、U−FILE CAMPの上山選手というところの絡み。そして旗揚げル−ルという事で10分1本勝負の鈴木みのる選手 vs 冨宅選手のカ−ド、メインイベントのライトヘビ−級タイトルマッチ の GRABAKA菊田選手 vs PANCRASE美濃輪とい全カ−ドの勢いというのもあり、序盤から大変会場は盛り上がりました。

そして、その切り込み役の高橋選手の入場によって最初から会場がヒ−トアップして いったのが印象的な試合でした。内容は積極的に挑戦する形、レスリングでいうところの後輩である高田選手が99.9kg、約100kgの巨体を前に前に出して行き、それを高橋選手が打撃で迎撃するという展開でした。1Rから打撃を我慢して前進してタックルして来る高田選手を捌きつつチョ−クで高橋選手が迎いうち、それで首が抜けるとマウントポジションから高田選手が何とかパンチを入れようとし、逆に高橋選手が逆に下から足でコントロ−ルしながら高田選手のパンチを下から迎撃していった1Rでした。珍しい事に高橋選手が下から三角締めや、腕ひしぎ逆十字に行った事が面白かったですが、それだけ高橋選手が冷静に闘っていたというところ、高田選手も打たれ強く顔を腫らしながら冷静に闘っていたと思います。

試合は2R目の序盤で最終的にはフロントチョ−クスリ−パ−でコ−ナ−際で決まってしまったんですが、高田選手も試合にもう少し馴れて来れば、もっと迫力のある闘い方、自分の持ち前であるタックル等のレスリングの技術がもう少し生かされて来るともっと幅広い底力を出して来るのではないかなと私は直感しました。変に今風の闘い方の為に反って自分の実力を自分で封印してしまった様な感じがしました。そういう点ではレスラ−らしさを存分に見せて貰いたかったなというところに高田選手に今後の期待が残りました。

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