第1試合 NEO BLOOD TOURNAMENT1回戦/5分2ラウンド
○北岡悟(2R 5分00秒、判定(3-0))野沢洋之×

さあ今年もネオブラッドの季節になりました!という感じです。N.B.T.というのは、もちろん優勝を決めた選手がその後パンクラスのツアーの中で大変光を放って行くという事は往々にしてあるのですが、優勝者だけが頭角を表す、という関連は決してありません。例え優勝しなかった選手でもトーナメントを経験して本気でトーナメントを勝ち上がるにはどういう努力をしたらいいのか?というような、たまたま試合は負けてしまったけれどもプレッシャーを体験していった選手が、何か手ごたえを掴んだ選手がその後、秋冬と迎えながら光を手に入れて行けるという事です。今年の優勝者は誰なのか?という注目と、今後光を帯びて行きそうな選手は誰なのか?数年その2点で僕はこのN.B.T.というのを見るようにしています。

最近、北岡選手は顔つきが変わって来ました。態度も変わって来ました。試合内容も変わって来ました。パンクラスismの鈴木選手の影響を大きく受けて来た事と、闘うスタイルを自分が何とか変えて来たという事、そして今回は自分がこのトーナメントを征して何かチャンスを掴むんだ!という強い意志を目つきで強く感じていました。試合前の体の調整に対しても、試合後の昨日も彼が一番初めにヒロト道場のも門を叩いて来ました。その位彼はこのネオブラッドを通して2002年の夏から生まれ変わるんだという何か期したものがあったのだと思います。野沢選手も良い選手で、その片鱗、才能も見る事は出来たのですが、北岡君のネオブラッドに対する覚悟の前にはやや薄れてしまったというところでの判定の差だったような気がしました。


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