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■第2試合 ウェルター級/5分3ラウンド ×冨宅飛駈(2R 2分41秒、ギブアップ/腕ひしぎ十字固め)芹沢健一○ 冨宅選手は細かい怪我が癒えての久しぶりの試合、そして芹沢選手はここのところ勝ち運に恵まれないという中で行う試合でした。立ち上がりにポッーンと良い形で飛び出したのは冨宅選手だった感じでしたが、その後1Rを越えて行き芹沢選手が徐々に若さを表した試合でした。冨宅選手は顔面パンチの攻撃に極端に反応してしまう嫌いがあります。そこで目線を切ってしまったり、自分が固まって動かなくなってしまうところに今のフリーファイトになれて来ている選手には闘い易くなってしまうと思います。一発で倒れてしまう事はないという思い切りの良さで冨宅選手は前へ一歩踏み込んで行くことで経験値の差が充分出て来ると思います。 足首の取り合いであるとか、そういうところも十分見せてくれましたので、まだまだ変に老けこまないで、今だからこそ思い切りの良い試合をしてもらいたいと思います。試合中の体の動きのスピードは昨年の今頃と比べたら、かなり試合を前提にした練習が出来ているので様相が随分変わって来ました。長期間欠場での浦島太郎状態から脱出しかかっているので次の試合にも全力で向かって欲しいと思います。そして次は確実に勝利を手に入れもらいたいです。芹沢選手はこれで勝ち癖をつけてもらいたいです。こじんまりとまとまってしまいそうなキャラクターなので、毒、灰汁といった強烈な個性を表に出してもらえたならもっともっと実力通りの評価をしてもらえますから、がんばってもらいたいと思います。 >>> N E X T |