8/8東京ドームで行われた「LEGEND」でのVSアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦から、4ヶ月弱の期間を空けての試合が決定しましたが、そのVSエドワルド・パンプロナ戦を目前に控えた現在の心境はいかがですか?
菊田早苗:そうですね・・・、(対戦相手が)初来日なんでイメージがわかないんですよね。困るんですよね、そういう時には。イメージがわかないので、かえってどう緊張していいか分からないって感じで。いや、強かったらどうしようかなとか思いますけどね。

菊田選手は試合前に綿密に作戦を練られて試合に臨むタイプだと思いますが、そういう意味でいうと今回の試合は難しいですね?
菊田早苗:あ〜っ、作戦は分かんないですね。(試合)映像を観ないで試合に臨むというのが初めてですね、多分。

だいたいこんな選手だろうなっていうイメージはできてらっしゃいますか?
菊田早苗:なんか暴れん坊らしいというのはありますけど。最初にガガガッてくるだろうな〜。その後のスタミナがあるのかないのか? 寝技もけっこう粘り強いのか? 構えも右か左かも分からないので。そういう意味ではかなり、本当に出たとこ勝負ですね。

今回、前の試合から4ヶ月弱の間が空きましたが、コンディション調整という部分ではいかがでしたか?
菊田早苗:まぁ、やることはいつも一緒なので、それはいつもと変わらないんですけど、緊張感という意味ではあまりなかったですよね。だから逆に試合当日になってから知らない者と闘う緊張感、肌も触れたこともない、映像も観ていないというのはすごく緊張すると思うので、その重圧はすごいだろうなとは思いますけどね。(対戦相手の)動きを見たことがないっていうのは気持ち悪いですよ。

今お話を聞いていて、これは菊田選手にとってそうとう難しい試合になると思ったのですが、今回の試合は菊田選手にとってどういう位置付けの試合になるんでしょうか?
菊田早苗:そうですね・・・、今回はとりあえずブラジル人(選手)ということもありますし、一発ガツンっていきたいですよね。来年また外のリングというのも見てますし、タイトル戦もあると思いますので、それを迎えるためにも、一年ぶりのパンクラスのリングというところでもやっぱり落とせないって思いますね。

では、菊田選手の試合から横浜大会全体の話に変わりますが、ご自分の試合以外で注目している、気になる試合というのはありますか?
菊田早苗:ん〜、今回に関しては、ファン心理とかじゃなくて自分の中では、自分から見た中ではそんなに気になる試合はないですね。ちょっと予想がついてるかなっていうところが大きいですね。だからそんなに仲間に勝ってほしいとかいうギリギリのところでもなく、非常にゆとりがあるというか。そういう感じがありますね。

GRABAKA全体として見てもゆとりがあるということですか?
菊田早苗:ちょっとそういうふうに思いますね。

わかりました。ではまた話は変わりますが、「GRABAKA GYM」の進み具合はいかがですか?
菊田早苗:ちょっと遅れちゃったんですけど、なかなか良いジムになってると思います。とにかくマットスペースを多くとって練習重視の設計になってるんで、たくさんの人に来てもらえるようにしたいですね。

「GRABAKA GYM」の一番のPR点を。
菊田早苗:そうですね・・・、ここが売りっていうのは、やっぱり自分がいろいろなジムを経験していて、その経験に基づいて「こういうジムだったら良いな」っていうのを元につくってるので。まぁ、それでも穴っていうのが必ずあると思うので、入ってきた人が遠慮しないで「これじゃイヤだな」とか「こうしてほしいな」とかいう意見を思いっきり取り入れて、良い方向にどんどん変えていきたいと思ってます。そこが他のジムとは違ってまた良いところではあるかなと思ってますけどね。融通というところではかなり効かせようと思ってます。

それでは最後に、菊田選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんにメッセージを。
菊田早苗:久しぶりの試合なんですが、もうやっぱり寝技を観てほしいなと。ガードからパンチを打ったり、パスガードできなかったりっていう、もどかしい試合がいっぱいあると思うんですけど、バンバン攻めていくので、ブラジル人を相手に(一本を)とる姿を観てほしいなと思います。

菊田早苗選手database